2026年3月

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2026年3月の海外旅客船情報

単にイラン紛争が懸念されるだけではないことから、クルーズ株は下落(米国)

Norwegian Cruise Line Holdingsやその他の同業者株が、投資家らがイラン紛争により、クルーズと旅行産業が損害を受けることになるのを懸念したことから、月曜日に大打撃を受けた。

しかし、それだけではない。費用に敏感な消費者に強力に訴求し、陸上の休暇よりクルーズが安価であるとする他、物事への体験を求める消費者からの強固な需要を大げさに宣伝して来た産業にとっては、Norwegian、すなわちNCLHが、マイナス4.87%だという四半期業績が、良い時期はピークを迎えたのかもしれないという懸念を炸裂させるかもしれないのだ。

このクルーズ運航事業者は、直近の四半期の販売予想が不首尾に終わり、利益と予約の双方の悲観的な見通しを提供した。イラン紛争のために急騰している石油価格により、予想よりは悪化する可能性すらあり、燃料費が僅かに増加するだけになっているのだ。

原油先物は、イラン紛争が供給停止に繋がるという懸念の中、月曜日に6%急騰した。

Norwegianの株は10.3%下落し、S&P 500 indexのSPXを、マイナス1.24%という2番目に悪い役者にするに十分だった。このことは、2四半期連続して、利益を受け、株式が二桁のパーセンテージ以上に下落することとなった。

Melius Researchの分析者であるConor Cunninghamは、同社株式の「significant portion(=かなりの部分の)」の大量売却による急落は、イラン紛争に関係がありそうだと話し、この業績の未達は、同社において変化を促すことになると強く考えている。

Norwegianの同業者は、Carnivalの株式であるCCLがマイナス4.32%で、7.6%下落、Royal Caribbeanの株式であるRCLがマイナス2.23%で、3.2%下落だった。

第4四半期は、Norwegianが、1年前から6.4%増となる22億4000万ドルの総収入を報告したが、これはFactSetが収集した分析者予想平均である23億4000万ドルを下回るもので、旅客切符収益と船内消費の双方において、不首尾に終わるものだった。

FactSetによると、これは4四半期連続で、収益が予想を下回るものだったという。

同社は、クルーズの販売促進活動が第1四半期中に最高潮となった所謂、wave booking season(=予約の波の季節)の期間中、この1年を始める「pressured(=圧力をかけた)」もので、「slightly below the optimal booking range(=最適予約の範囲を僅かに下回った)」と話した。第1四半期において、カリブ海でのクルーズ供給の「material increase(=物的増加)」で消耗せざるを得なかったとNorwegianは話し、ここは、この会社の圧倒的に最大の地域だった。しかし同社は、長期的な需要傾向は、発展的なままであり、とりわけ豪華な提供については堅調だと話した。

再現性のない品目を含む、直近四半期の調整済み1株当たり利益は、46%増で28セントであり、FactSetのコンセンサス(注、意見の一致した)26セントよりも上回った。しかし2026年は、同社は調整済みEPS(=1株当たり利益)は2.38ドルで、予想の2.57ドルを下回るものと予想している。

これには、メートル・トン当たりの燃料価格の2026年予想である670ドルが含まれており、これは、2025年の662ドルよりも1.2%上昇している。(MarketWatch: March 2, 2026 at 5:11 p.m. ET)

イランの革命防衛隊がUSS Abraham Lincolnに巡航ミサイルを発射(イラン・米国)

イランのIslamic Revolutionary Guard Corps(=イスラム革命防衛隊)(IRGC)は火曜日、4発の巡航ミサイルを、合衆国航空母艦であるUSS Abraham Lincolnに向けて発射したと話した。この主張に関して、合衆国当局からの即時の確認はない。

今週これまでに、IRGC(=イスラム革命防衛隊)は、同艦をミサイルで標的にしたとも主張しており、この攻撃の後、同空母はその持ち場から引き下がったと主張していた。しかし、US Central Command(=合衆国中央軍)(CENTCOM)は、同空母は攻撃されておらず、混乱なく運航を継続していると話して、こうした主張を否定していた。(Shafaq News: 2026-03-03 16:49)

ドイツのクルーズ客、イランの攻撃の中、ペルシャ湾で立ち往生(アラブ首長国連邦・カタール・イラン・ドイツ)

これは、この休日の行楽客が思い描いていたクルーズとは違うものだ。中東における危機の激化は、湾岸地域の船上で、何千もの観光客を立ち往生させている。

ペルシャ湾の合衆国軍基地は、今や、土曜日の朝の合衆国・イスラエルの攻撃に応えるイランからの攻撃に晒されている。

TUI Cruisesという会社のMein Schiff 4というクルーズ船は、現在、アラブ首長国連邦のアブ・ダビ港にいるが、観測筋によると、日曜日の午後、同船から離れていない海にミサイルが1発着弾したという。濛々とした黒煙が、海上に立ち上っていると、Bildという新聞は報じた。

船上の状況は、緊迫していると言われている。約2,500人の乗客と約1,000人の船員の中で、怪我人が出ているのかは、まだハッキリしない。この乗客は、日曜日にドバイからドイツに戻る旅を始めることになっていた。

Mein Schiff 4に加え、ドーハ港にいる姉妹船のMein Schiff 5も影響を受けている。この船の乗客は、土曜日に旅行を終わらせ、カタールの首都、ドーハから、飛行機でドイツに帰国することを望んでいた。航空機が再開した際に、飛行機の座席を既に確保した者もいた。

乗客の証言によると、空港で約10時間待ってから、晩にMein Schiff 5に戻ったという。乗客は、空港に手荷物を置いて来なければならなかった。

広範な保安対策が、船上では採られていた。すなわち、外側の甲板に立ち入ることは禁止され、全ての人は船内に留まらなければならず、もし可能ならば、窓から離れなければならなかった。

