フェリーのペーパークラフト
先月(2015年2月)は原稿書きに追われて、当ウェブサイトの増築作業が滞っていたのですが、漸く原稿を仕上げ、暇ができました。 そこで前から気になっていたフェリーのペーパークラフトを、組み立ててみました。いずれも、フェリー会社公式のものです。
きそ(太平洋フェリー)

まずは簡単そうなヤツということで、太平洋フェリーのペーパークラフトです。ずっと放置していたもので、「確か、いしかりの見学会で
購入したものだったかな」と思って、よく見てみると「きそ」のペーパークラフトでした。「きそ」が就航したのは2005年。と言うこと
は、何と10年前に購入したものだった(光陰矢のごとし。苦笑)。
子供へのお土産用というコンセプトなのか、組み立ては至って簡単。しかし簡単すぎて、出来栄えも今1つというものでありました。何だか
お菓子の化粧箱みたいだな(笑)。そういえば商船三井フェリーの売店で、こんな箱に入ったお菓子があったことを思い出しました。
さんらいなあ2(羽幌沿海フェリー)

こちらは昨年(2014年)の2月に、天売島・焼尻島を紹介するイベントでもらってきて、そのままになっていたペーパークラフトで
す。羽幌沿海フェリーの新船「さんらいなあ2」。どこの誰が作ったものかハッキリしないですが、「墨田川造船」の著作権表示らしきものがあ
るので、多分、建造した東京の墨田川造船で作成したペーパークラフトなのでしょう。
厚紙に部品がただ印刷しているだけ、という至極シンプルなペーパークラフト。解説書の類はなし。部品に切り込みも入っていないという、
上級者向けコース(笑)。

私は模型の作り方を指南できるほど、模型作りが得意というわけではないですが、ペーパークラフトの場合は、部品を綺麗に切り離すという
段階が、一番面倒ですね。カッターナイフを定規に当てる等して、丁寧に切っていくことです(鋏を使うのは、論外)。
糊は「木工用ボンド」がいいです(白くて、乾くと透明になるヤツ)。折り目は、定規を当てて竹のへらで擦ってから折ると、綺麗に折れ
る。いきなり貼り付けずに、部品を折り曲げて折癖をつけてから、糊をできるだけ少なく付けて、貼り合わせていく。そしてしばらく貼り合わ
せた部分を押さえておく、といった辺りがコツでしょうか。
サイプリア宗谷(ハートランドフェリー)

……と、2隻作ってきて、「そういえば利尻島・礼文島に行ったとき、ハートランドフェリーのペーパークラフトを買っていたハズ」と思 い、探してみたら、出てきました(笑)。「サイプリア宗谷」のペーパークラフト。「2008年5月1日 就航記念ペーパークラフト」とあ ります。もう7年前になる(苦笑)。確か、これは船内の売店で買ったような気がする(稚内のフェリー・ターミナルのおみやげ物売り場の可 能性もある)。というわけで、作ってみた(何だかYouTubeの動画のタイトルみたいになってきたぞ。笑)。

このペーパークラフトは、ここでとり上げたペーパークラフトの中では、一番親切で、解説書付きで、部品に切り込みが予め入っている。だ
から指で引っ張って外すこともできないことはない(昔の小学館の「小学〇年生」の付録の如し。笑)。しかし綺麗に作る場合は、カッターナ
イフを使って、丁寧に切り離していくべきでしょうね。
実物の「感じ」は上手く再現されていると思いました。ただ、このペーパークラフト、最上甲板の手摺まで再現されているものの、これを
付けると野暮ったくなるんだなぁ。というわけで、私は外しました。この方がスッキリするでしょう。
