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2007年7月

2007年7月の海外旅客船情報

大群衆がIncat最大のフェリーの進水を祝う(オーストラリア・日本)

日本のフェリー会社との金になる契約で、タスマニア州の造船業者、Incatの雇用の拡大が見られている。

ホバートで昨夜、Incatは、日本のフェリー会社であるHigashinihon(注、東日本フェリー)向けの112メートルの双胴 船、「Natchan Rera(=ナッチャンRera)」を進水させた。

同じ大きさのもう1隻の船は建造中で、両船は2億ドル相当以上に上る。

Incatの最高責任者であるRobert Cliffordは、この事業の結果、造船所の職員数は殆ど3倍に増えたと話している。

「そうですねぇ。18ヶ月前は約250人の職員でしたが、今や700人に伸びています。もう少し増えるかも知れませんよ。」と Clifford氏は語った。

この11,000トンの双胴船の海上試運転は、今月の末に始まる。(ABC Online: Posted Sun Jul 1, 2007 5:48am AEST)

PEACEBOATがアデンに到着(イエメン)

7月1日、アデン発。昨日、日本のクルーズ船「PeaceBoat」が、世界中に平和文化を推進すべく、1000人以上の日本と世界の 学生を乗せてアデンに到着した。イエメンでの航海の取り纏め役であるAbpl Sato氏は、この航海の目的は、イエメンの文化と歴史について学ぶことにあると述べた。また、Aden University(=アデン大学)、Yemeni Women’s Union(=イエメン女性連合)の事務所、幼稚園の他、多くの学校を訪問するといった幾つかの行事が、学生向けに予定されていることを指摘した。

学生らは、アデンやタイズ(注、かってのイエメンの首都)行政区の歴史名所にも訪れ、このクルーズ船のリーグとアデンの著名なチームの 1 つとの間でのフットボール(注、サッカー)の試合も行う。

Peace Boatの航海は、3ヶ月かけて世界を一周するもので、この平和のための58回目の航海は、6月9日に日本の横浜を出発して、 2007年9月20日に帰国する。22港の港に寄港し、それにはギリシャのミコノス島、デンマークのコペンハーゲンへの初寄港などが含ま れており、イエメンのアデン港への寄港も、多年の間で初めてのことだ。

Peace Boatは赤道を進んで世界を回り、途中、スエズ運河とパナマ運河を通過する。加えて、参加者に独特かつ活動的な環境を提供すべく、船の広さを適合させるために、ここでは 傭船した旅客船を使って航海を催行している。2003年以来、PeaceBoatは、世界航海用にTSS The Topazを傭船している。(Yemen Times: From 2 July 2007 to 4 July 2007)

クルーズ船から飛び降りた男性を救助(米国)

月曜日、沿岸警備隊は、フロリダ州沖でクルーズ船から飛び降りたと報道されている男性を、海から救助した。

沿岸警備隊は、Carnivalのクルーズ船Libertyから、Scott Durrin(29)が恐らくは船外に飛び降りたという通報を、日曜日の午後11時45分頃に受けた、と声明の中で述べた。沿岸警備隊では、Durrinは酩酊していたと 聞いている、と下士官のJames Judgeは話した。

フロリダ州ボーカ・ラトーンの沖50マイルのところで発生した、とJudgeは語った。

ヘリコプターと救助艇が向い、沿岸警備隊の艦船が午前12時30分頃、生存していた男性を海から引き上げた、とJudgeは話した。

Judgeは、Durrinは月曜日の朝に検査されているところだと語り、この男性が怪我をしているかどうかは承知していなかった。 Durrinは、約36フィート下の海に転落した。(ABC News: Jul 2, 2007)

パイプ攻撃を生き延びたヒューストンの10代が死亡(米国)

ヒューストン発。2006年に、スキンヘッド(注、「全体主義や人種差別主義を信奉する坊主頭の不良少年」の意)と表現される2人の 10代に、プラスチック・パイプで攻撃されて生き延びた1人のヒスパニック(注、「ラテンアメリカ系」の意)の10代が、メキシコ行きの クルーズ船から飛び降りて死亡した、とHouston Chronicleは、そのウェブサイトで月曜日に報じた。

ヒューストン近郊のDavid Ritcheson(18)は、Carnival Cruise LinesのEcstasyというクルーズ船の上甲板から、日曜日の朝に飛び降りるところが目撃された、とこの10代の弁護人がヒスパニック権利擁護団体の会員の1人に 語った、とChronicleは報じた。

沿岸警備隊は、この船の船員が海から遺体を回収したと話した。同紙によると、クルーズ客船会社は、土曜日にガルベストン港を出港した船 か ら、この18歳は飛び降りたように思われるとする声明を出した。

Chronicleが遺族と連絡を取ったが、論評を拒絶された。同紙によると、Ritchesonは友人の家族と旅行中だったという。

4月にRitchesonは、人種差別犯罪に対する連邦捜査権限を強化する立法を支援して、議会で証言した。

Ritchesonは、2006年4月に2人の10代に殴られ、直腸にプラスチック・パイプを蹴って突っ込まれ、体に漂白剤をかけら れ、 煙草で焼かれて放置されたことを詳しく話した。その間、2人は「white power(=白人の力だ)」と叫んでいたと、同紙は報じている。

公判でスキンヘッドと表現された10代の2人は、この攻撃で有罪を宣告され、長期の懲役刑で服役中。Ritchesonは3ヶ月間入院 し、30回以上の手術を受けた、とChronicleは報じた。(Monsters and Critics.com: Jul 2, 2007, 15:30 GMT)

セルビア・クロアチア戦争後16年、ダニューブ川のフェリーが再開(クロアチア・セルビアモンテネグロ)

ザグレブ発。クロアチアのブコバルとセルビアのVajskaを結ぶダニューブ川横断フェリーが、戦争で中断後、16年経って再開され る、とベオグラードとザグレブの地元メディアが月曜日に報じた。