時折、Qatar Civil Defence(=カタール民間防衛軍)からの、飛来するミサイルについての警報が、乗客のスマートフォンに届いている。

航空機の乗客も立ち往生

合計6隻のクルーズ船が、現在、ドバイのポート・ラシード、アブ・ダビ、そしてドーハの港に停泊している。影響を受けた他船には、MSC CruisesのMSC Euribia、Celestyal CruisesのCelestyal DiscoveryとCelestyal Journey、サウジの海運会社であるAroya CruisesのAroyaが含まれている。

この地域の多くの諸国は、空域を閉鎖しており、海運ばかりか、飛行機での帰国も不可能になっている。何千もの乗客が立ち往生し、いつ帰国が可能になるのかを知らないでいる。

立ち往生している人が、いつ、どうやって避難し、あるいは旅行を継続することができるかも、不透明のままだ。(yahoo!news: Tue, March 3, 2026 at 4:17 a.m. GMT+9)

合衆国軍、グリーンランドの宿舎用に旅客船の傭船を検討(米国・デンマーク)

U.S. Navy(=合衆国海軍)のMilitary Sealift Command(=海上輸送司令部)は、SAM.gov.に投稿されたSources Soughtの通知によると、海事産業に対して、グリーンランドで軍隊を居住させることの支援を求めているという。

海上輸送司令部は、少なくとも300人の人員を収容することができる、飲食のサービスのある旅客船についての情報を求めている。これは、ヌーク地域で、ざっと30日間のものだと、同通知には述べられている。

応答者らは、入手可能性の概要、一日当たりの傭船料金、そして燃料消費量も聞いていた。

投稿によると、「(The Military Sealift Command) requests information about the price and availability of U.S. and foreign flag, passenger vessels capable of carrying, feeding (three meals daily) and berthing (double occupancy), a minimum of 300 passengers(=(海上輸送司令部)は、最低限300人を搭載して、(1日3食)摂取して、(2人1部屋の)寝台施設のある、合衆国及び外国船籍の旅客船の価格と入手可能性についての情報を求めている。)」と通知にはあるという。また、船と行き来する人員を運ぶヘリコプター運用が可能であることが必要であるとも述べられている。

この懇願は、2月26日に発出されたもので、返答期限は、3月2日の東部時間午前10時までとなっている。

運用上の背景に関しては、The Danish Defence(=デンマーク国防軍)が今年これまでに、同様のグリーンランドでの任務のために、Ocean Endeavourを傭船していた。

同船は、デンマークと連合軍の宿泊設備として、「Arctic Endurance(=北極圏耐久)」演習の支援のために、ヌークに停泊していた。この動きは、SunStone Maritime Groupからの1月のニュース・リリースにおいて確認されていた。(Cruise Industry News: March 3, 2026)

Viking、クルーズの下落に抵抗。合衆国、これらの目的地を安全でないと指定(米国)

Viking Cruisesは、Q4(=第4四半期)業績を明らかにした後、火曜日、バイ・ポイントを上回る反発を見せた。競合するクルーズ客船会社のCarnivalとNorwegianは、U.S. State Department(=合衆国国務省)が、中東のアメリカ人に対し、直ちにこの地域を離れるよう警告したことから、火曜日、続落した。

Viking Holdings (VIK)は、利益が49%近く増加して、調整済み1株当たり67セントになったと報告した。総収入は、昨年との比較で、capacity passenger cruise days(=クルーズ日旅客搭載能力)の増加、稼働率の上昇、そしてクルーズ日旅客当たりの収益増により、ほぼ28%増の17億2000万ドルに急上昇した。

FactSetの分析者は、16億2000万ドルの売上げで、1株当たり54セントの利益を予想していた。

同社は、当四半期に、6隻の川船と2隻の追加船の追加で船隊が拡大したことから、クルーズ日旅客搭載能力が、昨年よりも14.7%増加したと報告した。稼働率は、昨年の92%から95%に増加した。

Vikingは2月15日現在、2026年シーズン向けに、ここのクルーズ日旅客搭載能力の86%を販売したと話した。これは、Q3(=第3四半期)の70%から上昇している。

2026年シーズンの予約は、昨シーズンよりも13%増えており、2月15日現在の予約は、59億6000万ドルとなっている。

「弊社では、常連客と新規のお客様の双方からの、弊社製品全体の堅調な需要により特徴づけられる強固な予約環境を見ているところです。」とCEO(=最高経営責任者)のLeah Talactacは語った。

Vikingは、ここの中核商品の稼働能力は、2025年との比較で、2026年シーズンは7%増となっていると話した。今年、同社は、2隻の遠洋船と10隻の川船の引渡しを受けるものと見られている。当四半期にVikingは、2030年と2031年引渡し予定の2隻の探検船についての建造約束の他、2034年引渡しの2隻の追加遠洋船の選択合意を行った。

Viking株上昇、競合クルーズ会社は後退

VIK株は、火曜日に3.2%上昇し、フラット・ベースでの74.61バイ・ポイントを上回る急騰を見せた。

月曜日に株式は、中東での紛争の影響のため、一般旅行業と共にクルーズ客船会社株が下落したことから、7%の自動のストップ・ロス(注、損切り)規則の引き金を引きそうになる70に下落した。しかしVikingの株式は、月曜日に5.1%の下落で引け、進行中のバイ・ポイントを維持した。

