フェリーとクルーズ船のポータル・サイト

2005年3月の海外旅客船情報

悩めるシドニー/デボンポート間のフェリーは、TT-Lineの予想される5,200万ドルに上る赤字を今後2年以上、背負っていくこ ととなる。

しかし会社では、Government Business Enterprise (GBE)の聴聞で運航は継続することになっていると聞いていると話している。

TT-Lineの会長Nick Eversは、会社の取締役会では赤字に「驚かされた」と話している。「しかし上手く行けば、そういうことを繰り返し話したり、泣き出したりすることはなく、懸念するだけ に終わると思う。」と語った。

TT-Lineの関係者はGBEの聴聞で、シドニーとデボンポート間のフェリーは、今年2,500万ドルの赤字となり、来年は 1,200 万ドルから1,700万ドルの赤字となると話している。

2隻のバス海峡のフェリーは、今年1,000万ドルの赤字を既に出しているが、来年は損得なしになるものと思われている。

観光大臣のKen Baconは、TT-Lineに3ヶ月前に提出させた国に対する報告文書に載っていなかったことが判って、聴聞で大いに驚いた。

「全ての数字の報告はまだ受けていない。」と語った。

このフェリー会社は、シドニー運航を黒字にするには2年以上かかるとしている。政府では来週、会社の将来を決定する。（ABC Regional Online: Tuesday, March 1, 2005. 8:09pm (AEDT)）

2005年3月1日、フロリダ州ジャクソンビル発。Carnival Cruise Lineの5日間クルーズで、100人近い乗客と船員が胃腸病になったとこの会社は火曜日に話した。

乗客と船員の約4パーセントが、Celebrationでジャクソンビルからキーウェスト、バハマに行くクルーズで、ノロウイルスと見 ら れる伝染病に罹患した。このクルーズは土曜日に終わった。

1,647人の乗客のうちの69人、693人の船員のうちの30人が病気になった。最終的な検査結果はまだ出ていない。

Centers for Disease Control and Prevention（＝疾病対策予防センター）によると、ノロウイルスは人間に激しい胃腸炎を引起すもので、24時間から48時間継続する。症状は嘔吐と下痢。

「どなたかが船に持ち込んで広まったのです。そこで当社では、ウイルスを除去するために大変に厳格な清掃と消毒作業をすることとなりま し た。」とCarnival Cruise Linesの広報担当者Jennifer de la Cruzは話した。

Celebrationは火曜日には別のクルーズで洋上におり、胃腸炎の発生は、勃発とされる水準を下回っているとde la Cruzは話した。（7Online.com: Mar 1, 2005）

クルーズ船から失踪したWaukeshaの女性の夫が、Carnival Cruise Linesを訴えた。

John Mizenerは、妻の失踪の捜査に関してクルーズ客船会社が情報を提供してくれなかったことについて激怒している、と12 Newsに話した。

12月、娘と共にAnnette Mizenerは、カリフォルニアからメキシコに向かうクルーズ中、姿を消した。（Milwaukee Channel.com: 10:34 am CST March 2, 2005）

3月2日、HCMシティ発。Saigontourist Travel Services Company（Saigontourist）は、今月、船で来る850人の外国人観光客を受け入れることで、3つの主要な契約に署名した。

予定によると、250人のオーストラリア人観光客を乗せたArionというクルーズ船が、3月7日にサイ・ゴン港にやって来る。これら の 訪問者は、ホー・チ・ミン・シティ、マイ・ソー、フェ、ホイ・アン、ダ・ナン、ナー・ツランを観光するものと登録されている。

一方、600人のドイツ人観光客は、クルーズ船のEuropaとColombusに乗って、それぞれ3月16日と19日にHCMシティ に 到着する。この都市や中央地方を観光する。

これらの訪問者により、今年の最初の3ヶ月間に海路によってHCM シティにやって来た外国人観光客の総数は、2,000人近くに上ることとなる。（Viet Nam News Agency: 03/02/2005 -- 11:22(GMT+7)）

ゼーブルージュのベルギーの港の外でカー・フェリーが転覆し、確認された死者が49人、何十人もの人が行方不明となった。

救助隊は400人以上を船から救出したと話した。切り傷や打撲、低体温やショックで、多くの人々がブルージュやブランケンバーグの病院 に 搬送された。

潜水夫達は、Herald of Free Enterpriseの転覆した船体のエアー・ポケットになっているところに乗客が生存しているかもしれないとして、捜索を続行した。しかし生きている人が誰もいないこと が判って、望みは断たれたのだった。

悲劇は、このTownsend Thoresenのフェリーが650人の乗客を乗せて、ドーバーに向けてゼーブルージュを出港した 1900時少し前に発生した。多くは大陸への格安1日旅行を提供する新聞Sunの読者であった。

この悲劇がどのようにして起きたのかは、ハッキリしない。生存者は船は動き出して直ぐに海水で一杯になったと話した。SOSを送る時間 は なかった。

多くの者にとって唯一の方法は、窓を割って、船の脇を上り、吊り上げられるのを待つことしかなかった。

2機のRAF Sea Kingsを含む救助ヘリコプターが、数分以内に現場に到着した。付近のオランダとベルギーの船も、救助活動のために集まった。

サセックスのクラウレイのMaureenとFrank Bennettは、結婚記念のため娘とその恋人と共に、ベルギーに1日旅行に出掛けていた。

病院のベッドで、Bennett夫人は話した。「とっても寒くて、唯一望んだことは、そこから脱出することでした。本当に恐ろしいもの で した。」

彼女は病院の職員が、娘が無事で元気であるというニュースを知らせてくれた時、BBCのカメラ・クルーによって撮影されていた。わっと 泣 き出して、こう言った。「生きていた、生きていた。神様、ありがとう。」（中略）

何故、フェリーがこんなに早く浸水したのかという疑問が出された。船首の扉から海水が入り込んだことは、明らかだった。

Townsend Thoresenの常務取締役Peter Fordは話した。「これらの船の扉はがっしりと水圧によって、固く閉まっており、簡単にポンと開いたりはしないものです。」（BBC News: 6 March）