このフェリーは、ベオグラードの北西150キロメートルにある川を横切るもので、1時間毎に運航する予定。国境の両岸の共同体では、再 開 を強く求めてきた。

クロアチアの、セルビアとの東部国境にあるブコバルには、ザグレブ政府による独立宣言後の1991年から95年にかけて、ユーゴスラビ ア 陸軍によって破壊された痕跡が残っている。(Monsters and Critics.com: Jul 2, 2007, 11:19 GMT)

ドイツ、デンマークが巨大橋建築へ(ドイツ・デンマーク)

ドイツとデンマークが、両国を結ぶ長さ18キロメートルの橋を建築することで合意した。ヨーロッパ最大の公共事業の1つで、2018年 に開通する予定。

ドイツとデンマークは、両国間にあるバルト海を横断する18キロメートル(11マイル)の橋を建築する合意をした。この連結によって、 ヨーロッパでこれまで着手された最大の基幹施設計画の1つとなるばかりではなく、スカンジナビアとヨーロッパ中央部間の旅行時間が短縮さ れることとなる。

ドイツ運輸大臣Wolfgang Tiefenseeとデンマーク運輸大臣Flemming Hansenは、金曜日、両国はこの計画に関し合意に達したと発表した。

この橋は2018年に竣工する予定で、工事費は56億ポンド(75億ドル)と見られている。資金の一部は民間の投資家によるもので、 ヨー ロッパ連合の資金も期待されているものの、請求書の大半は、デンマークが肩代わりすることとなる。

両国議会は、条約締結が必要なため、この計画の承認をしなければならない、とドイツ運輸相は話した。Tiefenseeは、デンマーク は フェーマー海峡を道路と鉄道で横断して2国を結ぶこととなる橋の単独所有者となると語った。

橋は、「コペンハーゲンとハンブルク間の旅行時間を大幅に短くするだけではなく、ヨーロッパ全体における輸送路に高価値をもたらす」と Tiefenseeは話した。デンマークとスウェーデンにとっては、主要輸出品市場に接近し易くなるという。

しかしこの新しい輸送路は、全ての者が歓迎というわけではない。ドイツの環境保護圧力団体のNABUは、この計画に反対して訴訟を起こ す 予定だと語った。「私達は、この橋が実現するのを止めるため、法的に可能な限りなんでもやります。」とNABUの広報担当者Malte Siegertは金曜日に話した。

この長年議論されてきた橋によって、デンマークの首都コペンハーゲンからヨーロッパ中央部に行く直行経路の旅行時間は短縮化される。現 在、コペンハーゲンとハンブルク間の旅行者は、デンマークのロラン島のRoedbyとドイツのフェーマルン島のPuttgardenの間 で、フェリーに自家用車を載せなければならない。この経路での列車も、45分間は連絡船を利用することとなる。

フェーマルン橋が、近年のこの地域で建築される2本の主要橋の完成後に架橋されることになっている。1998年にデンマークのジーラン ド の諸島とフューネン島の間で橋とトンネルが開通し、一方、エーレスンド橋が、コペンハーゲンとスウェーデン第3の都市、マルメとの間で 2000年に開通している。(BusinessWeek: July 2, 2007, 12:46PM EST)

Meyer Werft造船所は新しい旅客船の竜骨を置く(ドイツ・インドネシア)

今日、インドネシア向けの14,200総トンの旅客船「GUNUNG DEMPO(注、「デンポ山」の意)」の全部で18のブロックの最初の一式のブロックが、MEYER WERFTの造船所 Iに搬入された。

運輸省総書記Wendy Aritenang氏は、この新船のブロックを降ろした600-tsのクレーンの前に置かれたブロックの上に、伝統的な幸福のペニーを置いた。この最初の一式は、二重船底 で、重さは約133トン。長さは14mで、幅は20mある。「GUNUNG DEMPO」は、船番が24 MEYER WERFTで、島国のインドネシア向けに建造される。このフェリーは、1,583人の乗客を収容することとなる。全長は146.80m、全幅は23.40mで、20ノット 以上の速力で航行することができる。

この船には、Caterpillar(Type MaK)による2基の主機が備えられることになっており、それぞれ6,000 kWの出力で、総推進力は16,320 hpになる。更に、この船は、98個のコンテナも搭載できる。船は、2008年夏にインドネシアに引き渡される。(Shipping Times: 02 July 2007)

Marinaは立ち往生した船の安全証書を一時停止(フィリピン)

先週、カガヤン・デ・オロからセブ島に向う途中で立ち往生した旅客船は、当局が安全証書を一時停止にしたために、事実上、座礁してい る。

ラジオ局のdzBBが火曜日に報じたところでは、Maritime Industry Authority(=海運業当局)(Marina)は、検査が終わるまで、MV Princess of the Oceanが出港することを禁止した。

先週、このSulpicio Linesが保有するセブ行きの船は、カガヤン・デ・オロ市を出発後、何時間も発電機が故障し、乗船していた500人以上が立ち往生した。

この使用不能となった船をセブ島に5ノットの速力で曳航したのは「姉妹船」。

沿岸警備隊当局は、Virgilio Ilagan船長に率いられた451人の乗客と56人の船員は、7,928トンの「Princess of the Ocean」に乗船していたと話した。

この船は、カガヤン・デ・オロを木曜日の午後7時30分に出発したが、金曜日の午前2時に発電機が故障し、Siquijorの北西 4.5 海里で立ち往生した。(GMA news.tv: 07/03/2007 08:10 AM)

デニアのフェリーが安全衛生上の懸念から抑留(スペイン)

使用可能な救命筏がないことが、省の検査官によって発見された。Ministry for Development(=開発省)はデニア港でフェリーを差し押さえ、移動させないように命じた。

これはイビサへの航路に就航している「Carmen del Mar」の安全衛生上の懸念からなされたもの。

検査官らは使用可能な救命筏が半分しかなく、ゴキブリが船の厨房の冷蔵庫の中にいるのを見つけた。

この命令は昨日、この船が200人を乗せて、イビサを正に出港しようとしているときに発令された。(Typically Spanish: Jul 4, 2007 - 9:15 AM)

外灘のクルーズ・ターミナルは今年開所(中国)