この株式は2月26日に記録的な81.48の最高値を付けて、後退した。株式は今年、7%上昇した。

競合するクルーズ客船会社は、続落した。合衆国国務省の勧告が、同省のXのアカウントで、月曜日午後に投稿され、「due to serious safety risks(=重大な安全性の危険のため)」アメリカ人は、14か国の中東諸国から直ちに退避するよう勧告した。この諸国には、エジプト、イスラエル、そしてヨルダンのような、主要なクルーズ客船会社の多くの目的地が含まれていた。イラン、バーレーン、イラク、クウェート、レバノン、オマーン、カタール、サウジ・アラビア、シリア、アラブ首長国連邦、そしてイエメンも、一覧に挙がっていた。

Carnival (CCL)は、2%以上急落。Norwegian Cruise Line (NCLH)は、4%以上の横滑り。Royal Caribbean (RCL) は、当初の下落から、上昇へと反発した。(Investor's Business Daily: Updated 04:26 PM ET 03/03/2026)

Viking、探検船を発注、更なる遠洋船の選択権(イタリア)

Vikingは、2030年と2031年引渡しの2隻の探検船の建造契約締結したと発表したことから、その成長軌道を続けることになる。

この2隻の探検船は、現在のViking探検船隊である、船客378人のPolarisとOctantisに加わることになる。新船は姉妹船であり、イタリアで建造される。

同時に同社は、2028年7月30日満期の、2034年引渡しの2隻の追加遠洋船の選択合意を締結したと話した。

Viking新造発注簿:
Viking Mira: 54,300トン、2026年建造、船客998人
Viking Libra: 54,300トン、2026年建造、船客998人
Viking Astrea: 54,300トン、2027年建造、船客998人
Viking Lyra: 54,300トン、2028年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2029年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2030年建造、船客998人
新探検船の発注: 未定、2030年建造、船客数未定
名称未定:54,300トン、2030年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2031年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2031年建造、船客998人
新探検船の発注: 未定、2031年建造、船客数未定

Viking新造選択権:
名称未定:54,300トン、2032年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2032年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2033年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2033年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2034年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2034年建造、船客998人(Cruise Industry News: March 3, 2026)

Disney Cruise Line、シンガポールでDisney Adventureを命名(シンガポール・米国)

Disney Cruise Lineは3月4日、シンガポールでDisney Adventure(=ディズニー・アドベンチャー、注、「冒険」の意)を命名し、東南アジアで航海する同クルーズ客船会社の第1船を祝福した。

この命名式は、同船のWalt Disney Theatre(=ウォルト・ディズニー劇場)で執り行われ、地元の歌手や音楽家、23人編成のオーケストラの演奏、Captain Mickey Mouse(注、「ミッキー・マウス船長」の意)とCaptain Minnie Mouse(注、「ミニー・マウス船長」の意)の登場が呼び物とされた。

「アジアを母港とする弊社の1番船として、Disney Adventureは、Disney Cruise Lineの新たな章であり、正に初めて弊社の魔法を体験することになるかもしれない観衆の皆様に、Disneyを紹介するものであります。」とDisney Experiencesのchairman(=会長)で、The Walt Disney Companyの次期chief executive officer(=最高経営責任者)であるJosh D’Amaroは語った。

Disney Adventureのgodparent(=名付け親)であるRobert Downey Jr.は、遠隔から同船に神の祈りをささげた。

「この堂々とした船の名付け親になることは、光栄なことです。」と式典において語った。「I christen thee, Disney Adventure, may God bless this ship and all who sail upon her.(=私は汝、Disney Adventureを命名し、この船とこの船で航海する全ての者に、神のご加護のあらんことを。)」

Disney Adventureは、Disney Cruise Lineの船隊の8番船で、これまでで最も大きなものだ。

同船は、7つの主題のある区画、「Remember(注、「忘れないで」の意)」と呼ばれるブロードウェイ流のミュージカル、そしてこのクルーズ客船会社初の洋上ローラー・コースター(注、「ジェット・コースター」)であるIroncycle Test Run(注、「鉄循環試験走行」の意)を呼び物としている。同船は、3月10日に処女航海に乗り出し、シンガポール発の3泊、4泊旅程の就航シーズンが続くことになる。(Cruise Industry News: March 4, 2026)

American Cruise Lines、ガルフポートに初めて接岸(米国)

ミシシッピ―州ガルフポート発。American Cruise Linesは、Port of Gulfport(=ガルフポート港)に初めて接岸した。

American Symphonyが水曜日に接岸し、約200人の訪問者を、南ミシシッピーに連れてきた。ガルフポート港の当局者は、このクルーズ客船会社は、観光業を急騰させ、更にお金をGulf Coast(=ガルフ・コースト、注、「アメリカ(旧メキシコ)湾岸」)にもたらすことになると語った。

同船は、ニュー・オーリンズからペンサコラに航海しており、その間のガルフポート、ビロクシー、そしてオーシャン・スプリングスを含む数か所に寄港する。それぞれの寄港では、乗客は、下船して、約12時間、その都市を探索することが可能だ。

American Cruise Linesは、ここのGulf Coast Cruise(注、「湾岸クルーズ」の意)で、3月の予定を2本以上有している。湾岸の追加クルーズは、2026年12月、2027年3月、2027年12月を予定している。

American Symphonyには、5層の甲板があり、2022年に建造された。4階建てのガラス張りのアトリウム(注、主空間)、多目的休憩室と食堂、屋外歩行路、そしてフィットネス・センター(注、体育館)がある。旅客室は、250平方フィートから、650平方フィート。(WLOX: Published: Mar. 6, 2026 at 12:35 AM JST)

Vikingのナイル川クルーズ、予想よりも早く再開に向かう(エジプト)