Fred Olsen Cruise Linesは4番目の船を取得した。本船はBlack Watchの姉妹船で、Fred Olsenの船隊の第4船となる。

Royal Viking Skyとして1973年に建造され、現在はスペインのクルーズ客船会社Grand Latino de Navegaciaonが、Grand Latinoとして運航している。本船は東アングリアのIceni族の女王に因んで、Boadiceaと再命名されることとなっている。引渡しは今年の10月の計画で、最 初のクルーズは2006年2月に予定されている。

来年、Boadiceaは、69泊の南米クルーズと、75泊のアフリカ周遊クルーズを行う。

Grand Latinoは2004年に改装され、1375人収容。Black Watchのように、建造当初のものを延長している。この28,388総トンの船は、現在837床。しかしFred Olsen Cruise Linesが行う広範な改装工事で、810床に減らされるものと見られている。（Travelbiz.com: 7 March 2005）

英国人が格安クルーズ船の乗客になるには、しばしば大変に不利だ。クルーズ市場は、旅行業で過去10年間に拡大を継続した唯一の分野 で、英国でのクルーズの販売は他の全てのヨーロッパ諸国を凌ぐものだが、量の点で合衆国に次ぐ第2位に過ぎない。

今でも、大変に人気のある格安クルーズのウェブ・サイトVacationstogo.comに行ってみると、合衆国の一覧表は、英国の 一 覧表の4倍も長いことに気がつくはずだ。そしてこれは、港のせいではない。5月2日にCunardの船QE2がサウサンプトンから地中海 12日間クルーズの出帆する。60パーセント引きだ。おかしくないか。ま、貴方がアメリカの旅券を持っていないのならば、この話は忘れる ことだ。この船がRed Ensign（＝英国商船旗）をたなびかせて英国でこのクルーズを始めるというのに、英国人には値引きは適用されないのだ。

しかしCunard（今や巨大なCarnival Corporationによって所有されるクルーズ客船会社の大手になっているみたいだが）は、遠洋における唯一の差別的会社ではない。Princess Lineの一部となってしまったP&Oは、アメリカ人相手に、サウサンプトンからアムステルダムに5月22日に出発する10日間 の北ヨーロッパ旅行を、55パーセント引きで提供している。これも貴方が英国人でない場合でのお話。

Vacations To Goの可愛い連中は、申し訳ございません、なんて言うかもしれないが、クルーズ客船会社はこうした格安クルーズを英国で販売することを許さない。なんでだ。「連中を乗せて やった方が痛い目に合わないぜ。」

やってみたことはある。CunardもPrincessも、長く待たせた後で、返事をよこした。パンフレットは各国仕様で、価格は航空 運 賃や他の条件によって異なるのでございます、と。しかしVacations To Goのパッケージには航空運賃は含まれていないんだ。クルーズだけの価格になっている。旅券が違うだけでどうしてこうなるのだろうか。

多分、Royal Caribbean、Celebrity、Costa、Oceaniaや、他の多くのクルーズ客船会社も、結局は金離れの良い合衆国の客がお好みなのだろう。 （Scotsman: Tue 8 Mar 2005）

Aker Finnyardsは、Color Line ASに巨大クルーズ船の2番船を供給する。取引は3億ユーロ（3億9,500万米ドル）に上ると、このフィンランドの造船業者は火曜日に話した。

車輛甲板を持ち、3,600人の乗客と1,400人の乗客を輸送できる本船は、先月（注、昨年12月の誤り）Aker Finnyardsが引き渡したColor Fantasyの姉妹船。この取引は、2社の取締役会の承認によるもの。本船は2007年に引き渡される予定。

Aker FinnyardsはAker Yards ASAの1部門だが、Kvaerner Masa-YardsとAkerの他のフィンランドの造船所が合併して12月に営業を開始した。現在、マイアミに本拠を置くRoyal Caribbean Cruises Ltdから、2隻の世界最大のクルーズ定期船を受注している。

火曜日の発表は、Aker Finnyardsが2008年始めにFreedom級の第3船をRoyal Caribbeanに供給することで合意文書に署名したと述べた後で行われたもの。

この等級の2隻の船は、フィンランド南西部のトゥルクの造船所で建造されることとなっており、2006年4月と2007年春に引き渡さ れ る予定。新船は、このフィンランドの造船所で建造された初期のVoyager級の船舶よりも、空間と乗客収容力を約15パーセント増強す る。

ヨーロッパ最大の造船業者Aker Yardsは、2つのノルウェー産業の指導的なグループ、KvaernerとAkerが合併して形成された。ノルウェー、フィンランド、ドイツ、ルーマニア、ブラジルに 13の造船所を所有し、14,000人余の労働者を雇用している。（Forbes: 03.08.2005, 07:08 AM）

Gulf Newsによると、ラス・アル・ハイマとイランを結ぶ毎日運航のフェリーが7月に始まる。当初40人乗りの2隻のフェリーが、イランのケシムと1日2回運航し、その後、バ ンダレ・レンゲとバンダル・アッバースへの運航が始まる。

ラス・アル・ハイマのMohammad Al Mehrizi総裁によると、アラブ首長国連邦の住民は、査証不要という。（AME Info: Tuesday, March 08 - 2005 at 08:09）

海運・港湾グループのP&Oは、昨年の損失が総額2億1,200万ポンドに上ると発表して、昨日、フェリー事業の大再編の痛み を感じた。

これは、主たる港湾事業での力強い成長を主に背景とする、65パーセントに当たる1億7,020万ポンドの非常に優れた項目で上昇を見 せ た税引き前利益という見せかけに、冷や水を浴びせる形となった。

P&Oは、主に乗客・車輛数の落ち込みと、EU航路における免税販売の廃止によって、1,540万ポンドの営業損失を計上して い るとも報告されているフェリー部門の精査により、損失は、2004年度の3億8,020万ポンドの価値に逆行するものだと述べた。

最高経営責任者のRobert Woodsは、本グループは13航路のうち4航路を削減し、船舶数を31隻から23隻に減船し、1,200人の首を切ることにより、不利な営業状況に直面していると話し た。フェリー事業向け市場は、主としてイギリス海峡を横断するものだが、挑戦を受けている状況にあり、とりわけ観光客市場がそうだと話し た。

P&Oではまた、2004年に資産を見直しており、スペインのラ・マグナ・リゾートを含む土地の処分で3億7,100万ポンド の 収益を得て、その資本を増強している。更に2005年度には、年末までに資産の10パーセントに当たる財産が計上される見込みで、2億 5,000万ポンドに上る売却も計画されている。

