2023年5月

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2023年5月の海外旅客船情報

MSC、日本で通年航海へ(日本・スイス)

MSC Cruisesは、MSC Bellissimaを使って、日本で通年航海すると発表した。

この客船会社は最近、同国での15年間の存在を祝う特別行事により、横浜で、日本での2023年夏シーズンの開始を同船により記し、日本での最初の冬季航海番組の販売も開始した。通年航海は、MSC Cruisesが、今や同国で最大のクルーズ収容力を提供していることを意味し、日本で1番のクルーズ客船会社になろうとしていることを意味するものだ。

同社は、横浜から今年の夏、8泊から10泊の航海を運航し、冬季の2023―24年航海は、この同じ港から、11泊、9泊、そして6泊クルーズを11月に開始する。

同船は、2024年1月から3月まで、沖縄の那覇を母港として、日本国内と台湾(中国)行き航海を行い、期間は4泊から5泊で、異なる目的地を訪問する様々な旅程のクルーズを提供する。これには、日本の5番目に大きな島で、熱帯気候、浜辺、サンゴ礁で知られる沖縄、別の浜辺の目的地である石垣、そして海中洞窟で有名な宮古島が含まれている。

MSC Bellissimaは、山に囲まれた台湾の基隆(=キールン)市も訪れる。(Cruise Industry News: May 1, 2023)

沿岸警備隊、アラバマ州フォート・モーガン沖のクルーズ船客を空輸(米国)

アラバマ州フォート・モーガン発。76歳の男性が、土曜日の早朝、アラバマ州フォート・モーガン沖約300マイルのクルーズ船から空中輸送された。

モービルのCoast Guard(=沿岸警備隊)は、Carnival Dreamというクルーズ船の船員から、午前4時30分頃、乗客の1人が心発作のような症状を見せているという電話連絡を受けた。航空機乗組員が支援に来たが、強風のため、このヘリコプターは基地に帰還した。その後、2機目のヘリコプターが現場に行き、この乗客を助けることができた。(後略)(Wear News: May 1st 2023, 5:36 AM GMT+9)

最初のクルーズ船がアバディーンの新たに拡張された港に到着(英国)

アバディーンの新たに拡張された港は、最初のクルーズ船の訪問を歓迎した。この4億ポンドのSouth Harbour(注、「南港」の意)は、より大きく、より深いが、連合王国(注、英国)最大の海洋社会基盤事業だ。

火曜日の朝に寄港した最初のクルーズ船は、202メートル(663フィート)のAIDAauraで、1,200人以上の行楽客を積載できる収容力を有する。

クルーズ船向けの収容力は、今後数か月間に観光産業に大きな急騰をもたらすものと期待されている。AIDAauraは、クルーズ航路の一部として、終日訪問をするために、ドイツのハンブルクから到着した。

アバディーンは、今年5月から10月までの間に、39回のクルーズ寄港を歓迎する予定。最大31,000人の客が見込まれている。更に2024年は、50回以上の寄港が予約されている。(後略)(BBC News: Published: 2 May 2023)

クルーズ船ターミナル、未だにデルタで実現可能(カナダ)

Vancouver Port Authority(=バンクーバー港湾局)(VFPA)のレーダー再開だ。

パンデミック前、同港は、デルタに新しいクルーズ船ターミナルを建設する実現可能性を研究していたが、保留になっていた。同港は、フレーザー川の河岸に、2つ目のローアー・メインランドのクルーズ・ターミナルの可能性を研究してきたのであり、既にデルタか、リッチモンドの可能性ある地点を調べる予備分析を実施していた。何も決定されなかったが、Lions Gate Bridge(=ライオンズ・ゲイト橋)を通過できない大型船を使っているクルーズ客船会社とクルーズ量が増加していると分析していた。

今週、楽観主義者とのインタビューにおいて、VFPAのCEO and president(=最高経営責任者兼社長)のRobin Silvesterは、将来のため、より多くの収容力を持つことを調べることは重要だと語った。「公平に言って、あの事業に関して再び手綱を取ることになりました。堅調な需要を見ており、今年、旅客の点で記録的な年となりそうです。これは地域にとって非常に大きなニュースです。橋やその種のもので窮屈でない新ターミナルを作る機会を調べ始める必要はあるのです。」と語った。

港湾局の最新の貨物量報告書によると、2年間の空白を経て、昨年、Canada Placeというターミナルを訪問した記録的な307隻の船により、クルーズは復活し、810,090人の乗客がやって来たという。同港は最近、合計331回のクルーズ船訪問が、4月12日から10月24日までの間で、Canada Placeというクルーズ・ターミナルでは予定されているとも話しており、2022年との比較で、約8パーセント増加だという。2023年、記録的な120万人から130万人の乗客が、同ターミナルを通過して旅行する可能性があり、2019年の110万人という記録の約10パーセントの増加だ。