3月出発の全てのナイル川クルーズを中止する予定であるとの先の発表後、今やVikingは、3月12日にナイル川発を再開する見込みだ。

「弊社は、中東の状況を注意深く監視しております。」とこの客船会社は、声明の中で述べた。「十分な注意を払い、弊社は3月上旬のエジプトでの運航を一時的に停止しております。公式の渡航勧告は今や明確で、エジプト向けの現在の勧告は、最近の紛争の開始に先立って、同一のままです。」「エジプトにおける長年の地上運営者と相談して、弊社は今や、2026年3月12日に開始する計画で、エジプト運航を運航する見込みです。」

影響を受けた運航の客は、旅行代理店も同様に、追加情報と次の段階に進むよう連絡を受けているところだ。

Vikingは、Vikingの運航、旅程、あるいは客の旅行計画に、その他の重大な影響を与えるものはないことを強調していた。

「弊社の世界運航チームは、関連当局や警備顧問と緊密な連絡を取っており、進展状況を評価し続けます。弊社のお客様と船員の安全と無事は、常に弊社の最優先事項です。もし状況が変われば、迅速かつ適切に対処するよう、周到に準備しております。」

Vikingは、ナイル川での現在のリバー・クルーズ運航で、AmaWaterwaysやUniworld Boutique River Cruisesに加わっている。どちらの客船会社も、予定を休止していない。(Travelmarket Report: March 06, 2026)

ウイルス勃発でクルーズ船で76人が発病し、衛生上の悪夢が広がる(中国)

80人近くが、先月、主要クルーズ船であったノロウイルスと疑われるアウトブレイク(=勃発)により発病した。

香港のCentre for Health Protection(注、「医療保障センター」の意)が公表した報告書によると、2月27日にKai Tak Cruise Terminalに短時間寄港したHolland AmericaのMS Westerdam(=ウェステルダム、注、オランダ語で「西」の意)であった問題の調査を始めたという。

乗船していた約2,000人の乗客と800人の船員のうち、76人(24歳から92歳までの男性38人・女性38人)が、2月15日から嘔吐、下痢、そして発熱を含む急性胃腸炎を発症したと、調査で確定した。そのうち、65人が乗客で、11人が船員だった。

このクルーズ船は周回航路を運航しており、2月15日以来、日本の複数の都市、朝鮮(注、韓国)の釜山、そして中国本土の上海を含む港湾に寄港していた。発病した2人の乗客は、2月15日に、日本でこのクルーズ船に初めて乗船し、15人が同日、発症した。その後、他の者が影響を受けた。

この調査では、船内の公室区画で嘔吐した患者もいたことも判明した。同船の医師によると、大半の患者は軽症で、臨床的に安定を維持していたという。

当局者は、強化衛生手続きを実施し、追加的大規模清掃を行い、同船はフィリピンへの航海の継続が許された。

「観光客の目的地における現在のノロウイルスの高い活動水準から、とりわけ日本や朝鮮(注、韓国)のような近隣地域では、昨年暮れ以来、活動が上昇しています。国境を通過するクルーズ客や運航事業者には、個人の健康や公衆衛生を守るために、個人、食べ物、そして環境衛生に対して特別な注意を払うことをお勧めします。」とDr. Edwin Tsuiは、声明において述べた。

これは、2026年の最初の3か月間のHolland Americaの船での少なくとも2度目の勃発だ。1月、ノロウイルスの勃発が、ここのRotterdam(=ロッテルダム、注、オランダの地名)という船が、カリブ海に向かっていた際に報告された。この勃発では、90人近い乗客と船員が発病した。

ノロウイルスの感染は、典型的には食中毒やAGE(=急性胃腸炎)の原因になるもので、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、微熱、そして不快感といった症状を呈する。症状は、通常は自己限定的であり、大半の人は、1日から3日以内に改善する。

このウイルスは、汚染した食べ物を食べたり、感染者の嘔吐物や排せつ物に触れたり、汚染した物に触れたりするなどの様々な方法により感染し得る。(MLive: Mar. 06, 2026, 2:55 p.m.)

Aroya、アラビア湾シーズン終了へ(サウジ・アラビア)

Aroya Cruisesは、アラビア湾(注、ペルシャ湾)での現在のシーズンを終了した、と同社は声明において述べた。同社によると、Aroyaは、この地域で催行が予定されていた残りの航海を運航しないという。

2月下旬にアラビア湾に到着してから、この船は5月上旬まで、アラブ首長国連邦、カタール、オマーン、サウジ・アラビアの目的地に向かう、1週間に亘るクルーズを提供することを予定していた。

Aroyaは、この決定は「ongoing regional operational considerations(=現在進行中の地域運航上の考慮)」に関連するものであり、関連海事・国家当局と協力してなされたものだと述べた。同社は、客の全員は、2026年3月7日にドバイで下船したと付け加え、この手続きは、乗客と船員の安全と無事、そして幸福によって導かれたものであることを強調していた。

「この手続きを通じて、弊社のお客様の旅行の手配、支援をしているところです。」とAroyaは付け加えた。「弊社のお客様と船員の安全と無事、そして快適は、弊社の最優先事項であり、弊社のあらゆる経営上の判断を導き続けるものでございます。」

この地域の同社の最初のシーズンを開始して、Aroyaは2026年2月21日にドバイ港に到着した。Aroyaの2026年配船の呼び物の1つは、同シーズンに、ドバイ、アブ・ダビ、ドーハ、そしてオマーンを出発するクルーズが含まれていることだった。

アラビア湾シーズンが中止となったことから、今やAroyaは、5月中旬から紅海での旅程を提供することになっている。ジッダの母港から航海するこの150,000トンの船は、サウジ・アラビア、エジプト、そしてヨルダンに向かう3泊、5泊の旅程を予定し、その後、6月に東地中海に再配船される予定となっている。