港湾事業の利益は、成長を続けるアジアで18パーセントも成長し、１億2,910万ポンドから1億5,810万ポンドに伸びている。 2004年度における港湾事業の投資は、約1億4,000万ポンドであり、これには成長している中国とインドにおけるP&Oの地 位向上を図るための計画も含まれている。（Scotsman: Wed 9 Mar 2005）

Washington ferry systemは、燃料費の高騰で浸水状態となり、州議会に対して、今年のディーゼル燃料の3分の1を援助して欲しいと要請している。

フェリー関係者は、既に予算を800万ドル超えており、6月30日までの燃料費を賄うためには、更に1,130万ドル必要だと話してい る。こうした上昇で、2003年から2005年の会計期間のディーゼル燃料予算を、3,530万ドルから4,660万ドルに引上げてい た。

「世界での出来事や経済情勢により、2004年2月から2004年6月までの燃料費は、1ガロン当たり平均で29セント上昇した。」と フェリー幹部が州議会に宛てた要請書にはあった。11月、幹部はディーゼル燃料が更に高騰していることを知ったのだった。2005年から 2007年度までの2年間の燃料のみに、合計5,650万ドルを要請している。

月曜日のディーゼル燃料の小売り価格は、1ガロン2.67ドル。フェリー機構側は税金を払っておらず、バラで購入しているので、こんな に は支払っていない。

Washingtonは国内最大のフェリー船隊を運航しており、年間、28隻の船舶で2,600万人を輸送している。ここの最大の船で は、1時間当たり200ガロンのディーゼル燃料を消費する。同機構では、毎年1,800ガロンから1,900ガロンの燃料を購入してい る。（TheNewsTribune.com: March 9th, 2005 02:35 AM）

ドイツの豪華クルーズ船MS Europaは、3月14日月曜日午後2時にムアラ港に接岸する予定で、地元住民にその到着を見物する機会を提供することとなる。

現在、世界を1周する第282回目のクルーズを行っており、本船は同日午後7時にホー・チ・ミン市と香港に向けてブルネイを出発する。

MS EuropaはHapag Lloydの所有で、Berlitz Cruise Guideで「five star plus（＝五星プラス）」に格付けられている世界で唯一のクルーズ船。408人の乗客の全員が、ベランダ付きのスィートで快適にクルーズを楽しむことができる。ブルネイ での短時間の滞在中、Kampong AyerとThe Empire Hotel & Country Clubを見物する機会に恵まれることとなる。

その間、ドイツ大使とその夫人が、ドイツのマレーシア名誉総領事である上院議員Helmut Baur博士夫妻を、在留ドイツ人の招待客と共に出迎えることになっている。（Borneo Bulletin: March 10, 2005 Thursday）

1892年から1924年までの間に、ニューヨーク港とエリス島を経由してアメリカに入国した2,500万人の移民・旅行情報。

アメリカ人の40％が、www.ellisisland.orgのデータベースにある少なくとも1人の祖先に遡ることができると知って も 驚かないかも知れない。ここにはThe Statue of Liberty-Ellis Island Foundation（＝自由の女神及びエリス島財団）によって運営されているAmerican Family Immigration History Centre（＝アメリカ家族移民歴史センター）の一部として、無料でオンラインで多くの記録を提供しているところだ。

1892年から1924年の間に合衆国に移民した祖先をお持ちならば、この家系資料は最初に手にすべきものだろう。しかし仮にそういう こ とでなくても、貴方の気を惹く多くの有名人の名前や事件が、ここにはある。

Madeline AstorのようなTitanicの生存者の記録がある。John Jacob Astor IV（＝4世）のこの19歳の妊娠していた花嫁は、Carpathiaによって沈み行くTitanicから救助され、その夫は船と共に死んだものの、他の生存者と共に ニューヨークに辿りついたのだった。

合衆国での名声と運を求めていた有名な移民もまた、記録にはズッシリとある。アメリカで名を上げようとして一文なしでイタリアを離れた 伝 説的な無声映画のスターRudolph Valentino、英国生まれのハンガリア系ユダヤ人の息子でハリウッドを目指し、Gone With the Wind（＝風と共に去りぬ）のAshley Wilkesという生粋の南部紳士の演技で最も良く知られているLeslie Howard。

Harry HoudiniとTheodore Rooseveltが同じ船でニューヨークに渡り、更に精神療法で大変に有名な2人、Sigmund FreudとCarl Jungも一緒だったということを発見したら、驚くかもしれない。（後略）（50 Connect）

Dubai Department of Tourism and Commerce Marketing （＝ドバイ観光・商業市場局）（DTCM）は、Dubai Cruise Terminal（＝ドバイ・クルーズ・ターミナル）と共に、3月14日から米国の都市マイアミで始まる2005年度Seatrade Cruise Shipping Convention（＝シートレード・クルーズ海運会議）に7度目の参加をする。

この毎年恒例の4日間の催しには、今年、100ヶ国以上の国から950人の出展者が集まる。

Dubai Cruise Terminalの支配人代理Awadh Al Seghayer氏は、5つの共同参加者であるSNTTA、Orient Tours、Rais Hassan Saadi、Gulf Agency Company、そして首長国合衆国事務所を含むドバイ代表団を率いている。

ドバイは今年、クルーズ客の伸びが前年に比べて33％以上であり、この世界で最も速く成長している目的地の1つに、8,000人以上の ク ルーズ観光客が遣って来ている。

Al Awadh氏は、ドバイはこの地方においてクルーズ事業が拡大し続けており、主要な定期船会社がドバイを第一の目的地であるとして復帰し、選択していると話した。ドバイ を、合衆国のような決定的な市場において、見込みある目的地の1つとして推進している。

同局では、訪問者が現れる中、2006年までクルーズ・シーズンを推進している。世界からのクルーズ観光客は、今年、約12,000人 来 るものと見込まれ、昨年の約8,000人から増えている。

2隻のクルーズ船AIDAbluとSilver Shadowが、21の国籍、合計3,700人以上の乗客を乗せて遣って来て、昨年は終わった。（後略）（Strategiy: Saturday, March 12, 2005 2:49:00 pm）