Silvesterは、今年の船のうち、約90隻はとても大きいので、ライオンズ・ゲイト橋を潜るため、それに適した潮位を待たなければならなくなると語り、より大きな船を収容するために、新たな収容力を検討する必要があることを強調した。工事予定は設定されていない、と付け加えた。(BIV: May 4, 2023, 5:00pm)

日本でPRINCESSのクルーズ船に乗船する際、水先案内人が海中に転落、死亡(日本)

長崎港の水先案内人が、5月5日、東京時間5時30分頃、長崎に入港しようとしていたクルーズ船、DIAMOND PRINCESSに乗船する際に、海中に転落した。この69歳の男性は、伝えられているところによると、DIAMOND PRINCESSの救命船により救助されたが、2時間後に、残念ながら死亡が宣言された。長崎に接岸したクルーズ船は、同日、5月5日に、横浜に向けて出港した。(FleetMon: May 05, 2023 at 14:36)

ビドン島近くでフェリー火災、乗客79人救助(マレーシア)

クアラ・トレンガヌ発。当地のTaman Tamadun Islam (TTI)埠頭に向かっていたフェリーで、今日の午後、火の手が上がり、79人の乗客と船員は、無傷で避難した。

Terengganu Malaysian Maritime Enforcement Agency(注、「マレーシア・トレンガヌ海事庁」の意)(MMEA) director(=長官)Khairulanuar Abd Majidは、同庁は午後3時頃、クアンタンの海上救助副センターから。この事故に関する報告を受け取ったと話した。

「このフェリーは、ビドン島近くで出火した際、ルダン島からTTI埠頭に向けて航行中だったと考えられています。」「2つのMMEAの資産が、現場に派遣されました。」と、連絡を取った際に語った。

Khairulanuarは、巻き込まれた被害者全員は、無事にTTI埠頭に移送されたと話した。「火災でフェリーは損壊しました。原因は、なおも調査中です。」と話した。

この事故の数本のビデオ・クリップ(注、「録画映像の一部」の意)が、ソーシャル・メディア上に広がった。ネチズン(注、「ネット市民」の意)は、火災の煙は現場から数キロ離れたところから見えたと話していた。(FMT: 06 May 2023, 8:43pm)

Cruise Saudi、サウジゼーション率71%に達し、2035年までに50万人の雇用創出(サウジ・アラビア)

リヤド発。Public Investment Fundが所有する会社であるCruise Saudiは、当王国内の完全に揃ったクルーズ市場のための社会基盤を開発する任務を負っているが、2021年の創業以来、何とかSaudization rate(=サウジゼーション率、注、サウジ・アラビア人を雇用する割合)が71%に到達した、と幹部の1人は語った。

ドバイのArabian Travel Market 2023(注、「2023年アラビア旅行市場」という見本市)の会場内で、Cruise Saudi CEO(=最高経営責任者)のLars Clasenは、伝統的に外国人の被用者に頼って来た分野でのサウジ人の雇用を増やす同社の努力を説明した。

「Cruise Saudiは、2035年までに、サウジ・アラビアで、地元労働力の利益となる50,000人の直接及び間接雇用を作り出す計画を立てています。」とClasenはArab News紙に語り、同社は雇用することによって、積極的に女性を励ましてきたとも語った。

Clasenは、労働要員の34パーセントが女性によって構成されていることを指摘し、経営と事業開発の部局で管理職についているという。女性は、総合ターミナル及び港湾サービスや、地上運営のような極めて重要な部局においても働いている。

このクルーズ会社は、2035年までに、130万人のクルーズ観光客を惹きつけることによって、王国の観光分野を強化することも狙っており、これには国内総生産の10パーセントに貢献する観光分野を急騰させることが含まれている。「サウジの急速な観光産業の拡張に向けた新たな柱として、クルーズを確立することは、意義深い仕事の1つなのです。」とClansenは語った。同社は広い意味で、サウジのVision 2030計画の文脈内で運営されており、これは経済を多様化し、観光業のような新しい収益を創出する産業を発展させるものだ、と付け加えた。

Cruise Saudiは、既存のサウジの3つの商業港を既に開発しており、これには、世界最大のクルーズ船を迎えるための専用社会基盤を有するJeddah Islamic Port(=ジッダ・イスラミック港)、Yanbu Commercial Port(=ヤンブー商業港)、そしてKing Abdulaziz Port(=アブドゥルアズィーズ国王港)が含まている。

同社は、2022年11月に始まり、2023年5月に終わることになっている現在進行中のクルーズ・シーズン中の客数が急騰していることも目撃している。「7隻のクルーズ船に乗ってサウジを訪問した100の異なる国から来た乗客は、192,714人に達しました。」と、Clasenは付け加えた。

更にCruise Saudiは、最近、高い正味財産を有する乗客に狙いを定めた183メートルの超豪華ヨットを建造することで、最高級ホテル商標のAmanと協働している。同船は、27室のスィートを有するもので、2027年までにクルーズする準備が整う。(Arab News: May 07, 2023 18:26)

このクルーズ船は、CDCが実施する公衆衛生検査で不合格(米国・スイス)

