2025年7月
2025年7月の海外旅客船情報
台湾の澎湖、香港からの1,800人のクルーズ客を歓迎(台湾・マレーシア)
台北(=タイペイ)発。火曜日の朝、クルーズ船が香港と澳門から澎湖(=ポンフー)への1,800人の旅行者を連れてきた。
この77,740トンのStar Voyager(=スター・ボイジャー、注、ex-Dawn Princess)は、CNA(=中央通信社)によると、今年これまでに馬公(=マーゴン)に接岸した最大のクルーズ船だという。訪問者らは、この島嶼県において半日過ごす予定だ。
この船は、香港から高雄(=カオシュン)に航海し、火曜日朝に澎湖に到着した。マレーシア人所有のStar Cruisesは、10月まで、7本の同種の旅行を計画している。
Penghu County Government(=澎湖県政府)とTourism Administration(=交通部観光署)の代表が同船に乗船して、訪問者らにお土産を贈呈した。今年これまでに、Seabourn Cruise Linesが運航するSeabourn Quest(=シーボン・クェスト、注、「探求の旅」の意)」も澎湖に接岸していた。
2024年、Taiwan International Ports Corporation(注、「台湾港務株式会社」の意)によると、台湾は、海外からの316,000人が含まれる900,000人のクルーズ旅行者を記録したという。同国は2025年に、クルーズ船の訪問は414隻から572隻に増加し、この人数が980,000人に上昇するものと見ている。(Taiwan News: Jul. 1, 2025 13:48)
父親と娘、Disneyのクルーズ船から船外に転落して救助(米国)
父親とその5歳の娘が、日曜日の午後、Disney Cruise Lineの船から船外に転落して、水中から救助された、と当局者は確認した。
乗客のGar Frantzは、4階の甲板にいた時、男性が写真を撮っている間、Disney Dreamというクルーズ船の手摺の上に子供が座っているのを見たと話した。その後、その子供は船外に転落した。
「我々は見ていました。2人は小さくなっていきました。…気違い沙汰で、恐ろしいことでした。」とFrantzは、この男性と子供が海に落ちたのを見ていたことについて話した。
乗客のGail Merrickは、NBC Newsに対し、フロリダ州からバハマに行き、戻って来た時に、船内でビンゴをしていて、甲板で騒動が起きたのに気が付いたと話した。船員が乗った黄色の船が、救助だと聞かされたものを試みようとしているのを見たと話した。
「それが子供と、子供の後を追った父親であることが判り、実際、息を押し殺して、何が起きるのかを見ていました。」と付け加えた。Merrickは、この事件の後、船は方向転換し、船員は直ちに男性と子供を発見したようで、直ぐに救助の発表があったと話した。
フロリダ州ブロワ―ド郡の保安官事務所のVeda Coleman-Wrightは、声明において、「appear to be anything suspicious(=疑わしく見えるようなもの)」は何もないようだが、刑事が「investigating the circumstances that led up to the child falling overboard(=子供が船外に転落するに至った状況を捜査しているところだ)」と話した。「私が読んだメディア記事によると、Disneyの船員は用意周到でした。明らかに訓練と用意の甲斐がありました。成功裏に海上救助を成し遂げたのですからね。」と語った。
Disneyは声明において、船員は「swiftly rescued two guests from the water(=海から2人のお客様を迅速に救助した)」と述べた。
「弊社は、数分内に2人のお客様を船に無事取り戻した弊社船員の並外れた技量と迅速な行動を称賛いたします。」と述べた。「弊社は、弊社お客様の安全と健康に献身しており、この事故は、弊社の安全手続きの有効性を強調するものであります。」
Disneyは、この事故や、船外に転落した2人についての身元が分かる情報についてのいかなる詳細も共有しなかった。船外に転落した時、この船がどこにいたのか、あるいはこのクルーズが何日目だったのかについても、ハッキリしない。
Coast Guard(=沿岸警備隊)は、論評の求めには応じなかった。(後略)(NBC News: July 1, 2025, 3:15 AM GMT+9)
バリ島近くでフェリーが沈没、少なくとも2人死亡、43人行方不明(インドネシア)
インドネシアのバリ島という行楽の島の近くで、65人を乗せていたフェリーが沈没し、救助隊員らは木曜日、時化の海で行方不明となった43人を、夜を徹して捜索している。
KMP Tunu Pratama Jayaは、東ジャワのクタパン港を水曜日遅くに出発して、1時間半ほどで沈没した、とNational Search and Rescue Agency(注、「国家捜索・救助庁」の意)は声明で述べた。バリ島のギリマヌ港に向かう30海里の旅だった。このフェリーは、乗客53人、船員12人、トラック14台を含む車両22台を積載していたという。
遺体2体が収容され、20人が救助された。大半が何時間も波だった海を漂流して意識がなかった、とBanyuwangi police chief(=バニュワンギ警察署長)のRama Samtama Putraは話した。
2隻の曳船、2隻の空気注入式ボートを含む9隻の船が、水曜日の夜以来、闇の中、夜通し6.5フィートの高さの波と戦いながら、行方不明者を捜索している。
フェリーの大惨事は、17,000以上の諸島からなる群島のインドネシアでは、よくあることだ。ここでは、フェリーは交通機関としてしばしば利用されており、安全規則は緩みがちだ。(FOX News: Published July 2, 2025 10:12pm EDT)
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