ブルガリアの黒海に面したバルナ港とロシアのコーカサスとの間を結ぶ新しいフェリー連結が、1年内に始まる、とブルガリア副首相兼運輸 通信大臣のNikolay Vassilevが、バルナでアルメニアの同格の大臣Andranik Manukyanと会談した後で語った。2人は、この都市のアルメニア人共同体の代表と面談した。（Radio Bulgaria: 12 March 2005）

3月12日、エレバン発。グルジアの首相Zurab Nogaideliは、政府はカフカスのロシアの港とグルジアのポティ港とを結ぶ新しいフェリー運航を、「全面的に支援」すると語った。

アルメニアを2日間訪問した最終日の土曜日の演説で、Nogaideliは次のように話した。

「条約に加え、フェリーを適切なものにして技術上の問題を解決するため、具体的な決定が必要なのです。」

「ずっと効果的なものに」するために、「この計画にロシアの商業組織を惹きつけること」をグルジアが求めて来たと強調した。

ロシアと国境を接していないアルメニアは、カフカスとポティを結ぶフェリー運航に、非常に大きな関心を持っている。（ITAR- TASS: 12.03.2005）

地元海運会社が7月に、この風光明媚な島を経由して中国と日本とを結ぶクルーズ航路を開設する、と地元海運局役人が月曜日に語った。

この会社は、マレーシアのStar Cruisesの国内代理店であるが、中国東部の煙台（イエンタイ）と日本の長崎、福岡との間で週1回クルーズ旅行を行う、と済州地方海洋水産庁は話した。

クルーズ運航では、ソウルの南東約60キロメートルにある港湾、平沢（ピョンテク）と、韓国の最南端にある観光の島の州都、済州（チェ ジュ）の港に寄港する。

20,000トンのクルーズ船は400室で、プール、ヘルス・クラブ、ラウンジ・バーのような設備があることで知られている。この内航 海 運会社は、かって4隻のクルーズ船を運航したことがあったが、本船を傭船する計画だ。

海洋庁では、このクルーズ船運航で、中国と日本から多くの観光客を島に惹き付けることになりそうだと話した。（Express Newsline: 14 March, 2005）

2005年3月15日。800人以上の平和提唱者を乗せた日本の平和の船が、世界に平和を普及させる使命の一環として、リビアに到着し た。

多国籍からなる平和提唱者達は、医療・教育施設を訪問し、古代遺跡の幾つかを探訪した。この平和伝道の主宰者（注、女性）は、リビアを 訪 問でき、自分とこの使節団が受けた歓迎を嬉しく思うと話した。またこうした訪問で、リビアとの友好の絆を深めることになり、リビアの全て の遺跡を見物する機会を得ることとなるとも語った。

この平和の船は、リビアを2001年、2002年、2003年に訪問している。（Libyan Jamahiriya Broadcasting Corporation: Mar 15, 2005）

カリフォルニア州、ロングビーチ発。Queen Maryの運営者が破産の申立てをした。市が繰り返し要求していた340万ドルに上る賃料問題を解決するための交渉を、ロングビーチ側が打ち切ったためだとしている。

Queen's Seaport Development Inc.は火曜日に破産法11章の申立てを行ったが、2000年まで遡る市の賃料請求に関して争う一方、港の観光施設の営業継続は許されている。この会社は、賃料の支払い の最終期限を水曜日に設定されていた。本船を保有するロングビーチは、債務不履行に対して催告し、9ヶ月後の、交渉が決裂した2月以降は 訴訟を辞さないとしていた。

声明において、会社の最高経営責任者Joseph Prevratilは、破産は「市当局の指導力の欠如」によるものだとした。

「残念なことに、市当局は強情で、当社の交渉は失望するような結果となりました。」とPrevratilは語った。本船を海外に移動さ せ るという提案を市が反古にした後の1993年以来、Queen Maryと周辺土地を賃借してきた。

市側の弁護士Bob Shannonは、市では法廷でその法的地位を争う準備をしていると話した。両者が賃貸問題を解決しなければ、判決を受けることとなる、とQueen's Seaport側の弁護士Joseph Eisenbergは語った。この紛争が解決されるまで、市当局がこの会社の66年間の賃貸契約を打ち切ることは裁判によって制限されると話した。

この賃貸契約は、37年前にロングビーチ港で観光施設となったQueen Maryと、本船周辺の55エーカーの土地をQueen's Seaport Developmentが支配することを認めるもの。会社は月25,000ドルの賃料と、年間総収益の5パーセントまでを支払っている。

かってはロングビーチに観光客を引き寄せるものと考えられたものではあったが、このアール・デコ様式の遠洋定期船は、利益を出すために 四 苦八苦して来た。本船の周辺でアパートやDisneyの遊園地といった開発が提案されて来たものの、実現されなかった。（Contra Costa Times: Posted on Wed, Mar. 16, 2005）

Royal Caribbean Internationalの元船員が、ポート・カナベラルで約2.2ポンドのコカインを持ち込もうとした事件で、火曜日、オーランドの連邦裁判所において5ヶ月の懲役刑 の判決を言い渡された。

合衆国地方裁判所判事Gregory Presnellは、Michael Belvett（27）に対し、11月7日に逮捕されてから4ヶ月間身柄を拘束して来た。

弁明書によると、Belvettは警備員に「疑わしく見えるような」サンダル1足を履いて、X線検査器を通り抜けたという。 BelvettはMariner of the Seasという船に走って戻ったが、警備員が身体検査をし、サンダルの靴底を開いたのだった。それぞれに、透明プラスチックに入った1ポンドほどの包みが見つかった。 Belvettは、このサンダルを提供した仲間の船員の名前を告げて協力したが、連邦刑務所から出獄後、出身のジャマイカに国外追放とな る。

U.S. Bureau of Immigration and Customs Enforcement（＝合衆国入国管理・税関局）の捜査官は、Belvettを逮捕した後、この2人目の船員を抑留しようとしたが、船は既に出港していた。この男性は 次の港で下船したことが判明しており、Royal Caribbeanではもはや働いていない。（The Associated Press: Posted March 16 2005）

Norwegian Cruise Lineは、数週間以内に歴史的に有名なクルーズ定期船SS Norwayを解体するかどうかを決定する、と水曜日にColin Veitch社長は語った。本船は2年前にマイアミで致命的なボイラーの爆発事故を起こし、ドイツで係船されている。