MSC Cruisesの船が最近、Centers for Disease Control and Prevention(=疾病対策予防センター)の検査で不合格になった。67点で、この機関が合格と考える点数を、20点近く下回っていた。

4月27日付の検査報告書によると、この機関は、MSC Seasideの検査中に、例えばSeaside Barの酒場区画内での蠅、石鹸のない旅客用の流し、あるいはDeck 16(=第16甲板)のビュッフェの壊れたソープ・ディスペンサー(注、石鹸水が出てくる装置)、更にウォーク・イン冷蔵庫(注、「歩いて入れる冷蔵庫」の意)の中で「black filth residue(=黒いごみかす)」で覆われた未開封のヨーグルト容器といった、非常に多くの不備を発見したという。

このCDCのVessel Sanitation Program(=船舶衛生事業)は、そのウェブサイトによると、「現在のVSP Operations Manual(=船舶衛生事業運用取扱説明書)に従って、船舶がいかによく衛生水準を運用・維持しているかを判断する」ための定期的な船舶検査を実施するものだという。(中略)

検査で不合格になった最後の船は、2020年のPrincess CruisesのRegal Princessで、CDCのウェブサイトによると、77点だった。MSCのMeravigliaとSeascapeという船は、2月の検査では、それぞれ98点と100点だった。(USA TODAY: May 9, 2023)

男がRoyal Caribbeanのクルーズ船の公衆便所に隠しカメラを設置、告訴(米国)

FBI(=連邦捜査局)のSan Juan Division(=サン・ファン支局)は、男がRoyal Caribbeanの船の公衆便所に隠しカメラを設置したと申し立てられ、ビデオ窃視症と、児童ポルノを所持しようと試みたことで起訴されたのを受けて、被害者となり得る者を特定をする作業している。

本件の刑事告訴状によると、このカメラは、この4月下旬に、フロリダ州マイアミから出発した7日間クルーズ中、このクルーズ客船会社のHarmony of the Seasという船に設置されたものだと申し立てられている。

この男は、Jeremy Froiasであると判明しているが、マイアミでHarmony of the Seasに乗船し、このクルーズ船が公海上を航行中に、同船のサーフィン模擬装置と酒場の間にある最上甲板の公衆便所に、隠しWi-Fi(=ワイ・ファイ)カメラを設置したと申し立てられている、と刑事告訴状にはあった。

数日後、別の乗客がこの隠しカメラに気が付き、Harmonyの船員に通報した。警備員がこの便所を捜索し、隠しカメラを発見して、差し押さえた。刑事告訴状によると、警備員は、数時間分の動画が収録されたMicro SD card(=マイクロSDカード)を発見したという。

FBIは、可能性ある被害者情報を求めて、オンライン上のフォームに投稿している。「貴方及び若しくは貴方の未成年の家族が、Jeremy Froiasの被害にあっているか、あるいはこの捜査に関連する情報を持っているのならば、このショート・フォームに書き込んでください。」とこの投稿にはあり、時間枠は2023年4月30日から5月1日までに特化したものだと述べている。

このカメラの最初の動画には、Froiasがカメラを隠し、便所に焦点を合わせるために画角を調整し、その後、このカメラを、Wi-Fiを使用している自分の電話に接続し、それから便所後にしたのが写っている。捜査官が調べた追加動画には、150人以上の個人が写っており、これには少なくとも40人の未成年者と思われるものが含まれており、この便所に入って来て、便所を利用するか、水着に着替えるかしている、と告訴状にはあった。

この刑事告訴状によると、Froiasは「admitted to placing the hidden camera in the bathroom(=便所に隠しカメラを設置したことを認め)」、同船の警備員に、5月1日に調べに行った時にカメラが見つからなかったことから、このカメラが見つかって撤去されたことを知った、と話していたという。

月曜日の保釈金聴聞において、Froiasは釈放され、第三管理者としての妻に引き渡され、自己の子供を含む、如何なる未成年者とも監視なしで接触しない、インターネット接続しない、何よりも旅券を返納するという条件で、管理者付で、25,000ドルの無担保保釈金を納付することが命じられたことが、裁判所記録で明らかになっている。

「Froias氏は正式に起訴されていません。それ故、現時点において論評致しません。」と彼の弁護人のLeo Aldridgeは、CNNに話した。

Royal Caribbeanは声明文において、同船の4月29日のクルーズにおける事件は承知している、と話した。「本件は、直ちに地元及び連邦法執行機関(注、警察等)に通報されており、巻き込まれたお客様は更なる捜査のために、当局によって本船より移動させられました。これは進行中の事件であることから、現時点において、これ以上の詳細を共有することはできません。」とこのクルーズ客船会社は述べた。(CNN: Updated 11:28 AM EDT, Tue May 9, 2023)

クルーズ船がタイン港から処女航海することに(英国)