バンド(注、外灘)北部にある新しいクルーズ船ターミナルは、今年の暮れまでに開所する、と今日、Shanghai Morning Postは港湾当局者の話を引用して伝えた。

2004年1月に、総投資2億6000万米ドルかけて、このクルーズ・ターミナルの建設が始まった。広さは130,000平方メートル で、880メートルの長さの埠頭には、3隻の豪華定期船が同時に接岸することができる。

報道によると、港では年間100万人の乗客を収容できることとなるという。しかし今後3年から5年の間に、上海のクルーズ市場では、年 間 50万人の観光客を受け容れることとなるものと見られている。

3つの国際的な巨大クルーズ会社が上海に代理店を設立した、とこの記事は報じている。

ターミナルは、更に新しい航路を開拓しているクルーズ会社を惹き付けることとなるものと見られている。

昨日、世界第2位のクルーズ会社が、そのクルーズ船、Rhapsody of the Seasが2008年4月に、上海から日本と韓国に向けてアジアでの処女航海に出発すると発表した。

この78,500トンの船は、Royal Caribbean Internationalによって運航されているもので、2,400人の乗客を収容できる。6日間航海の平均価格は、1人当たり600米ドル、と記事は報じた。

この11層の船は、楊浦橋を通過するには大きすぎるので、観光客がRhapsody of the Seasに乗船するためには、バスでWaigaoqiao港に行かなければならない、と記事は報じている。(EastDay.com: 5/7/2007 17:01)

Hawaii Superferryは乗客に燃料油価格変動調整金の支払を要請(米国)

ホノルル発。Hawaii Superferryの島嶼間旅行切符の価格に、燃料油価格変動調整金が加算されることとなる。

同社では、この追加料金は、旅客及び車輌運賃に加算すると話している。

今月末までに切符を購入した者には、追加料金は、1人当たり10ドルから19ドルの範囲となる。乗用車とトラックの追加料金は、11ド ル から32ドルの間となる。総合すると、追加料金は切符価格の約30パーセント増しとなる。

Hawaii Superferryでは、ホノルルからカウアイ島、マウイ島に向う予定されたフェリー運航を、来月から始めたい意向。

同社は昨日、初めてハワイのメディアに、船舶の内部を公開した。(KPUA: Thursday, July 5th, 2007 5:11 AM HST)

クルーズ会社は再び出帆(英国)

海運王Sterling卿によって絶滅から救われたクルーズ客船会社が、来年5月に旅客運航に復帰する。

Swan Hellenicは、All Leisure Group傘下に入っており、All Leisureによって傭船されている前の350床の船Minervaを再び運航できることとなる。Sterling卿は次のように語った。

「予想よりは少なくとも1年も早く、クルーズ運航を再開できることとなりました。前の350床の船Minervaが、再びSwan Hellenicの船になったことから、広範な改修を行い、2008年5月に再就航いたします。」

海運会社P&Oの元会長であるSterling卿は続けた。

「Swanの乗客は、一流の来賓講演者や前の船の上級船員や他の船員らと共に、Swan Hellenicのチームと、再び新たな目的地を楽しむことができるようになったのです。これには、南極探検クルーズ向けの更なる探検商品が含まれることとなります。将来 に目を向けると、弊社では、積極的にリバー・クルーズ(=川下り)に復帰する機会を調査しており、更に適当な船を取得することも考えてお ります。」

以前はP&Oの一部であったSwan Hellenicは、巨大海運会社Carnivalに吸収合併されていた。そこの運航は、Sterling卿が同社を買収するまで、今年は運休することとなっていた。

2003年にSwan Hellenicが売却したMinervaは、All Leisure Groupによって今年の初めに傭船されており、ドーバー港を本拠地にすることとなっている。(Channel 4 News: 06 Jul 2007)

Celebrityは損傷を受けてクルーズの中止を余儀なくされる(米国・フランス)

Celebrity Cruisesは、その定期船の1隻が損傷を受け、不幸にも12泊地中海クルーズのうちの2本を中止することを余儀なくされている。

電気的な故障に引き続いて、Celebrity Millenniumは、フランスのビーユフランシュ沖に投錨中、水面下の岩礁に衝突し、暗車に損傷を負った。

この事故の結果、右舷の暗車の3枚の羽根と、左舷の暗車の羽根1枚が、交換を要する事態となった。

船が投錨中に修理できることが望まれたものの、実際には、作業を完了するためには乾船渠に入渠しなければならなかった。 Celebrity Cruises社長、Dan Hanrahanは次のように話した。

「弊社では、これら航海を中止しなければならないことを、真に残念に思っております。ご迷惑をおかけし、お客様にはお詫び申し上げま す。」

更に、同社では早急に必要な修理に取り掛かり、2007年7月24日までには完全なサービスを実施すべく、同船を復帰させる、と付け加 え た。

この乗客2,034人乗りのCelebrity Millenniumは、2000年6月に就航したもので、RMS Olympic Restaurant(注、食堂)や広い図書室から、インターネット接続設備やAquaSpaに至る娯楽設備を、クルーズ休暇を楽しむ乗 客に提供している。(Fast Track: Monday, July 9th, 2007)

中止した航海がRCLの配当の足を引っ張る(米国)

Celebrity Millenniumの地中海航海の中止で、RoyalCaribbeanCruises(RCL)の第3四半期の配当を、1株当たり約14セントにまで減らすこととな る。

Thomson Financialの調査によると、分析者らは、1株当たり2.06ドルの第3四半期の収益を予想している。Millenniumは、フランスで7月12日(注、12日は 誤り)に潜岩に衝突し、暗車を損傷している。この船は、7月24日に運航を再開する。

また、このマイアミに本拠を置くクルーズ客船会社は、シンガポールにアジア・太平洋本部を開設することを発表しており、今年、そこで新 た なクルーズを始める。(Miami Herald: Posted on Tue, Jul. 10, 2007)

ウェールズーデボン間のフェリー、2008年開業を目指す(英国)