マイアミに本拠を置くNorwegianは、本船の維持に1,000万ドルも費やし、70人の船員を乗務させている、とVeitchは 話 した。「当社では、多くの会社がこの船に対して示した解決策以上のことをして来ました。」と述べた。

Norwayは1960年に建造され、1962年にSS Franceとして大西洋横断航海を開始した。本船は主要な大西洋横断定期船の最後のもので、この古典的な船型と内装は、クルーズ愛好家によって称賛されている。

2003年5月25日、マイアミで接岸中にボイラーが爆発し、8人の船員が死亡して、この船齢43年の船は不具となった。 National Transportation Safety Board（＝国家運輸安全会議）による現場検証が一度行われた後、本船はブレマーハーフェンに曳航された。

ヨーロッパの数都市の投資家が、Norwayをカリフォルニア州ロング・ビーチのQueen Maryのような洋上ホテルとして買うことに関心を示していた。しかし財政的に十分なものを示したところはどこもなかった、とVeitchは話した。

Veitchは、マイアミー・ビーチでのSeatrade Cruise Shipping Conference（＝シートレード・クルーズ海運会議）の記者会見で演説した。経営陣はNorwayを数週間以内に登録抹消しなければならないと決定した、と語った。 本船がNorwegian Cruise Lineの親会社で、香港（注、マレーシアの誤り）に本拠を置くStar Cruisesに移籍する可能性は残っていると述べた。

安全会議は、未だにこの事故や原因を正確に指摘した報告書を完成させていない。それが修理しても財政的に意味をなさない理由の一つだと Veitchは語った。「あのボイラーが爆発した理由が判らないと、そしてあのボイラーに限ったものであると断定されない限り、他の3つ のボイラーも疑わしいものになるのです。」

この1,035フィートのNorwayをインドの解体工場に売却することで、Norwegianは、過去18ヶ月以上の間にかかった本 船 の維持費を埋め合わせることが出来そうだ。（Sun-Sentinel.com: Posted March 17 2005）

フェリー運航事業者のAttica HoldingsとMinoan Linesは、Atticaが提携企業のMinoanの株式を買収すべく、両社が話し合ったとする昨日の報道を否定した。

Minoanは、以前、Hellas Flying Dolphinsという名称だったHellenic Seawaysの33.3パーセントの持分を購入することに関しAtticaと接触してはいない、と証券取引所への報告の中で話した。この報告書では、Atticaも Minoanとの話合いを持ったことを否定している。

Financial daily Imerisiaは昨日、2つのフェリー会社がこの件に関し会談を持ったと匿名筋が話したことを引用している。

AtticaはMinoanと並んで、内航航路とギリシャ・イタリア間の外航航路を有する会社であるが、先月、Minoanの株式の 9.51パーセントを取得している。ここは既に、キクラデス諸島、スポラデス諸島、サロニック諸島に運航しているHellenic Seawaysの11.6パーセントを保有している。（Kathimerini: Thursday March 17, 2005）

トラブル続きのクルーズ船会社、P&Oの恐怖の運航は継続している。フラグシップのSapphire Princessが機関不調に襲われた。

Sapphire Princessに乗船している乗客は、船は火曜日にダーウィンとインドネシアの間で機関不調が発生し、マレーシアに「びっこを引いて」進んでいると報告して来た。ビール はなく、ワインも品薄になっているとも言って来た。（中略）

P&O Cruisesの広報担当者John Richardsonは、船員が本船の速力を17ノットから22ノットに上げようとしてガス・タービンの1つを使用したところ、トラブルが始まったものだと話した。

「このガス・タービンは、良好であるディーゼル機関とは別個に動作しているものでございまして、船の高速運航を可能にするものでござい ま す。」と語った。

火曜日の朝にシンガポールで技術者が本船と合流することとなっており、Richardson氏は、遅延については乗客に補償すると述べ た。

しかし、この116,000トンのクルーズ船でビールが品切れになることはありそうもない、と語った。

「ビールの状況を知ろうと、本船と連絡を取っております。ある種のオーストラリア・ビールの銘柄が品切れになった可能性はございます。 1000人のオーストラリア人乗客が乗船しておりますので。」とRichardson氏は語った。

このオーストラリア最大のクルーズ船Sapphire Princessには、3月7日、シドニーで2700人もの乗客が乗船した。3月9日には本船はブリズベーンの乗客を乗せたが、大き過ぎてGateway Bridgeを潜ることが出来なかった。

タービンの不調は、P&Oの船舶、とりわけブリズベーンに本拠を置くPacific Skyの事故に続く最新のもの。今週、Pacific Skyは機関不調のため、ヌーメアへのクルーズの中止を余儀なくされた。この46,000トンの船は技術的な問題で2本のクルーズが遅延し、昨年の暮れには1本が中止とな り、「洋上における最高に不幸な船」と呼ばれている。

1月8日には、この船の8階から23歳のビクトリアの男性が海に飛び込んで、行方不明となっている。（Queensland Sunday Mail: 20mar05）

スペインの会社Pullmantur Cruisesによって所有されているクルーズ船Holiday Dreamは、Isla de la Juventud（Isle of Youth＝ユース島）をキューバでの旅程に含めている。この船が近々接岸するPunta Francesは、島の最も美しい自然環境の1つであり、ダイビングには理想的だ。

この39,000トン、1,047人乗りの旅客船の最初の寄港地には、素晴らしい珊瑚礁やEl Colony Dive Center近くの海底トンネルと洞窟で魅惑された、1,000人以上のスペイン人観光客が訪れた。

親戚や配偶者、友人らと共にやって来た観光客は、このセンターの56個所のダイブ・スポットで潜水した。また岩や浜辺を周り、双胴船に 乗るような舟遊びでも楽しんだ。

Punta Francesのダイビング場は、Isle of Youthの南部の岬にある静かなリゾート、Colony Hotelから、船で約1時間のところにある。（CubaXP: Posted by adel on 2005/3/20 20:09:58）

クルーズ巨人会社のCarnivalは、クルーズ切符価格の上昇で燃料費の急騰の衝撃を和らげていることから、今日、自信に満ちた発言 をした。

この会社は今年、Auroraの世界一周クルーズの中止を強いられて打撃を受けているが、2月28日までの3ヶ月間で、収益は21％上 昇 して24億米ドル（13億ポンド）に増加したと述べた。また、前年度よりも予約は伸びているとも語った。