クルーズ船がノース・シールズに到着し、そこで何千もの乗客が、処女航海に先立って乗船することになる。

MS Ambitionは、重さ(注、総トン数(容積)の誤り)が約48,000トンで、2,000人以上の旅客と船員を収容できるが、金曜日の英国標準時間18時に出港する。船主のAmbassadorは、本船は、イングランド北東の経済を「boost(=押し上げる)」ものだと話した。

Port of Tyne(=タイン港)から他の連合王国(注、英国)の港湾、ヨーロッパ、そしてノルウェーのフィヨルドに所定のクルーズを運航することになる。この船は、以前は他のドイツの運航事業者の下で航海していたが、最近、グラスゴーに接岸して、1,200人以上のウクライナ人難民を住まわせていた。広範な改修作業を経たことから、保護水域にある港を含む、より小さな港を取り扱うことができる船だと描写されている。新たな船主の下での処女航海で、この船が北海を横断して、フランスやドイツに向かうのを見ることになる。

「弊社にとって、極端なまでに重要な日であります。」とAmbassador Cruise Lineのchief executive officer(=最高経営責任者)であるChristian Verhounigは話した。同社は、本船が世界中からこの地域に観光客を連れて来ることになると話した。

広報担当者は、次のように付け加えた。「就航で、新たな雇用を作り出すことになる一方、より多くの観光客が(この地域に)やって来て、地元経済も押し上げることになります。」

タイン港は近年、より多くのクルーズ船を惹きつけており、2012年には、35,000人以上のクルーズ船観光客が、今や他港から到着するようになっていた。(BBC News: Published 12 May 2023)

Norwegian Cruise Line Holdings Ltd.株、金曜日に下落、市場で低い値動き(米国)

Norwegian Cruise Line Holdings Ltd. NCLHの株式は金曜日、3.07%下落して13.24ドル、株式市場にとっては全体的に悪い売買立会となったことが判明し、S&P 500 Index(=S&P500種指数)SPXは0.16%下落して4,124.08で、Dow Jones Industrial Average(=ダウ・ジョーンズ工業株30種平均)DJIAは0.03%下落して33,300.62だった。これは、株式の4日連続の下落となった。

Norwegian Cruise Line Holdings Ltd.は、同社が11月15日に到達した52週間最高値より5.43ドル下回って引けた。同株式は金曜日、競合他社の何がしかととの比較で、混合出来高を示した。Walt Disney Co. DISは0.35%下落して91.99ドル、Carnival Corp. CCLは4.00%下落して9.83ドルだった。

出来高(1360万)は、1490万の50日平均出来高を130万下回ったままだった。(MarketWatch: May 12, 2023 at 5:11 p.m. ET)

ANEK Linesの取引に疑念(ギリシャ)

フェリー運航事業者、ANEK Linesの従業員、債権者、そして納入業者の間で、Competition Commission(=競争委員会)がAtticaの深い関与を要請することになり、この取引の経済論理に変更があるかもしれず、それ故、このギリシャ最大のフェリー会社を、合意に関する議論から遠ざけることになるという兆候が生じたことから、Attica Groupによる救済完了についての懸念が高まっている。

「raises serious doubts as to the compatibility with the requirements of competition in individual markets and possible distortions in the market for the provision of maritime transport services(=個別市場における競争要求との親和性と、海上輸送便の提供に向けた市場におけるひずみの可能性に関し、深刻な疑念が生じる)」ことに専念することを口にした、この監視当局の最近の発表ばかりでなく、正式表明、あるいは競合他社、とりわけMinoan LinesやSeajetsからの漏洩が、その兆候だ。これは、クレタ島に向かう航路やアドリア海航路での、ANEKとAtticaの共同運航にも拘らず、基本的に唯一のANEKが、2011年以来、現役であるこということである。

規制当局は、6月中旬にAttica Groupの深い関与を要求しそうであり、報告者の作業が完了した際に、ANEKとAttica間の株式交換関係は怪しいものとなる。(ekathimerini.com: 13.05.2023 17:06)

クルーズ船、American Queen Voyagesがエスカナーバに到着(米国)

ミシガン州エスカナーバ発。最初のAmerican Queen Voyagesのクルーズ船が、温かい歓迎を受けて、エスカナーバに接岸した。これは、Ocean Navigatorというクルーズ船にとっては、最初の寄港。Delta County Chamber of Commerce Executive Director(=デルタ郡商工会議所会頭)のVickie Micheau は、これら新しい訪問者に興奮させられたと語った。

「当地に人々を迎えていることは、大変に重要なことなのです。彼らは、私たちが私たちの共同体について愛しているものを見ているのであり、そしてそれから、もちろん二次的には、彼らが当地を訪れたことの結果の財務的影響というか、経済的効果であります。」とMicheauは話した。

今回の訪問は、エスカナーバにとって、歴史的な瞬間である。Ocean Navigatorの船長には、当市への鍵が与えられ、リボン切断式典が、客の到着を称えるために開催された。