イングランド南西部とウェールズとの間に「fast cat(注、インキャット製の高速船から転じて、単に高速船のこと)」のフェリーを計画している資金提供者らは、スウォンジの財界首脳に対し、1年内に就航できると語るこ とになる。

イルフラクームからスウォンジと、マインヘッドからぺナースに向う旅客運航のために、100万ポンドを約束していると話している。

今年初めにデボン州で行われた会議に引き続き、この計画を議論するために、ウェールズで初めて会合をした。

スウォンジ議会の議長は、「観光業にとっては偉大な好機」だが、事業は「健全」なものでなければならないと語った。

ブリストル湾の両岸の財界・議会の指導者らは、同計画を議論するために、火曜日にスウォンジで会談する。(後略)(BBC News: Tuesday, 10 July 2007, 05:45 GMT 06:45 UK)

Aker Yardsは更に100万株を買い戻し(ノルウェー)

オスロ発。Aker Yards ASAは、1株あたり75.50ノルウェー・クローネの価額で、自己株式を更に100万株取得し、昨日の時点で150万株を保有している。

「この取引により、Aker Yardsは自己株式を合計500万株保有することとなり、これは発行済株式総数の4.4パーセントに当たる。」と同社は述べた。

金曜日、このノルウェーの造船業者は、フィンランドでのフェリー事業での費用問題により、今年の収益が軟調であるとの警告をしたことか ら、株価が28パーセント暴落した。(Forbes: 07.10.07, 3:41 AM ET)

近時のインドネシアの船舶事故(インドネシア)

7月11日:時化の海で機関不調を報告後、インドネシア東部沖で70人乗りの旅客船が行方不明。数人の生存者がいる一方、近くの海を2 体の子供の遺体が漂流しているのが発見。

2月22日:330人を乗せていたフェリーで火災、42人死亡。3日後、この黒焦げになった船が、事故調査官と報道記者が実況見分中に 転 覆し、1人死亡。

2006年12月29日:大嵐の中、混雑していたインドネシアのフェリーがバラバラになり、ジャワ海に沈没。400人以上が死亡。

2006年6月22日:スマトラ島西方沖で、悪天候の中、116人を乗せたフェリーが転覆。しかし救助隊が、乗客の殆ど全員を救助し た。

2006年4月18日:インドネシア東部で、悪天候の中、60人を乗せたフェリーが沈没。しかしほぼ全員が、救助されるか、岸に泳ぎ着 い た。

2006年3月25日:21人と米の積荷を乗せた大型船が、スマトラ島沖の時化の海で沈没し、12人が死亡。

2006年1月31日:160人以上を乗せた過積載のフェリーが、ティモール島西岸で高さ10フィートの波の中で沈没し、少なくとも8 人 死亡。

2005年7月7日:インドネシア東部沖の時化の海でフェリーが転覆し、約200人が死亡。(Contra Costa Times: 07/11/2007 09:36:00 AM PDT)

乗客を乗せたフェリーがフィリピンで沈没(フィリピン)

フィリピン東部のフェリーが沈没し、13人が死亡、他に100人以上の生命が危険に晒されている。

400トンのフェリーMV Blue Waterは、256人の乗客を乗せていた。ヘリコプター2機が沈没現場に送られたが、救助の報告はない。今や悪天候となり、船を使った更なる救助作業が必要となるかもし れない。

この船はルソン島の南端沖のシブヤン海で沈没したもので、マスバテ島に向う途中だった。海軍の艦船が、現場での捜索を支援すべく派遣さ れ ている。

この沈没は、台風Man-yiが、ルソン島北岸沖900キロメートル余で勢力を増大させ、日本に向けて移動を続ける中で発生した。 (Malaysia Sun: Thursday 12th July, 2007)

フェリー会社はテロの噂を否定(英国・スペイン)

フェリー会社は、同社のフラグシップがテロの標的になった可能性があるとの報道に対し、デボン州からスペインに向う航路に就航している 旅客運航が安全であることを断言した。

Brittany FerriesのPont-Avenは、火曜日、バスク分離主義者団体のEtaの標的とされてきた、と報道された。

これはスペイン北部のサンタンデルのバス発着所で、Etaの構成員である容疑者が逮捕されて、銃と時限装置を運んでいたことが判明した こ とに引き続いて報道されたもの。

Brittany Ferriesは、フェリーとの関連を「噂」に基づくものだとした。

逮捕された男性は、サンタンデルと英国を結ぶフェリーを含む、少なくとも2つの可能性ある標的の詳細を所持していたと報道された。

声明においてBrittany Ferriesは、スペインの支配人が警察と公安当局と相談したが、自社船やそれが停泊しているサンタンデル港に対する脅威はないとの忠告を受けたと述べた。

「このBrittany Ferriesと爆弾とを結びつける記事は、推測や噂に基づくものである。」

「このことから弊社の乗客に懸念が生じたのは当然のことだが、安全性に対する脅威はなかったため、安心すべきこととなる。」

1億ポンドのPont-Avenは、乗客2,400人乗り、2004年に進水した。(BBC News: Thursday, 12 July 2007, 15:52 GMT 16:52 UK)

太平洋クルーズは突然終了(ニュー・ジーランド)

乗っていたクルーズ船が、南太平洋クルーズの始めで激しい嵐の中、損傷し、約1,200人の乗客は、この数日中にバヌアツから飛行機で 帰国することとなる、とP&O Cruisesは話した。

乗客の中には、先週の火曜日にオークランドから嵐の中を出港することを決断したことを批判している者がいる。Pacific Starは出港後間もなくして、10メートルにもなった波と戦うこととなったのだった。

船の衛星設備の他、窓や外部の扉も損傷した、と日曜日、P&O Australiaは声明の中で述べた。

この船は、バヌアツのビラ港におり、そこから乗客は数日中に飛行機で帰国する、とP&O Australiaの社長Ann Sherryは話した。

「クルーズを中止せざるを得なかったことを、大変に残念に思っておりますが、弊社では船を修理する一方、これがお客様にとって、もっと も 快適で安全なやり方でございます。」とSherryは語った。