関連ニュースとして、Celestyal、TUI、そしてMSCも、この地域の紛争のために地中海での航海を中止していた。CelestyalとMSCが、今シーズンのこの地域で予定されていた全航海を中止したのに対して、TUIは、3月中旬までの全運航を一時中止した。(Cruise Industry News: March 10, 2026)

Glen Sannoxというフェリー、就航1年で320万ポンドの修理必要(英国)

問題を抱えたスコットランドのフェリーが、就航して僅か1年で数百万ポンドの修理の一環として、新しいプロペラ(注、暗車)が必要となっている、とMSPs(=スコットランド議会議員ら)は聴取した。

造船所の社長は、ホリールード(注、エジンバラのスコットランド行政府の意)の委員会に、Glen Sannoxの修理費用は、船体に小さな亀裂が発見されたことから、320万ポンドになり得ると語った。

Ferguson Marineのchief executive(=最高責任者)のGraeme Thomsonは、余分の鋼材が、このCalMacの船を強化するために追加されているが、新しいプロペラのみが、亀裂の「the root cause(=根本原因)」に対処できると話した。

「プロペラの設計を改善する機会はあります。」とホリールードのnet zero, energy and transport committee(注、「正味ゼロ・エネルギー・運輸委員会」の意)で火曜日に語った。

Glen Sannoxは、7年遅れで、予算の4倍をかけて、2025年1月にクライド湾のアラン島で運航開始した。

この乗用車127台と船客852人を乗せる空間がある、336フィート(102メートル)の船は、10年ぶりにスコットランド西沖の船隊に加わった主要な新フェリーだった。(BBC News: 11th March 2026)

Scandlines、電動貨物フェリー「Baltic Whale」を就航させる(ドイツ)

フェリー運航事業者のScandlinesは、「Baltic Whale(=ボーティック・ホエール、注、「バルト海の鯨」の意)」と命名された現在世界最大の電動貨物フェリーを就航させた。長さ147.4メートルで、総容量10MWhの巨大電池システムを呼び物としている。高性能システムのおかげで、この電動船の電池は、ちょうど12分で充電可能だ。

2022年に、今や「Baltic Whale」と命名された船ついて初めて報道した際、PR24という称号のハイブリッド貨物フェリーとして言及され、2024年の初旬に就航するものと見られていた。しかし予定はかなり変更となり、2026年3月10日にBaltic Whaleは、デンマークのロラン島のルビーと、ドイツのフェーマルン島のプットガルテン間の航路で、その処女航海を終えたのだった。(中略)

Scandlinesは、この新しい電動フェリーは、2040年までに、貨物顧客の収容力を増加させる一方で、排ガス・ゼロで運航するという同社の長期的な目標に向けた意義ある一歩であると見ている。2013年以来、同社は排ガス逓減技術に4億3000万ユーロ以上を投資して来た。これには、Baltic Whale、ハイブリッド・フェリー、電池システム、ローター(注、回転翼)航海、エネルギー効率の高いプロペラ、そして港湾の電化が含まれている。(electrive: 12.03.2026 - 16:30)

150人以上の客と船員、Princessのクルーズ船のノロウイルス勃発で発病(米国)

Princess Cruisesの船であったノロウイルスのアウトブレイク(注、勃発)で、150人以上が発病した。

Star Princessの4,307人の客のうち、104人が、49人の船員と共に、現在の航海中に発病している、とCenters for Disease Control and Prevention(=疾病対策・予防センター)は話した。主たる症状は、嘔吐と下痢だ。

同船は現在、カリブ海クルーズを航海中で、CruiseMapperによると、3月14日にフォート・ローダーデールのポート・エバグレイズに戻る予定だという。PrincessはUSA TODAY紙に対して、Star Princessの3月7日の航海中に、「limited number of individuals reported mild gastrointestinal illness(=限られた人数が軽い胃腸病を訴えた)」と話した。(後略)(USA TODAY: March 13, 2026, 10:17 a.m. ET)

精神衛生危機から、SSAの船は方向転換を余儀なくされる(米国)

ビンヤード・ヘブンの男性の精神衛生(注、精神疾患)上の症状により、Steamship Authorityのフェリー、今週、方向転換を余儀なくされ、出発して間もなくしてウッズ・ホールに戻った。

火曜日の朝、Falmouth Police(=ファルマス警察)は、午前8時15分に出発して間もなくして、旅客フェリーのM/V Woods Holeで「disruptive passenger(=混乱した乗客)」と描写されるもののため、ウッズ・ホールのフェリーターミナルに対応した。

Falmouth Police Lt.(=ファルマス警察警部補)のRyan Hergtは、この事件には「mental health crisis(=精神衛生危機)」が含まれていたと話した。この事件で、怪我をした者はおらず、刑事訴追の申し立てもなかった。男性の身元は公表されなかった。

Hergtによると、SSAの職員が、ある男性客が「had been acting in a disorderly manner and making statements that caused concern among crew members and passengers.(=無秩序なやり方で行動しており、船員や乗客の懸念を生じさせた)」と通報したという。

「この乗客の振る舞いのため、同船はこの人物を追い出すために、ターミナルに戻った。」とHergtは声明文において述べた。「到着するや、警察官は、ビンヤード・ヘブンのこの人物と出会った。男性はフェリーから退去したが、奇矯な言動を続けていた。警察官はこの人物に話しかけ、男性が精神衛生危機を体験しているようであると判断した。Falmouth Fire Rescue(=ファルマス消防救急隊)が、医療的評価の支援のために要請された。」

このビンヤード・ヘブンの男性は、精神鑑定のため、Falmouth Hospital(=ファルマス病院)に救急車で搬送された。男性は、病院職員の留置所に入れられた。