American Queen VoyagesのVice President of Marine Operations(=海上運航部長)のBill Annandは、五大湖を旅することでワクワクしていると話す。「五大湖では、これらの旅程があります。つまり実際のところ、五大湖の5つ全部を訪問するのです。この旅程で訪問する港はシカゴ、そしてマッキノー島に行き、スー・セント・メリーまで行き、水門を通過します。デトロイト、クリーブランド、ナイヤガラ・フォールズに下り、それからトロントに向かうのです。」とAnnandは話した。

Micheauは、クルーズ客はデルタ郡を探索すると語った。「乗船客は約200人おり、船を降りるや、ホップ・オン、ホップ・オフ(=飛び乗り、飛び降り)ツアー(=観光)を行い、デルタ郡まで乗って来て、素晴らしい観光名所を全て見て、私たちの素晴らしい店舗で買い物をして、丸一日、この共同体で過ごすのです。」とMicheauは語った。

これは、今から10月2日までにエスカナーバに接岸することになっている28隻のクルーズ船の最初のものだ。(TV6: May. 15, 2023 at 6:49 AM JST)

Royal Caribbean、2024年4月、中国復帰へ(中国・米国)

Royal Caribbean Internationalは、2024年4月に、2019年建造のSpectrum of the Seasを使って上海から出航し、同商標の中国への復帰を記すことになる。

Anthem of the Seasは、2024年―25年のクルーズ・シーズン向けにシンガポールに再配置され、2024年10月に母港運営を開始する。

シンガポールは、2020年暮れにクルーズを再開すべく船舶を許可したアジア最初の母港だった。それ以来、Spectrum of the Seasは、3泊から4泊の範囲で、主としてシンガポールからクルーズ航海をしてきた。

Spectrum of the Seasは、中国に再配置されて、2024年4月に上海発の航海を提供し始める。同船は、東京、横浜、大阪、福岡、そして長崎を含む、日本の港を訪問する。Spectrum of the Seasは香港発で、日本、台湾、そしてベトナムに訪問する8本の航海を提供する。(Cruise Industry News: May 15, 2023)

新しいアイラ島とジュラ島のフェリーの名称発表(英国)

アイラ島とジュラ島の共同体を結ぶ2隻の新しいフェリーの名称が選ばれた。

このフェリーを所有するCaledonian Maritime Assets Limited (CMAL)は、今年これまでに、大衆投票に向け、ショートリスト(注、選抜名簿)を出していた。Isle of Islayと、アイラ島の入り江であるLoch Indaalが、最も得票を得、Pioneerの名前が第3位だった。

トルコのCemre Shipyardが、CalMacによって運航されることになるこのフェリーの9100万ポンドの建造契約を獲得したのだった。これらの船の1番船の工事は、昨年10月に開始された。国有のCMALは、工事に入札した11社を熟慮した。この中には、インバークライドの国有化されたFergusonも含まれていた。

1番船のフェリーは、2024年10月までに引き渡されることになるものと見られ、海上試運転の後、就航する。2番船は、2025年初めに後に続く。それぞれの船は、450人までの乗客と、乗用車100台又は商業車両14台までを積載できる収容力がある。

CMALは、これは、アイラ島航路の車両と貨物の収容力を、合計で40%増加させるもので、広く西海岸船隊の復元力全体を向上させるものと見られる、と話した。(中略)

Cemreは、CalMacのスカイ島、ハリス島、ノース・ウィスト島の運航向けの新船の1億1500万ポンドの建造契約も勝ち取っていた。名称発表は、Fergusonの造船所での2隻のCMALのフェリーの工事を巡る継続中の議論の中で出てきたもの。これらの船は、今や2億ポンド以上も予算超過しており、6年遅れだ。

火曜日、Economy Secretary(=経済大臣)のNeil Grayは、Hull 802(=船体番号802番)として知られている2隻目のフェリーが仕上げ段階になっていることが再調査で判明し、「narrow(=限られた)」言葉で、金額に見合う価値はなかったと話した。しかし、この国有化された造船所で同船を竣工することは、より多くのフェリーの収容力を実現する最速の方法であり、雇用を守ることになると語った。

1番船のGlen Sannoxは、秋に運航事業者のCalMacに引き渡されることになっている。Hull 802は、2024年夏の見込み。(BBC News: 18 May, 2023)

中国クルーズ産業、2023年6月に運休から復帰へ(中国)

中国の国際クルーズ市場は、2023年6月に再開することになっており、クルーズ産業における最後の主要市場が、運航再開を記すことになる。中国におけるクルーズの再開は、COVID-19の拡大を抑えるため、上海がクルーズを中止した2020年1月30日以来、41か月間の運休後にやって来た。

General Office of the Ministry of Transport(=交通運輸部中央弁広庁)は最近、「Plan for the Orderly Pilot Resumption of International Cruise Transport(注、「国際クルーズ輸送の秩序ある試験的再開計画」の意)を明らかにした。この計画によると、上海と深センは、国際クルーズを再開するという。連続する次の段階での更なる規制の段階的撤廃に引き続いて、試験的計画により再開される。