Pacific Starは修理のためブリズベーンに向かい、乗客はこのクルーズの返金を受けて、将来のクルーズの割引を受けられることとなる。

ニュー・ジーランドでの報道では、乗客らはこの8日間クルーズでオークランドを出港するや、直ぐに時化の海の中で船が激しく動揺したと 話し た、と報じている。多くの乗客が酷い船酔いになったが、怪我人は報告されていない。

家族4人とPacific Starに乗船したオークランドの男性、Ian Treziseは、New Zealand Heraldに対し、暴風雨警報が発令されていた火曜日に船は出港すべきではなかったと思っている、と話した。

50ノット以上の公式突風警報が、月曜日に初めて発令されている。(The Australian: July 16, 2007)

ギリシャのANEK Linesが日本から3000万ユーロで旅客船購入へ(ギリシャ・日本)

アテネ発。ギリシャの旅客海運会社ANEK Lines SAは、おおよそ3000万ユーロで日本の旅客船「Ferry Tsukuba(=フェリーつくば)」を購入する計画であると発表した。

この船は1998年建造で、長さ192メートル、幅27メートルで、23.5ノット出すことが可能であり、ざっとレーン長2,000 メー トルの車輌甲板を有する、とANEKは話した。

更に、この船はElirosに改名することになっており、改修後に乗客を2,000人収容する計画だと付け加えた。(Forbes: 07.16.07, 11:03 AM ET)

フェリー運航が始まる(アラブ首長国連邦)

ドバイ川で年間500万人を扱うべく、Roads and Traffic Authority(=道路交通局)が命じた新しいフェリー運航が、今日、始まった。

常連の通勤客は1人4ディルハムで、シンガポールの会社であるPenguin Marine Boat ServicesがRTAのために、10隻のフェリーを使って、5航路で運航を始めた。RTAが今日出した声明文において、当局者は次のように話している。

「高度の水準で建造された船には、見晴らしの良い窓、快適な座席、LCD(=液晶表示装置)が用意されており、車椅子対応で、バスやタ ク シーのような他のRTAのサービスに容易に接続できるものです。」

この運航は週7日間、午前6時から午前11時まで行う、とRTAは話した。

それぞれ35人までの乗客を収容するフェリーは、長さ10メートルで、水上で安定性の良い双胴船で、二重船殻になっている。それぞれ 800,000ディルハムのフェリーは、次の旅客運航を行う。

Al Shindagha駅とAl Seef駅間、Bur Dubai駅とAl Sabkha駅間、Dubai Old Souk駅とBaniyas駅間、Al Sabkha駅とAl Seef駅間、Baniyas駅とAl Seef駅間。(XPRESS: July 16, 2007, 15:18)

Seabournsの新船起工(イタリア)

伝統的な起工式が、32,000トンのSeabourn Odysseyのために執り行われた。本船は竣工後、クルーズ休暇に出る最も贅沢な船の1隻となる。

The Yachts of Seabourn and T Mariotti SpAは、週末にイタリアのサン・ジョルジュ・ディ・ノガロで、この儀式を行った。(後略)(Fast Track: Monday, July 16th, 2007)

ジェット・スキーの事故でアメリカ人少年が死亡(バハマ)

パラダイス島での水上スポーツ事故で、もう1人の幼い少年が死亡している。

警察の報告によると、日曜日の朝、7歳のEric Thomasとその両親―全員アメリカ人で、オハイオ州シンシナティ在住―が、Cabbage Beach(注、「キャベツ浜」の意)のMajesty of the Seasというクルーズ船から離れ、浜辺で過ごしていた。

報告によると、Ericの母親がジェット・スキーを借りていたが、午前11時30分頃、制御できなくなったという。伝えられているとこ ろ によれば、少年は投げ出され、頭部に致命的な怪我をしたという。Princess Margaret Hospitalに急送されたが、到着時に死亡が宣告された。

Glen Miller警視長はJournalに対し、この家族はクルーズ船に乗って数時間前にバハマに到着したばかりだったと話した。

Miller氏は、警察では、ジェット・スキーの操縦は免許され保険に加入していたものかどうか、そしてこの地域で操縦することが許さ れ ていたものかを捜査中だと語った。

一方、今回の事故では、如何なる法律違反も今のところは明らかになっていないとし、これは単なる悲劇的な事故であり、誰もEricの死 に 対して法律的責任を負わないかもしれないことも認めた。(The Bahama Journal: 17th July)

第1週に8,200人がホバークラフトを利用(英国)

最初の1週間だけで8,200人以上が、フォース入江の新しいホバークラフト運航を利用した、と運航者は明らかにした。

運輸大手のStagecoach(注、「駅馬車」の意も)は、ファイフ州カーコーディとエディンバラのポートベロ間の需要に対処すべ く、 優先予約電話を導入した。

この300,000ポンドかけた2週間の試験運航は、道路の混雑緩和を目指して始めたもので、South East of Scotland Transport Partnershipからの公的援助を受けている。(ic Lanarkshire.co.uk: 11:50, Jul 19 2007)

Brittany Ferriesは印象に磨きをかける(フランス)

自国の文化を推進している点で、フランス人を正当に評価しなければならない、この点でフランス人は際立っている。Denzil Stuartが報告する。

Brittany Ferriesは、消費者に何か違ったものを提供しているフェリー会社である点で、最後の提唱者である。おそらく、これは驚くべきことではない。

それぞれの船に独特の雰囲気をかもし出すことに狙いがあり、同社では過去25年間に亘り、有名・無名の約50人の現代芸術家に作品原本 を 依頼してきた。

今日、1,300余の作品原本を所有しており、その大半は、ここの6隻の旅客船で見ることができる。

フラグシップのPont Avenだけで、200の作品原本があり、同社では、乗客がそれぞれの作品の背景を知ることができるよう、今や音声案内を提供している。

乗客らはMP3(注、音声圧縮方式の1種)再生機を、船上で1ポンド(2ドル)で借りて、絵や彫刻、写真について、英語またはフランス 語 で解説を聞くことで、文化的な旅をすることができる。そして船の「個性」を生み出している個々の作品の意味を知ることとなる。