これは、ビンヤード島民が、ここのフェリー会社で精神衛生危機を体験した初めてのことではなかった。10月には、U.S. Coast Guard(=合衆国沿岸警備隊)は、フェリーのIsland Homeの船員が、ある人物が7フィートの高さの波と30ノットの風の時化の海で、船外に転落したとの通報を受けて、ウッズ・ホール沖の海域で救助活動を開始した。海に飛び込んだ男性の姉妹であるという女性が、男性は妄想を患っていたと話した。

支援を求めている人は、988番をダイヤルして、national 24/7 crisis hotline(注、「全国24時間年中無休危機ホットライン」の意)に電話してください。The Behavioral Health Help Line(注、「行動保健支援回線」の意)(BHHL)は、マサチューセッツ州の全住民が、24時間年中無休で利用可能で、833-773-2445番で電話、あるいはテキストで連絡可能。島では、Martha’s Vineyard Community Servicesが、508-693-7900番で、月曜日から金曜日まで、午前8時から午後8時まで、4時を除いて開いている。MVCSは、評価、治療、支援、症例管理、精神衛生及び・又は薬物乱用に関連して緊急の必要がある島民に対する紹介を行っている。(The Martha’s Vineyard Times: March 13, 2026)

AIDA、中東における2026―27年シーズンを中止(ドイツ)

AIDA Cruisesは、同地域の状況が不安定なままであり、将来の確実な予見ができないことから、2026―27年の冬は、中東におけるいかなるクルーズも催行しない、と同社はプレス・リリースにおいて述べた。その結果、予定されていたアフリカを周遊するAIDAprimaの再配船クルーズも中止となった。

同社は、提携旅行代理店の他、この2026―27年の冬の旅程調整により影響を受けるAIDAprimaに既に予約した客の全員に、直ちにこの変更を連絡する予定だ。顧客には、2026年5月10日までに、2人使用の1部屋当たり200ユーロ(1人使用の場合は100ユーロ)の船上クレジット付きで、別のAIDAのクルーズを再予約するよう案内されている。同社は、AIDAprimaの2026―27年の冬の新たなプログラムは、4月中旬から予約可能だと付け加えた。

同社は最近、AIDAperlaの運航による旅程で、2027―28年の冬に中東に復帰すると発表した。(Cruise Industry News: March 13, 2026)

石油価格の上昇がクルーズ客船会社にどれ程の影響を与え得るか(米国)

イランでの紛争の開始以来の、この数週間の石油価格の上昇は、クルーズ産業を含む殆ど全ての旅行部門に影響を与えつつある。

クルーズ客船会社は、2月末に中東で戦争が始まって以来、油の費用が現在35パーセント急上昇しているような、劇的な急騰のために消極的な結果となるのを避けるため、しばしば燃料費をヘッジして(注、大損をしないように手を打って)いる。しかしCarnival Cruise Lineは、ヘッジで長期的な純便益はないと報告しており、それ故、燃料価格がこの春に急騰することが、最もありそうなことと感じている。

「弊社の燃料費に対する最良のヘッジは、あまり使わないことです。ですから、第一に燃料を少なく使うことに集中しています。」とCarnivalはReuters(=ロイター通信)宛ての電子メールでの声明で述べた。「弊社では、2011年以来、この期間中、ざっと38パーセント収容力が増えているにも関わらず、18パーセントまで燃料使用を切り詰めてきました。」

最新の同社の提出文書を引用して、Reutersは、メートル・トン当たりの燃料費を10パーセント変更すると、Carnivalの2026年の純利益は、Royal Caribbeanが5700万ドル、Norwegian Cruise Lineがざっと9000万ドルであるのに対して、1億4500万ドルという途方もない減少となると報じた。

CFRAの分析者であるAlex Fascianoは、この通信社に対し、「2022年の石油高騰時に、Carnivalの燃料費は競合他社よりもずっと急速に上昇した。」と話した。「Carnivalは、より大きな船隊も保有していますが、これは消費水準も競合他社より高いことを意味するのです。」とFascianoは付け加えた。

Carnivalは、最近4年間の内、3年間の収益と比較して、燃料費は最高になっており、Royal CaribbeanやNorwegianと比較すると、2025年の6.8パーセントという数字は、2022年にウクライナ紛争が起きた際の17.7パーセントよりは、かなり低かった。

クルーズ客船会社は、今後数日、数週間に第1四半期業績を公表する際に、最終的な損益に対する燃料費の影響についての、より明確な絵を描くことになりそうだ。(TravelPulse: 11:50 AM ET, Mon March 16, 2026)

中国2隻目の国際大型クルーズ船、年末までに引き渡し(中国)

2026年3月14日に撮影された空中ドローンの写真に、中国東部の上海にいる「Adora Flora City」という大型クルーズ船が写っている。この中国2隻目の国内建造大型クルーズ船は、造船業者の China State Shipbuilding Corporation (CSSC)によると、2026年の年末までに引き渡される見込みで、主要構造の工事は完了しているという。

この大型クルーズ船、Adora Flora Cityは、3月20日に、埠頭脇に係留する次の試験段階に向けて船渠から出る予定で、海上試運転は5月下旬を予定している、とこの造船業者は話した。

この141,900総トンのクルーズ船は、中国の大型船建造能力の更なる前進を記すものだ。

同国最初の国内建造大型クルーズ船であるAdora Magic Cityと比較すると、この新船は、一連の設計と工事の向上を特色としている。同社によると、この船は17.4メートル長く、公室区画を拡張し、船内の快適性を強化しているという。(後略)(People's Daily Online: 08:46, March 17, 2026)