運航再開となる最初のクルーズ船は、Blue Dream Cruisesが運航する「BLUE DREAM STAR」と、China MerchantsとVikingの合弁事業である「China Merchants Yidun」だ。

上海到着後、BLUE DREAM STARは、衛生状態、状態検査、安全訓練の遵守を確実にするための厳格な安全検査を実施した。その後、同船は、クルーズ提供に先立って要求されている旅客無しでの試験航海を行った。この試験運航は5月16日に始まり、南朝鮮(注、韓国)の済州(=チェジュ)島に航海し、5月18日に帰港した。初の正式提供クルーズは6月19日に始まり、上海を出発して、日本の港に向かう。

他の船は、間もなく後に続く。China Merchants Yidunも、6月にクルーズを再開する予定だ。Carnival CorporationとChina State Shipbuilding Corporation (CSSC)の合弁事業であるCSSC Carnivalは、7月に運航を開始し、上海から日本の沖縄に航海する。

Royal Caribbeanは、中国での運航を、来年の4月に開始すると発表した。「Spectrum of the Seas」というクルーズ船が、来年、上海を母港にすることになる。(FleetMon: May 18, 2023 at 12:21)

Adora、その最初の中国建造船を命名:Adora Magic City(中国)

China Tourism Day(=中国観光の日)の機会に、Adora Cruisesは、ここの最初の中国建造大型クルーズ船の名称を明らかにした。Adora Magic Cityであり、上海が今年の暮れに始まる就航シーズンの母港となる。

Adora Magic Cityは、東洋と西洋の最良のものを組み合わせた偉大なメトロポリスから触発されたもので、洋上の摩訶不思議な都市を作り出すものだと同社は話した。

CSSC Carnival Cruise Shipping LimitedのManaging Director(=業務執行取締役)であるChen Ranfengは、次のように語った。「弊社の最初の中国建造大型クルーズ船の名称の発表で、興奮しております。Adora Magic Cityは単なるクルーズ船ではなく、中国のもてなしと世界のクルーズ活動の最良のものを提示する人の心をとらえる体験なのであります。弊社は、弊社のお客様とこの忘れられない旅を共有することになることが待ちきれません。」(Cruise Industry News: May 19, 2023)

クルーズ船胃腸ウイルス増加(米国)

2023年これまでに、旅客と船員の3%以上が発病した胃腸ウイルスが、11件になっている。これは2019年よりも多く、2017年と2018年と同数。夏はクルーズの繁忙期であり、専門家は、船内では頻繁に手を洗うよう話している。(The Weather Channel: May 21, 2023)

乗客が「神秘の島」の沖で遊泳中に死亡、クルーズ船、戦慄(オーストラリア)

5月15日にシドニーを出発したクルーズ船の乗客が、バヌアツで遊泳中に死亡した。

Carnival Australiaは、Carnival Splendorの乗客が、Mystery Island(=神秘の島)で死亡したことを確認した。「Carnival Cruise Lineは、遊泳中に、とある医学的状態が生じて、神秘の島でお客様が死亡したことで、深く悲しんでおります、とこのクルーズ客船会社は声明文において述べた。「弊社看護チームが、この困難な時において、他のお客様と共に、このお客様のご家族を支援しております。」

乗船客の1人は7NEWSに対し、この乗客はシュノーケリング中に死亡したと話した。同船は、南太平洋を周遊する9日間旅行の途上で、5月24日水曜日にシドニーに戻って来ることになっている。

Daily Mail Australiaでは、更なる情報を求めて、Department of Foreign Affairs and Trade(=外務貿易省)と連絡を取っている。(Daily Mail: Published: 08:00 BST, 23 May 2023)

Incat Tasmania、南朝鮮向け特注高速双胴船を竣工(オーストラリア・韓国)

オーストラリアの高速船専門業者であるIncat Tasmaniaは、最新の建造事業を引渡し、この76メートルの高速旅客双胴船、El Dorado Expressは今、南朝鮮(注、韓国)のDaezer Ferryという新所有者の下に向かう引渡し航海の途上にある。

船主の厳しい要求を反映した、この特注の新フェリー、Incat Hull 099(注、「船体番号099番」の意)は、ランプ(注、傾斜路)と前方の貨物空間を有する、主として旅客船だ。

浦項(=ポハン)と、南朝鮮(注、韓国)の東海岸沖、117海里にある島である鬱陵(=ウルルン)島の間を横断するDaezer Ferryの下で運航することになり、地元住民の必需品を支援し、諸島に向かう観光客のためのサービスを提供する。

Incat Tasmania Chairman(=会長)であるRobert Cliffordは、Incatは朝鮮(注、韓国)水域に対して不案内ではなく、1995年にこの地域に第1船を引き渡しており、未だにSunflowerは高く評価されていると話す。「Sunflowerは25年間、鬱陵島の役に立ち、ごく最近になって、朝鮮(注、韓国)の船齢規制に従って、Daezerによって引退したのです。」と話す。(中略)