最高経営責任者のMicky Arisonは、2005年の残りのクルーズ休暇の傾向については、楽観的であり続けていると話した。収容力が15％増加していることと相俟って、予想よりも価格が強固で あり、一層の「意義深い」釘となって燃料費を埋め合わせていると語った。

販売シーズンの初期におけるより高い需要は、Carnivalが今年余り切符を割り引かず、切符価格の平均を引上げることを意味するこ と となる。船上の乗客が落とす金の増加は、燃料費の高騰と戦っている別の要素となっている。

このマイアミに本拠を置くグループは、全部で78隻の船舶を保有し、これには英国でのP&O Cruisesの商標の下で運航している6隻も含まれる。

Carnivalはニューヨークとロンドンの両方の証券市場に上場しているが、「旅行に対する力強い需要は継続していることを確信」 し、 総収益は5％から6％に増えると話している。先月よりも、4％から6％伸びるものと予想している。税引き後の利益は、3億4,500万米 ドル（1億8,200万ポンド）だった昨年の最初の3ヶ月よりも、70％伸びている。（Belfast Telegraph: 22 March 2005）

新しいフェリー運航事業者が、本島（注、ジャージー島）とノルマンディとの間で、来月からフェリーを運航する。

フランスの地方議会が運航に資金を出すことになって入札が行われ、ブレトンのSociete Morbihannaise de Navigationという会社が落札した。このロリアンに本拠を置く海運会社は、Emeraudeと現在の運航者Connexを破り、通年運航することとなった。

この運航は、カルトレ、グランビル、ディレからジャージー島、ガーンジー島、オルダニー島、サーク島を結ぶもので、4月1日から始ま る。

100年以上も前に設立されたSMNは、現在、ブルターニュ地方南部海岸のロリアンとキベロン間で8隻のフェリーを運航しており、近隣 の Ile de Groix（＝グロア島）、Belle-Ile（＝ベル島）、Houat島とHoedic島も結んでいる。ここの親会社は、2003年にEmeraudeが競売に付された 時に入札した会社の1つだ。（Jersey Evening Post: 22 March 2005）

ニューヨーク州、ロチェスター発。ロチェスターの高速フェリーの運航をするために雇われた会社は、誰かを雇うことになる。

Bay Ferries Limitedは、「Spirit of Ontario」の運航要員の応募を受け付けている。ロチェスター市では、このオンタリオ湖の旅客フェリーを先月競落して、本船を運航するためBay Ferriesを雇った。

このカナダの会社では、船員、ロチェスターとトロントのフェリー・ターミナルの顧客係、事務職員といった範囲の職種の、条件の整った応 募 者と面接をしたいと話している。会社では、昨年資金が尽きて運航を休止する前の、以前のフェリー所有者の下で働いていた人を再び雇用する ことに興味があると話している。

ロチェスター市では、トロントへのフェリー運航を戦没者記念日（注、5月30日、米国の祝日）までに再開したいとしている。 （WSTM- TV: March 23, 2005）

SBC Park行きのAlameda/Oakland Ferry Serviceは、San Francisco Giantsの3回のプレ・シーズンの試合（注、オープン戦）向けに、3月31日から運航を開始する。

このフェリーは、Alameda Main Streetターミナルを、3月31日と4月1日に、7時15分開始の対Oakland A's戦の向けに午後6時10分に出港する。帰りのフェリーは、試合終了20分後にSBCを出発するが、午後11時30分よりも遅くなる ことはない。

4月3日の午後1時5分開始の対Texas Rangers戦向けのフェリーは、アラマダを午前11時30分に出発する。帰りの船は、試合終了20分後に出港する。

レギュラー・シーズンの試合（注、公式戦）向けの運航は、4月7日の対Los Angeles Dodgers戦から始まる。

フェリーの運航に関する詳細は、電話510-522-3300か、ウェブ・サイトへ。（San Jose Mercury News: Posted on Wed, Mar. 23, 2005）

Irish Ferriesは、低賃金問題の渦中にあるフィリピン人女性との話合いを求めて明日、SIPTUに連絡を取ると話した。

Salvacion Orgeは昨日、フェリーで働き始めたが、会社側はこの女性の賃金と労働条件についてのRTE Newsの報道に疑問を抱き、女性との間の契約を取消した。

SIPTUでは、Orgeさんは本船のビューティー・テラピスト（＝美容治療士）として乗務し、時給1ポンドを少し上回る賃金を支払わ れ ることとなっていたと話している。RTE NEWSでは、OrgeさんとIrish Ferriesの経営陣との間で交渉が進展中であると理解している。

Orgeさんの契約が終了してもう24時間になる。しかしこれまでのところ、本船から下船することを拒否している。Orgeさんはこの フェリーでビューティー・テラピストとして働き始めたばかりだが、会社では支払われることになっていた賃金の疑問が生じてから、この営業 を休止している。会社側では先にRTE Newsに対し、この処置は良いものではないが、Orgeさんに対する義務は果したいと話していた。会社では、契約は末端でなされたものだったが、現在では経営のトップの 注意を引くものとなっており、この営業から撤退する決定をしたと話した。

人材募集代理店からの手紙では、Orgeさんは1ヶ月に3日間の休暇で、月354ポンドを少し上回る基本給が支払われることとなってい た。

Irish Ferriesでは、この女性との契約の詳細について、確認することも否定することも拒絶している。SIPTUでは、これは1ヶ月に3日間の休暇で、時給1ポンドを僅かに 上回る賃金で、週7日間、12時間労働をすることを意味していたと話している。この支払い水準は、国際労働機関の海員に関する賃金規則の 半分にも満たない。

Irish Ferriesの広報担当者は、会社は人材募集代理店に対し、この状況を解決するよう働きかけており、Irish Ferriesでは出来るだけのことをしたいと語った、と話している。（RTE Interactive: 24 March 2005 22:29）

第24期アラスカ州議会のCarl Gatto議員（パルマー選出、共和党）は、自分の法案提案の新しい方法を開拓した。ウェブ・サイ トである。

「HB 2は、クルーズ船会社に対して、アラスカにクルーズ船が存在することでアラスカ州にかかる費用の返済を要求する。乗客1人当たり最大で50ドル。 WWW.TaxCruiseShips.orgは、大衆と立法府における同僚達にこの声明を伝えることの助けになるものである。」