熱心なiPodders(注、「iPod利用者」の意)は、同社のウェブサイトから音声案内をダウンロードし、各自のMP3再生機で読 み 込むことができる。詳しくは同社ウェブサイトへ。(Lloyd's List: Friday 20 July 2007)

クルーズ船の船員が東端で大掃除(バミューダ)

Norwegian Majestyの70人以上の船員が、セント・ジョージ周辺で先週、環境浄化作業に参加した。

この団体は、3つの集団に分かれて、浜辺や道路脇からゴミを集めながら、この教会区を歩き回った。全部で数立方メートルにもなるゴミを 集 めた。

「私達は、この島が清潔で美しいものであって欲しいのです。」と船員側行事取り纏め役のFlavia Merschmannは語った。

「私達は、この行事を、月に1度は行う計画を立てています。毎週、セント・ジョージには3日半滞在していることから、皆さんの共同体の 一 員のように感じているのです。」(Bermuda Sun: 7/20/2007 10:48:00 AM)

組合はSydney Ferriesの売却に反対(オーストラリア)

組合は、州政府がSydney Ferries民営化の如何なる計画も考慮しないよう、警告を発している。

海員組合の広報担当者Warren Smithは、州政府がこの動きを考慮することは愚かしいことだと話している。

「我々は、大衆の民営化反対論は大変なものなので、この大衆の完全なる支援によって、政府は方針を転換するかもしれないという見地に 立っ ているのです。」とSmith氏は語った。

今週初め、もし民営化されたならば、Macquarie Bank(=マッコリー銀行)がこの経営難の交通網の入札に関心を持ち得るとの観測が流れた。

州知事はこれを無視したが、John Watkins運輸大臣は、必ずしもそうなる話ではないと話している。

「立場は変わりません。Sydney Ferriesとの関連では、この特別任務の業績について、早まった判断をするようなことはいたしません。独立委員に将来の青写真を出すよう話してきましたが、青写真の中 身については話をしておりません。」(2GB News: Saturday, 21 July 2007)

フェリーの修復に59万ドル(ケニア)

Kenya Ferry Servicesは、増加の一途をたどる旅客と車輌の需要に適した運航には、技術的に不適合と見られる2隻の古いフェリーを修復すべく、4000万ケニア・シリング (597,000ドル)支出する。

まずmv Mvitaは、広範にわたる修復のため、Southern Engineering Company (Seco)に入渠している。もう1隻のmv Pwaniは、Mvita竣工後に入渠する。1969年と1975年にそれぞれ就航したこの2隻の耐用年数は、約15年とみられている。しかし手厚い整備によって、未だに 現役でいる。

常務取締役のJohn Riaは、KFSが既に発注している2隻の新船が、来年暮れまでに国内に登場するものと見られることから、Likoni海峡とMtongwe海峡の双方での運航を維持すべ く、会社はこの大修復工事を実施する決断をした、と話した。

「この修復作業は、弊社運航の維持を図るための一環で、2つの海峡において障害となるものは、仮にあったとしても、殆どないことを約束 す るものです。」とRia氏は語った。

近時、KFSは争点となっている賠償金に関する2年越しの法廷闘争の後、2隻のフェリーの引渡しを受ける契約に署名した。ドイツの Schiffbau Companyが、2004年中葉に本契約を獲得したものの、法廷闘争によって手続きが止まっていた。当初の計画では、船は今年の3月までに受け取ることとなっていた。 Ria氏は、2008年8月までには期待できると話した。

KFSではこの他、mv Nyayo、mv Kilindini、そしてmv Harambeeというフェリーを運航しており、全ては1990年に就航している。4番船のmv Mtongweは、国内最悪のフェリー事故となった1994年に転覆し、乗客257人が死亡している。

このフェリー運航事業者は、新しいフェリーが登場したときに、結婚式や誕生会、宴会のような余暇活動に利用できるよう、この2隻のフェ リーの修復をしたがっている、とRia氏は語った。

「弊社では、これらの運航を提供しておりますが、小規模のものとなっております。というのは、大人数の注文には応じられないからです。 ま た大規模な商業余暇活動に挑戦する前に、まずは乗客と車輌の安全を図らなければならないのです。」とRia氏は語った。

現在、フェリーは、毎日160,000人の乗客と3,000台以上の車輌を扱っている。KFSが発表した統計によると、5隻のフェリー は、年間5400万人の乗客と110万台の車輌を扱っており、2001年の乗客4120万人と車輌890,000台よりも増加している。 KFSでは2010年までに、7450万人の乗客と138万台の車輌が、フェリーを利用するものとみている。

既存のフェリーの収容力を増強すべく、KFSは、1層から2層甲板に改造することで、乗客を800人から1,440人にして、mv Kilindiniとmv Harambeeの旅客定員を増加させようとしてきた。

Mv Nyayoの旅客定員は1,200人で、60台の乗用車を収容できる。HarambeeとKilindiniは、それぞれ旅客1,440人で、乗用車40台。Pwaniは 旅客1,200人で、乗用車50台であるのに対し、Mvitaは、旅客を900人輸送している。

KFSは、mv Mvitaでは旅客のみを扱い、Mtongwe海峡で運航している。最も古い船で、1969年以来、運航を維持するために最も経費をかけてきた。

Ria氏は、Mtongwe海峡の運航時間は非現実的なもので、乗客に大打撃を与えていると話している。

「弊社では、1日約2往復しておりますが、全ての乗客をまかない切れません。時間に間に合うようランプ(注、乗降口となる傾斜路)の近 く にいなければならず、大きさ故に、フェリーは全員を輸送できないのです。」と語った。

海峡の真ん中でフェリーが立ち往生することは日常茶飯事で、海事専門家らは、他船との衝突の可能性を警告しており、差し迫った大事故の 懸 念が増大している。(East African: July 16-22, 2007)

Irish FerriesはColor Lineから購入したフェリーの新しい名前を発表(アイルランド)