Blue Dream Cruises:賃金未払い、事務所閉鎖、船は売りに出される(中国)

Blue Dreamは、山ほどの法的問題と経営問題に直面しており、中国での報道によると、賃金未払いを巡る訴訟、事務所の閉鎖、そしてここの2隻のクルーズ船が売りに出されることが予定されていると伝えられている。状況は、2025年12月下旬に同社が全クルーズの運航を休止して以来、急速に悪化している。

裁判所に提出した書類によると、このクルーズ運航事業者は、約200人の元陸上職員と船員に対し、1000万人民元(145万ドル)以上の未払い賃金の債務を負っているという。

影響を受けた従業員は、労働仲裁請求を申立て、その後、Shanghai Hongkou District People’s Court(=上海虹口(=ホンコウ)区人民裁判所)に、4班に分かれて訴訟を提起した。ある原告は、同社は運航を停止するに先立ち、2025年10月から12月まで賃金を支払っていないと主張した。

上海の同社の事務所は完全に空っぽで、匿名を求めた元支配人によると、ここの職員は正式に解雇されたという。

更に業界筋は、同社は、金融負債に対処するため、ここの2隻のクルーズ船であるBlue Dream MelodyとBlue Dream Starの買い手を積極的に探していると指摘した。Blue Dream Melodyは、約599,000ドルの未払いの燃料請求書を巡って、Beihai Maritime Court(=北海海事裁判所)の命令により、2月に広西壮族自治区の北海(=ペイハイ)港で差し押さえられた。同船は、裁判所に抑留されたままだ。

Shanghai Blue Dream International Cruiseの代表者に、論評を求めて接近を試みたが成功しなかった。同社の公式連絡経路は、もはや機能していない。従業員の法定代理人は、訴訟は進展中であることを確認し、最初の聴聞は3月下旬が予定されているという。(Cruise Industry News: March 19, 2026)

Star CruisesとDream Cruises、燃油サーチャージ追加(台湾・中国・シンガポール)

StarCruisesは、Star Voyagerで行く台湾と香港から開始するクルーズで、燃油サーチャージ(注、追加料金)を追加した。

ソーシャル・メディアに同社が投稿した声明文によると、同社はGenting Dreamでも同一のことを行ったが、ここはDream Cruises商標の下でシンガポールから運航している。

中東での紛争に関連した燃料費の上昇は、同文書によると、同社の営業経費に影響を与えているという。

この新しいサーチャージ(注、追加料金)は、合計で1人当たり600ニュー・台湾ドル(=18.50米ドル)になり、基隆(=キールン)からの航海で、2歳以上の客に課されることになる。この金額は、乗船客に自動的に追加されることになり、下船前に清算しなければならない。

香港で乗船した客は、1泊1人当たり200香港ドル(25.50ドル)を支払うことになる。同様の課金は、シンガポール発のGenting Dreamの客に予定されている。

同社は、この追加料金は、燃料価格の変更があった時は見直され、もし価格が下がれば、引き下げ、上昇が続けば、更に引き上げられることになる、と話した。(Cruise Industry News: March 19, 2026)

SS United Statesの配備、5月初旬にズレ込む(米国)

アラバマ州モビール発。Okaloosa County(=オカルーサ郡)は、今やSS United Statesは、5月初旬に配備されるものと見られていると話している。以前の出発日は、暫定的に4月初旬とされていた。

昨年、モビールに接岸したこの伝説的な遠洋定期船は、Destin?Fort Walton Beach(=ダスティン・フォート・ウォルトン浜)の西22マイルに、制御されて沈められるに先立ち、あと1回となった最終航海の準備をしているところだ。そこで、世界最大の人工漁礁と正式に描写されるものになる予定。(後略)(WJHG: Mar. 19, 2026 at 8:22 AM JST)

Disney BelieveがDisney Cruise Lineの次の船で、 2027年にお目見え(米国)

Disney Cruise Lineは、次の船がDisney Believe(=ディズニー・ビリーブ、注、「信じる」の意)と正式に呼ばれることを明らかにした。更に2027年下旬に、Encanto(=ミラベルと魔法だらけの家)、Frozen(=アナと雪の女王)、Snow White and the Seven Dwarfs(=白雪姫)、Moana(=モアナと伝説の海)、そしてThe Little Mermaid(=リトル・マーメイド)に触発された体験と共に就航することを確認した。

このニュースは、Disneyの年次株主総会において、新CEO(=最高経営責任者)のJosh D'Amaroが、Disney Believeが「dreamers and doers who dare to pursue their own happily ever after(=ずっと自身の幸福を敢えて追い求める夢見る人や実行者)」を称賛することになることを共有したことから、明らかになったものだ。

Disney Believeは、約束や可能性を究極の目的とするもので、9隻目のDisney Cruise Lineの船であり、4隻目のWish級の船だ。また、魔法を主題とするDisney Wish(=ディズニー・ウィッシュ、注、「願望」の意)、冒険を主題とするDisney Treasure(=ディズニー・トレジャー、注、「宝物」の意)、そして英雄と悪党を主題とするDisney Destiny(=ディズニー・デステニー、注、「運命」の意)に続くものでもある。

昨年、我々はドイツのパーペンブルクで、Disney BelieveのSteel Cutting(=鋼切断)の式典(注、起工式)に出席する栄誉を得た。これは、同船の工事を正式に開始する特別の瞬間を記すものだった。これは、Disney Destinyとその他のDisney Cruiseが、信じがたいほど素晴らしいチームによりどうやって建造されたのかを知る旅の驚くべき追加物だった。