Gatto議員がクルーズ船税を発案して2年になる。HB 2によると、Gatto議員は次のように述べている。

「州政府が、州民のポケットから広く租税を徴収する一方で、クルーズ船産業に助成金を出し続けることは財政的に無責任なものである。こ の 業界は、クルーズ船の乗客に税を課すのではなく、むしろ州全体に所得税と物品税の双方を導入すべきだと繰り返し提案して来ているのである。」

House Education Committee（＝教育委員会）の副議長に加え、Gatto議員はHouse Transportation Committee（＝運輸委員会）の副議長であり、State Affairs（＝州政府）の副会長でもある。Legislative Council（＝州議会）にも関わっている。（SitNews: March 25, 2005 Friday）

クルーズ船Queen Elizabeth IIは、金曜日に高波が収まるのを待って、昨日、ドバイに接岸した。1,600人余の乗客がドバイの主な名所を見学するため、ポート・ラシドで下船した。この70,000 トンの定期船がドバイを訪問するのは、4年振り。世界一周クルーズ中とのこと。（AME Info: Sunday, March 27 - 2005 at 08:51）

SS United Statesという、この国で建造された最大かつ最速の旅客船のことを覚えている？かっては現代の驚異だった船も、今では剥ぎ取られて錆びだらけになってうずくまってい る。

このかっての巨大な超定期船United Statesが、再び大洋に踊り出ることとなる見込みがある。恐らくは自力でノーフォークから出ることとなる。

この有名な定期船をクルーズ船に改造できるかどうかを決定すべく、フィラデルフィアで研究が行われている。

United Statesはこの国でこれまで建造された最大かつ最速の旅客船。過去30年以上に亘って、錆びついた廃船となって、美しい衣服を剥ぎ取られてニューポート・ニューズの ノーフォークの埠頭に係留され、現在ではフィラデルフィアにいる。

2年前、Norwegian Cruise Linesが旅客運航に復帰させようとして本船を購入した。

「本船を現代のクルーズ船に改造できるかどうかを決定すべく、工学的な実行可能性調査をしているところです。」とフロリダに本拠を置く こ の客船会社の広報活動監督Susan Robisonは話した。この研究には約9ヶ月かかるが、一連の冬の嵐によって遅れていると話した。

United Statesは、現代の休暇用クルーズ船とは全く違うものだ。その滑らかな鋼鉄の船体は、Newport News Shipbuilding and Drydock Coで速力を出すために建造された。その考えというのは、ヨーロッパに素早く人を運び、そしてまた軍隊輸送船として、15,000人の屈強な戦闘部隊を海外に輸送すること を可能にしようとするものだった。

United Statesは1952年の処女航海において大西洋横断の速力記録を打ち立てた。大西洋を3日間10時間42分で横断した。

しかし航空機産業を打ち負かすことは出来なかった。3日間もかけずに、超音速旅客ジェット機のConcordeは、同じ旅行を3時間足 ら ずで飛んだのだった。ジャンボ・ジェットは、ゆっくりと7時間で飛んでいる。

United States Linesは、United Statesがニューポート・ニューズの造船所にいた1969年に運航を停止した。そしてその後21年間に亘って、ハンプトン・ローズに係留されたのだった。

後の所有者の1人、シアトルの不動産開発業者Richard Hadleyは、改造費用を捻出すべく、家具調度品を競売に付した。United Statesは最終的には、破産の競売でニューヨークに本拠を置くとあるクルーズ客船会社に競落されたが、ここではイスタンブールに曳航して、その後ウクライナで危険なア スベストを全て除去したのだった。本船は1996年にフィラデルフィアに戻って来た。そしてデラウェア河に係留された。

United Statesは工学的な研究の一環として、直ぐにフィラデルフィアの乾船渠に入渠することとなっている、とRobisonは話した。United Statesがどこでクルーズをすることとなるのか、また修復すべきかは不透明だ。

「どこで航海することになるのかについては、決定していません。」とRobisonは話したが、ノーフォークが寄港地となる可能性はあ る。「9月11日以来、当社の全ての船舶を北米に移動させているのです。」と語った。（Virginian Pilot: March 28, 2005）

ハリファックス発。ノバ・スコシア州とメーン州を結んでいるBay Ferriesは、テロリストの標的になる可能性を調査している合衆国沿岸警備隊の研究対象に含まれている。

高速双胴船のCatは、ヤーマスからメーン州バー・ハーバー間の1回の旅行で900人の乗客を輸送している。当局者は、この混雑してい る 旅客フェリーが沈没したならば、数百人が死亡すると主張している。

この研究では、フェリーは航空機よりも標的になりやすいと述べている。というのは、フェリーは乗用車やトラックを積載できるものであ り、 爆弾を隠しやすいからだ。

カナダと合衆国間のフェリー旅行は、基本的な保安手続きを踏むだけで可能だ。乗客の身分証明書を調べ、手荷物を審査し、危険物が持ち込 ま れていないか車輛を点検している。

船の船橋と機関室も、安全なものとする必要がある。（CBC Nova Scotia: Last Updated Mar 29 2005 08:58 AM AST）

3月29日、北京発。国内における超連絡船の最初の海を渡る鉄道運行は、日曜日、広東（コワントン）省のXuwen郡の船渠から遠く離 れていないところで座礁した。

241人の乗客と26人の船員を乗せたYuehaitie No 1は、海南（ハイナン）省の海口（ハイコウ）のNangang DockからQiongzhou海峡を横断して、Beigang Dockに接近していた午前9時20分に座礁した。この事故で怪我人はいなかった。

地元海事局の支援を受けて、フェリーの所有者であるYuehai Railway Co Ltdは、すぐさま乗船していた全員を救助した。同時に、全部で43個の貨物が無事に輸送された。日曜日の午後、このフェリーは接岸した。

広東省の湛江（チャンチアン）海事局では、事故原因の捜査の指揮を執っている。一方同局では、Qiongzhou海峡を横断するフェ リー の安全点検を拡大した。このYuehaiの会社は、座礁した鉄道連絡船の精密検査を行い、会社の安全運航体制の完全な調査を報告しなけれ ならない。