Irish Ferriesは、ロスレアとシェルブール、ロスコフ航路の現在の船「Normandy」と代替すべく購入したアイルランドとフランスを結ぶ新しいクルーズ・フェリーに、 2008年シーズンに就航するに先立ち、「Oscar Wilde」という名前をつけると発表した。

この船(注、Kronprins Harald)は、Irish Ferriesと前の所有者であるノルウェーのフェリー運航事業者Color Lineとの間でなされた傭船協定により、オスロとキール間のバルト海航路での日程を終了後に、「Oscar Wilde」に改名する。Color Lineからは、昨年1月に4500万ポンドの費用で購入している。

「Oscar Wilde(注、オスカー・ワイルドはアイルランド出身の劇作家)」の名称の選択に当たって、Irish Ferriesは、この作家とその作品が、国際的に非常に高く評価されていることに影響を受けた。(後略)(Shipping Times: 23 July 2007)

爆弾騒ぎ(ギリシャ)

ある新聞社に、フェリー運航者のHellenic Seawaysの事務所に爆弾が仕掛けられているという匿名電話があり、土曜日の朝、警察はピレウス港を封鎖した。

爆弾処理専門家が、探知犬を使って事務所のある区域を捜索したが、疑わしい装置は見つからなかった。(Kathimerini: Monday July 23, 2007)

「地球温暖化を止めよう」を標語にする定期船がウラジオストクに来る(ロシア)

7月25日、ウラジオストク発。「地球温暖化を止めよう」この標語の下、7月26日に500人の日本と韓国の学生、年金生活者を乗せた 定期船が、ウラジオストクに遣って来る。

Nevelskoy提督にちなんで命名されたMaritime State University(=海事国立大学)の広報がRIA PrimaMediaに報告したように、「Peace & Green Boat-2007」という事業の一環として、この船は、八戸(日本)、釧路(日本)、カムチャツカ、サハリン、ウラジオストク、そして釜山(韓国)を結ぶ航路を、2週間 クルーズする。

この事業の主催者は、日本の非政府組織の「Peace & Boat(注、ピース・ボートの誤り)」と韓国の環境保護基金「Korea Green Foundation」。Maritime State Universityは、韓国と日本の友人らに門戸を開放する。

この訪問の日程はぎっしり。訪問者らは、ロシア文化と生活様式、名所に触れて、海岸のゴミの清掃も行うこととなる。 (Vladivostok Times: Wednesday, July 25 2007, 10 PM)

モービルとメキシコの間で鉄道連絡船(米国)

アラバマ州モービル発。International Shipholding Corp.は、モービルとメキシコ間で、115両の鉄道車両を載せて航海する長さ580フィートの船の引渡しを受ける、と関係者は水曜日に語った。

International Shipholdingは、ハリケーンKatrinaの2005年8月29日の襲来後、ニュー・オーリオンズからモービルに本店を移転した。鉄道連絡船はBali Seaを使って5月に始めている。第2船のBanda Seaは、運航を拡大すべく、月曜日に到着することとなっている。(後略)(Forbes: 07.25.07, 12:52 PM ET)

南東部で死亡した観光客、パイロットの身元判明(米国)

アラスカ州警察は、ケチカン近郊で火曜日にあった飛行機事故で死亡したパイロットと観光客の身元を明らかにした。

パイロットは、ケチカンのJoseph H. Campbell(56)であると警察は話した。

乗客は、フロリダ州ジャクソンビルのWilliam F. EddyとJeanne J. Eddy(いずれも59)、マサチューセッツ州チェリー・バレーのPaul J. McManus(60)とMarianne M. McManus(56)。

警察では、火曜日の午後4時39分に、ケチカンの東約40マイルにある岩の多いMisty Fjords National Monument(注、「霧のフィヨルド国定天然記念物」の意)で、フロート付き水上飛行機のHavilland Beaverが行方不明になったことを認知した。

この飛行機は、ケチカンのTaquan Airが運航しているもので、町を飛び立って、90分間の空中観光を行っていた。4人の乗客は、シアトルから1週間クルーズに出ていたクルーズ船、Sun Princessの乗客だった。

今朝の警察の話では、Ketchikan Volunteer Rescue Squad(=ケチカン志願救助隊)が行方不明機の場所を突き止め、墜落していたことを報告した。警察は現場に、火曜日午後8時に到着し、全員が死亡していることが判明し た。

警察とNational Transportation Safety Board(=国家運輸安全委員会)は捜査中で、墜落原因については、今朝の段階では発表はなかった。(Anchorage Daily News: July 25, 2007)

造船業者、著作権主張で出廷(オーストラリア)

タスマニアの造船業者Incatの会長は、競合他社の機密報告書を配布したと申し立てられている事件で、今日、ホバートの連邦裁判所に 出廷した。

オーストラリア西部の造船業者Austalは、Incatに対する訴訟において、著作権侵害あるいは機密漏洩であるかの判断を求めてい る。

Austalは、Incatの英国に本拠を置くマーケティング管理者、Steven Thurlowを、昨年5月にノルウェーのMaster Ferriesにこの報告書を送付したとして告訴している。

Incat会長Bob Cliffordは、Austal側弁護人Richard McCormackに、いつAustalの報告書を見たのか、見た後でそれをどうしたのかについて尋問された。(ABC Regional Online: July 26, 2007 16:43:00)

Royal Caribbeanの収益増加(米国)

世界第2位のクルーズ船運航事業者のRoyal Caribbean Cruisesは、木曜日、収益が5.2パーセント増加したと語った。同社では、燃料費の高騰と運航の中止を理由に、予想年間純益を引き下げている。この1年以上、最大の 落ち込みにその株式を注ぎ込んでいる。

第2四半期の純利益は、1年前の1億2240万ドル、1株当たり57セントから、1億2870万ドル、1株当たり60セントに伸びた。 収 益は15パーセントの伸びで、14億8000万ドルに上った、とRoyal Caribbeanは声明の中で述べた。これは、ここ3年で最大の伸び。