Revolution Designが設計したEl Dorado Expressは、真の高速船であり、100トンの載貨重量で、海上試運転で50.2ノットという素晴らしい速力に達した。(後略)(Incat Tasmania Pty Ltd: May 23, 2023)

アンスト島フェリー・ターミナルで作業開始(英国)

Belmont Ferry Terminalでの作業のため、週末、アンスト島を行き来する車両サービスがないことを乗客らには伝えられている。

ターミナルのリンクスパン(注、可動橋)の更新作業が、金曜日(明日)から実施される。金曜夜の午後7時5分から、月曜朝の午前6時までの間、車両は禁止となる。

金曜日の晩、ベルモントからの最後の車両フェリーが、午後6時30分にイェル島のガッチャーに向かい、ベルモント行きの最後の車両フェリーは、午後6時55分のガッチャーからのものとなり、その後、フェトラー島のハマーズ・ネスに向かう。

ウエイザウンドのMV Biggaの徒歩客向けのフェリーへの接続は、ガッチャーとハマーズ・ネスでは、ギャングウェー(注、連絡通路)経由となり、ro-roのランプ(注、傾斜路)から乗船する。介護を必要とするかもしれない乗客は、船員に教えるよう要請されている。

今週末、アンスト島とフェトラー島から行き来するフェリー便は、予約のみで運航となる。旅客は事前に、予約事務所に電話しなければならない。

ブルーマル・サウンド(注、アンスト島とイェル島の間の海峡)のフェリー便の代わりの時刻表は、Council(=地方議会)のウェブサイトで入手可能だ。(The Shetland Times: May 25, 2023)

船と返金要求について懸念のある中での、危機にある3年間クルーズ(トルコ)

Life at Sea Cruisesが、来るべき130,000海里の航海の開始を発表した際、「world’s first and only three-year cruise(=世界初で唯一の3年間クルーズ)」として宣伝された。

船室の需要は、旅行愛好家の中には、一生の旅行の準備に、自宅を売却することになりそうで、「unprecedented(=空前)」のものとなると言われていた。しかしMiray Cruisesの子会社であるLife at Sea Cruisesが、MV Geminiで行く航海の予約を開始して数か月たったところで、この11月1日にイスタンブールから出航する予定の旅行は、危機に陥ったようであり、顧客は既に返金を要求している。この事業のために特別に立ち上げられたLife at Sea Cruisesのチーム全体は、同船の適合性を巡って明白に意思疎通が断絶してから、Miray Cruisesとは決別している。

これからクルーズ?

今やLife at Sea Cruisesの元managing director(=代表取締役)となっているMike Pettersonは、水曜日、CNN Travelに対し、自身と設立チームの残りは、この事業から「stepped away(=身を引いている)」ことを確認した。

このクルーズが中止となるという推測がある中、Miray Internationalのdirector of business development and commercial operations(=事業開発兼商業営業主任)のKendra Holmesは、水曜日の晩に、Miray Executive Team(注、「Miray経営陣」の意)によって開催されたwebinar(=ウェビナー、注、オンライン・セミナー)で、これはそうした事例ではないことを力説した。

「このクルーズは、中止になっていません。」とHolmesは話した。「弊社は前進しております。予定通り、11月1日に出発します。ですから今、ハッキリさせたいのです。弊社はこれを中止したしません。」

しかしこの航海が、MV Geminiで行くことになるのか、別の船になるのか、未だにハッキリしていない。

「現在、船の名前はGeminiです。」とHolmesは付け加え、現在、新船の議論をすることはできないと説明した。(後略)(CNN: Updated 12:25 AM EDT, Fri May 26, 2023)

Carnivalのクルーズ船、荒海・厳しい天候で動揺、乗客には震え上がる者も(米国)

Carnival Cruise Lineの船の乗客は、荒天で地域の海が時化て、サウス・カロライナ州の港に荒っぽく帰港した。

ソーシャル・メディアに投稿された動画には、サウス・カロライナ州のチャールストンの港に戻る際、高波と大きな白波が、クルーズ船、Carnival Sunshineを揺さぶっているのが写っている。

バハマからの同船の帰還は嵐のために遅れたが、同船がチャールストン港に接近した時にも、暗い空と荒海のままだった。

同船に乗船していた数人の個人が、この厳しい試練の写真や動画をソーシャル・メディアで共有し、その多くには、割れたガラス、骨組みから外れた扉、そして同船の何がしかの廊下での水害が捉えられていた。(後略)(FOXBusiness: Published May 29, 2023 3:45pm EDT)

東京地裁、Diamond Princessの運航事業者の労働者解雇、承認(日本)

東京発。東京地裁は、2020年にコロナウイルスの集団勃発があったことを受けた人員削減で失業したDiamond Princessというクルーズ船の運航者の日本部門の労働者の解雇を、月曜日、支持した。

Tokyo District Court(=東京地方裁判所)は、30代のCarnival Japan Incの元従業員の、解雇には合理的理由がなく、無効であるとする主張を退けた。