このフェリーは、全長165.4メートル、全幅22.6メートル、重さ（注、総トン数の誤りと思われる）12,400トンで、 4,200 トンを積載できる収容力がある。その主甲板には40個の貨物、または1,360人の乗客の乗った18両の車輛を積載する能力がある。 （Xinhua: 2005-03-29 09:11:52）

3月30日、ユジノ・サハリンスク発。強い勢力をもった冬の嵐が島と本土間を完全に寸断した、と地元筋が水曜日に語った。

島の主要な空港であるユジノ・サハリンスク空港は、少なくとも木曜日の朝まで閉鎖される、と同空港の広報は話した。

この嵐により、島への物資の大半を輸送しているワニノ―ホルムスク間のフェリー運航が運休となった。この定期船運航に就航している発動 機 船は、ハバロフスク地方の安全な湾に避難している。

Sakhalinenergo電力の広報は、この嵐により送電線が被害を受けて、島の南部の12ヵ所の開拓地、約12,000人の住民 へ の電気供給が止まっていると語った。

気象学者は、この嵐は今後24時間は続くと予想している。（ITAR-TASS: 30.03.2005, 05.32）

NorseMerchant Ferriesは、ベルファスト―ヘイシャム間の運航向けにロールオン・ロールオフ型のフェリー、Lembituを傭船することを確実にした。

1998年建造のLembituは、12人の運転手を輸送できる。1978年建造のCobelfretに傭船されていた古い Merchant Brilliantと代替する。

16.5ノットの巡航速力のLembituは、Merchant Brilliantよりも速く、ベルファスト―ヘイシャム間の運航予定・信頼性を向上させることとなる。（Ireland Online: 30/03/2005 - 17:13:45）

アラブ首長国連邦、ドバイ発。イラク行きの夕方のフェリーのために、乗客らが午後3時頃から到着し始める。大型の手荷物用荷車に、冷蔵 庫、自転車、衛星放送用のアンテナを積み上げて運んでやって来る。多くの者にとって、この旅行は何年も前に逃げた土地を見ることの出来 る、長らく待ち焦がれた機会なのだ。

「5年もイラクに帰っていません。」

とある午後のこと、ドバイのターミナルの待合室の前で座っていたMuhammad Anjadは語った。彼と妻のZdia Fouadは、2人とも理（美）容師で、バグダッドの店を捨てることを余儀なくされて故郷を後にしたのだった。

「どうなっているのか見当も付きません。」と言った。店がまだ建っているのかどうかも判らないという。

このフェリーは、アラブ首長国連邦とイラク間を結んでいるものだが、通常の輸送運航をしていない。1998年に始まったが、 Saddam Husseinによって圧制されていた国が、国連による通商禁止をかいくぐって国際契約の第1歩を踏み出すのに何年もかかったのである。

最近、この国の外から入国するイラク人の数は、国外追放者の祖国訪問や帰国で上昇している。トラック1台分の荷物を持ってドバイのポー ト・ラシドに到着する乗客がいる一方、殆ど手荷物を持たない者もいる。しかし誰もが戦災で大きな被害を受けた土地に向かうフェリーについ て、意見を持って乗り込んでいる。

イラク人イマン（注、イスラム教の指導者）のNasser al Sultanは、最近友人を見送ったが、決してフェリーには足を踏み入れなかったと言った。

「私の国では命の保障はないのです。」

「誰もが未だに恐れています。」とスルタンの論評を漏れ聞いた、伝統的な白い礼服をまとったイラク人医師のMajid al Sadunは言った。「Saddam Husseinは、8,000人を殺害したのですよ。」

待合室がざわついた。

「8,000人だってか？」とある男が叫んだ。「300万人以上だぞ！」

「どこで300万人だと知ったんだ？」とこの医師は言い返した。あるアメリカ人の方を向いてこう言った。「Saddamの時代は終わっ た。今や問題は、アメリカなんだ。」

別の乗客がこの医師と議論を始め、論争となった。

スルタンがこの騒動からある人物を引きずり出した。「こいつはシーア派だ。」と医師の方を振り向きながら言った。「帰るのが心配だ。私 は スンニー派なので、殺されるかもしれない。」

このフェリーの運航は、Naif Marine Servicesが1998年11月に始め、直ぐに多くのイラク人にとって、国際的な生命線となった。

イラクでの動乱にも関わらず、フェリーは、2003年のアメリカ主導でなされた爆撃の2ヶ月間の1回だけ運航が止まっただけだった。

不安定な地域における安全性には気を使っており、このフェリーのウェブ・サイトでは、「弾薬、軍事物資、大量破壊兵器等」の持ち込みを 禁 止していることを乗客に勧告している。

ドバイに本拠を置くNaifは、小型船を使用してこのフェリー運航を始めたが、数年前に3つの等級がある全長130メートルの2隻の近 代 的な船と代替した。このフェリーには、1,100人の乗客と、300台の乗用車を積載することができる。

バグダッドへの制限的な航空機の運航は始まっているが、イラク人の中には、近隣諸国から長距離の、しばしば危険な車で入国するものもい る。しかしこのフェリーは、イラクに出入国できる数少ない手段として存在しており、恐らくは最も信頼できるものであり続けている。そして 恐らく最も安価だ。36時間かかる往復切符が、660ディルハム（180ドル）だ。

フェリーは閑散期に週200人から400人輸送し、シーア派の宗教祭日には満員となる、とこの会社の商業監督Essa Bin Hadherは語った。

祭日には週5,000人もの乗客を輸送すると話したが、最近では査証の取得が難しくなって、バーレーンやサウジのような、イラクの聖地 を 訪問できる非イラク人の数が激減しているという。（後略）（International Herald Tribune: Thursday, March 31, 2005）

キャンベルタウンとバリーカッスル間のフェリー運航の再開のための新しい活動が、企業大臣Barry Gardinerとスコットランド行政府の運輸大臣Nicol Stephenによって発表された。

このアーガイルとMoyleを結ぶ運航に、スコットランド行政府と北アイルランド行政府の共同計画を通じて救いの手が差し伸べられるこ と になる。この新しい契約で、5年以上に亘って、年額最低100万ポンドの助成金が供与されることとなる。（中略）

キャンベルタウンと北アイルランドのバリーカッスル間を結ぶ夏季のみの運航は、1997年から99年までの3年間運航された。しかし 「支 えきれない赤字」により、2000年のシーズン直前に休止となっていた。（4ni.co.uk: 31 March 2005）