燃料費は、Royal Caribbeanの年間純益から1株当たり17セント奪うこととなる。Celebrity Millenniumの暗車損傷で、2本の12泊地中海航海が中止になったことで、今年、最大で14セントの売上が削られることとなる。

「クルーズ客船会社が直面している最大の挑戦は燃料費であって、これは如何ともし難いものなんです。」とコネティカット州スタンフォー ド に本拠を置くSusquehanna Financial Groupの分析者、Robert LaFleurは話した。ここは同社株式を「positive(=上向き)」と評価している。

マイアミに本拠を置くRoyal Caribbeanの株式は、New York Stock Exchange(=ニューヨーク証券取引所)の午前9時36分の混合取引で、2.09ドル、5.2パーセント値を下げ、38.47ドルの値を付けた。これは2006年5 月以来、最大の下げ幅。同社株は昨日中、今年2パーセント下落となった。Carnival Corp.が、世界最大のクルーズ運航事業者。(中略)

同社では、カリブ海よりは利益の出る目的地である地中海、スカンジナビア、アラスカでのクルーズに委ねている。ここが最大の市場にして い るカリブ海の需要低迷に対処して、ヨーロッパでの航海期間を延長して、船舶を増加させている。

Royal Caribbeanは、約35隻の船を、Royal Caribbean International、Celebrity Cruises、Pullmantur、そしてAzamara Cruises linesの下で運航している。同社は、ヨーロッパで拡大し、カリブ海への依存を減少させるべく、スペインのクルーズ運航事業者Pullmantur SAを、昨年、買収している。(Miami Herald: Posted on Thu, Jul. 26, 2007)

中国のクルーズ船がハ・ロン観光を開始(ベトナム)

中国のクルーズ船、Morning Shineが、火曜日、広西壮族(コワンシーチョワンツー)自治区の北海(ベイハイ)から、500人以上の乗客を乗せてハ・ロン湾に到着し、この2つの目的地間での定期観 光が始まった。

Morning Shineは、毎日正午にハ・ロンに観光客を連れて来ることとなり、午後4時に、先に到着した人々を乗せて北海に向う。この旅行は、4泊3日。約10,000人の中国人訪 問客が、毎月到来するものと見られる。

これは、北海とハ・ロン間に就航した2隻目のクルーズ船。(Viet Nam News: 27-07-2007)

マン島のフェリーで新規運航(英国)

マン島のフェリー会社は、来月、ホワイトヘブンから島に向う新しい往復便を始める。

Steam Packet Companyでは、8月8日水曜日に、この運航を開始する。Steam Packet Companyの最高責任者Mark Woodwardは、次のように話した。

「ホワイトヘブンからダグラスへの往復便を希望するお客様が大勢いらっしゃいますので、1日に2便ご用意いたしました。大人1人当た り、 20ポンドぽっきりでございます。」

「傭船した高速船のEmeraude Franceを提供することができ、喜んでおります。この便は旅客のみの扱いで、1時間30分の乗船時間です。」

この2便の時間は、次のようになる。ホワイトヘブン発ダグラス行きは、午前8時15分発、午前9時45分着。ダグラス発ホワイトヘブン 行 きは、午後6時30分発、午後8時着。

予約は電話、01624 661661番へ。(NW Evening Mail: Published on 27/07/2007)

クルーズ船でレジオネラ病の疑い(スウェーデン・英国)

7人の高齢の英国人が、クルーズ船でレジオネラ病(注、在郷軍人病の意、1976年全米在郷軍人大会で集団発生したことに因む)の症状 を呈したことから、スウェーデンで入院した。

Fred Olsen Cruise Linesの広報担当者は、「肺炎に似た症状」を見せていると話した。数日間、ストックホルムの病院に入院する見込み。

病院では検査結果を待っており、この段階で病名を発表するのは間違うこととなりかねない、と広報担当者(注、女性)は話した。

Black Watchという船は用心のため、英国に早く戻る、と語った。

病気の乗客は、女性5人と男性2人で、全員が70代と80代。容態は安定しているという。同社広報のWendy Hooper-Greenhillは、次のように付け加えた。

「弊社では何に感染されたのか、どのようにして感染したのかは承知していないということを記憶に留めていただくことは、重要なことで す。」

Black Watchは、月曜日に英国に帰国することとなっている。

750人以上の乗客が乗船しているが、アイルランド人観光客の小団体を除いては、殆ど全員が英国人。他に329人の船員が乗船してい る。

この定期船は約2週間前に、ドーバーからバルト海に、17日間の旅行に出帆した。水曜日に戻ることとなっており、別のクルーズに出発す る 予定だった。(中略)

昨年、別のFred Olsen Cruise Linesの船が、数週間内に2回、冬のウイルスに襲われている。

7月にBlack Princeの400人の乗客の4分の1が、6月に同船で136人の乗客が襲われたノロウイルスと同様の嘔吐性細菌に感染している。

レジオネラ病の症状は、筋肉痛、倦怠感、頭痛、空咳と発熱を伴う、風邪に似たもので、肺炎を引き起こす。抗生物質によって治療する。 (BBC News: Sunday, 29 July 2007, 13:29 GMT 14:29 UK)

8月にロシアへのフェリー航路再開(グルジア・ロシア)

ロシアとグルジア間のフェリー航路が、早ければ8月1日に再開される、と通信社のRegnumが報じた。

Railvneshtransを含むアルメニアの会社は、スウェーデンのフェリー会社との契約に署名した。4月にポティからロシアへの フェリーの試験運航が行われた。通関問題とは別に、この連結はお蔵入りになっていた。

長さ250メートルのフェリーは、コンテナ340個が積載可能で、月に4回の運航となる。今年、このフェリーは、アルメニアに 120,000トンの貨物の輸入、逆に12,000トンの商品輸出を支援することとなるものと見られている。

アルメニアは、ロシアがグルジアとの通商航路を中断して以来、ロシア間の積荷は経費のかかる回り道を余儀なくされ、打撃を受けてきた。 数 年前、アルメニアは、アブハズ自治共和国を貫く鉄道連結を求めたが、計画は進まなかった。(Messenger.ge: Monday, July 30, 2007)