Presiding Judge(=裁判長)のYukiko Ito(=伊藤由紀子)は、同社の「reduce its workforce was highly necessary and the company's response was deemed reasonable(=人員削減の決定は必要性が高く、同社の対応は合理的と判断できる)」と述べた。

判決によると、Carnival Japanは、このクルーズ船でCOVIDの集団勃発があった数か月後の2020年6月に、67人の従業員のうち24人の退職を促したという。原告を含む3人が、この呼びかけに応じなかったが、その後、6月下旬に解雇された。

原告は、同社は、コロナウイルスのパンデミックにより影響を受けた事業の雇用維持を図るための政府の補助金を利用する等して、労働者の解雇を回避するための十分な努力をしなかったと主張した。

解雇された3人は、2020年8月に訴訟を提起したが、うち2人は、昨年12月に同社との間で和解に達した。同社は遺憾の意を表明し、この解雇を自己都合退職に変更することで合意していた。しかし残る原告は、同社への職場復帰を求め、訴訟を継続していた。

2020年2月、Diamond Princessでの集団感染は、何千もの乗客や船員が隔離されて、国際的な注目を集めた。700人以上が感染し、13人が死亡した。

日本は、その翌月から今年の3月まで、外国クルーズ船の受け入れを停止していた。(Japan Today: May 30, 2023 06:00 am JST)

Blue Dream Cruises、乗客300人乗せて上海から航海(中国・日本)

Blue Dream Cruisesは最近、中国の上海港から国際クルーズ便を再開した最初のクルーズ客船会社となった。

地元ニュースの報道によると、このクルーズ客船会社の唯一の船であるBlue Dream Starは、5月26日にShanghai Wusongkou International Cruise Portから出航したという。297人の客を乗せたこのクルーズ船は、日本の博多港に針路を取り、2020年初め以来、同港から出発した最初の国際クルーズとなった。4泊の試験航海は、今年これまでに、中国当局から発表された試験再開計画の一環であると地元消息筋は話した。

Blue Dream Cruisesは2020年に、その最初のクルーズ船であるBlue Dream Starを買収した。以前、Diamond Cruiseが運航していた乗客836人乗りの船は、2001年に就航した。今年これまでに、この中国に本拠を置く会社は、日本への一連のクルーズによってサービスを開始する計画を明らかにしていた。

上海から出航するこの計画には、長崎、門司、福岡のような、異なる日本の目的地に向かう4泊から7泊のクルーズが含まれている。当時、同社が出した声明文によると、芸術をテーマとする航海は、中国人が3年間の断絶の後、国際クルーズ休暇を体験できるように設計されたという。このクルーズは、客が日本の人間性、芸術、自然景観を楽しめるようにもなっている、とBlue Dream Cruisesは話していた。

Blue Dream Cruisesに加え、China Merchants Viking Cruisesだけが、現在、中国でのクルーズを提供している。この商標は、2021年に開業したものだが、China MerchantsとViking Cruisesの合弁事業であり、中国船籍のZhao Shang Yi Dunを運航している。

中国でサービスを間もなく開始する予定の他のクルーズ客船会社には、Royal Caribbean Internationalがあり、2024年4月から上海にSpectrum of the Seasを配船する。またCSSC Carnivalは、最近、今年中に天津(=ティエンチン)から元Costa Mediterraneaを運航する計画を明らかにしていた。(Cruise Industry News: May 30, 2023)

Carnival UK:Paul Ludlow、新社長に任命(英国)

Ludlow氏は、P&O CruisesやCunardを世界的に包括するサウサンプトンに本拠を置くクルーズ巨大企業の全ての商業・運営責任を引き受けることになる。

Cunardの新president(=社長)のKatie McAlisterは、同社に8月に加わり、Ludlow氏に直属することになる。この首脳部の交代で、同社と長期の職歴を有するSture Myrmellが、同社から離れることにもなる。

Carnival UK & P&O Cruisesのpresident(=社長)であるLudlow氏は、6月1日に就任するが、次のように語った。「弊社の2つの商標にとって、これ以上、幸先の良い時はありません。」

「P&O Cruisesは目覚ましい成功を実現し続け、現代の主流となっている休日の最前線に明らかに立っております。」「最近のBAFTA Television Awardsという後援者のような、信頼できる確かな共同経営者の他、Gary BarlowやNicole Scherzingerを含む世界的な才能あふれる人と足並みを揃えなければ、この商標の未来は、これ以上輝くことはなかったでしょう。」

「来年は、弊社の新船と弊社の4隻目のQueenであるQueen Anneの到来により、Cunardにとって極めて重要な年となります。Queen Anneは、その豊かな遺産により、この並外れた商標に再びスポットライト(注、注目)を放つことになります。」「私は、Cunardチームを率いるためにKatie McAlisterがやって来たことで、連合王国(注、英国)と世界中におけるCunardの航海需要を基に、前進することを確信しております。」(後略)(Daily Echo: 31st May)