Disney Believeと、3月10日にシンガポールからMaiden Voyage(=処女航海)で出発したばかりのDisney Adventureは、Disney Cruise Lineによる巨大な拡張の一部だ。2031年までに13隻に船隊を拡大する計画を持っており、これには2029年の真新しい船級や、同年に日本にDisneyのクルーズ休暇を導入することになるDisneyとOriental Land Co. Ltd. (=株式会社オリエンタルランド)(OLC)との合意が含まれている。(IGN: Mar 20, 2026 1:35am JST)

Adora、中国に2隻の新しい大型クルーズ船を発注(中国)

China Tourism Group Co.とChina State Shipbuilding Corporationは、New Domestic Cruise Shipbuilding Projects(=新内航クルーズ造船事業)についてのMemorandum of Cooperation(=協力の覚書)に正式に署名し、Adora Cruises向けの1隻の選択権付きで、クルーズ船2隻を建造する計画がある。

プレス・リリースによると、1番船は、2030年までに引き渡されることになっているという。それ以上の詳細は公表されなかった。

Adoraは、中国において現代クルーズ市場に従事しており、大型船を航海させている。新船は、Adora Mediterraneaと、中国建造のAdora Magic Cityと今年後半に進水するAdora Flora Cityに加わることになる。

注目すべきは、同社が、Adoraは中国本土外の港から出航する計画を立てていることを意味する、海外母港運営を計画していると述べたことだ。(Cruise Industry News: March 20, 2026)

Royal Caribbeanが2027年の20本以上のFreedom of the Seasのクルーズを中止した、と報道が主張(米国)

ワシントン発。もし来年、Royal Caribbeanで航海する予定を立てているのならば、旅程の再確認をしたくなるかもしれない。このクルーズ船会社は、2027年の多数の航海を中止したと伝えられている。

このクルーズ商標の直接の傘下にはないRoyal Caribbean blogによると、2027年5月から9月までの20本以上のFreedom of the Seasの航海の乗客が、「redeployment scheduling(=計画の再配置)」のために旅行が中止となったとする電子メールを受け取ったという。

Freedom of the Seasは、12月に公表されたプレス・リリースによると、2027―28年シーズンの同社の3年周遊カリブ海冒険船の中にリストされていた。しかし3月21日土曜日現在、同社は5月から10月までの利用可能な2027年日程を灰色にしている。TEGNAは論評を求めて、Royal Caribbeanに接触している。

Royal Caribbeanは、伝えられているところによると、この中止は「ongoing itinerary planning process - which sometimes requires flexibility due to scheduling, port agreements, or operational needs.(=時に予定、港湾契約、あるいは運航上の必要性のために柔軟性が要求される、現在進行中の旅程計画の過程)」の一部だとしている。

「皆さんの休暇計画には多大の努力が払われてことは存じており、ご不便をお詫びいたします。」と、Royal Caribbean blogによると、このクルーズ客船会社は電子メールの中で述べていたという。

顧客には、全額返金か、Wonder of the SeasやAdventure of the Seasのような異なるクルーズ船での、比例配分比率での航海再予約の可能性が提示されていた。(後略)(4WWL: 8:28 AM CDT March 21, 2026)

合衆国、イラン戦争の最中に、アメリカ人に「更なる注意」を促す世界規模の警戒警報発令(米国)

イスタンブール発。US State Department(=合衆国国務省)は、とりわけ中東におけるアメリカ市民に「increased caution(=更なる注意)」を促す世界規模の警戒警報を日曜日に発令した。同省は、イランを支持する団体が、世界中でアメリカ人と関連するUS(=合衆国)の権益や場所を標的にしているかもしれないと警告した。

この警報では、中東外の合衆国外交施設が既に標的とされており、旅行の混乱の原因となる断続的な空域閉鎖を警告している。海外のアメリカ人は、最寄りの合衆国大使館又は領事館からの指示に従うよう促されている。

合衆国・イスラエルのイランに対する攻撃が4週目に入り、テヘラン(注、イラン政府)が、イスラエル、ヨルダン、イラク、そして合衆国の軍事資産を抱えている湾岸諸国を標的にして、ドローン(注、小型無人機)やミサイル攻撃で報復している中、この警報が出てきた。

攻撃は2月28日に始まり、伝えられているところによると、少なくとも1,300人が殺害され、これには、当時のSupreme Leader(=最高指導者)であるAyatollah(=アヤトラ、注、イスラム教シーア派の最高指導者)のAli Khameneiが含まれている。(Anadolu Agency: 23.03.2026 - Update : 23.03.2026)

TUI、中東紛争のため、ヨーロッパでの航海中止(ドイツ)

TUI Cruisesは、中東での現在の紛争のため、Mein Schiff 5での来るべきヨーロッパでの航海を中止した。

同船がアラビア湾(注、ペルシャ湾)で未だに身動きが取れないことから、地中海での2本の予定されていたクルーズは、もはや先に進むことはない。木曜日に同社によって出された声明によると、2026年4月17日と4月24日の航海は、今や中止となった。

1本目のクルーズは、スペインのパルマ・デ・マリョルカを出発して、その後、Mein Schiff 5の夏の母港であるギリシャのヘラクリオンに向かうことになっていた。7泊の旅程の一部として、同船は、ギリシャのピレウスやハニアの他、イタリアのパレルモやマルタのバレッタを訪問することになっていた。

2本目の中止となったクルーズは、ヘラクリオンからの周遊航海で、ミコノスやハニア、ピレウス、そしてイスタンブールのような、ギリシャやトルコの目的地を訪問することになっていた。

TUIは、全ての影響を受ける乗客には、顧客サービス班により、中止の連絡をしているところだと話した。同社は、この決定は、German Foreign Office for the Arabian Gulf(=アラビア湾担当ドイツ外務省)が発令した、未だに変更されていない渡航安全勧告を受けてなされたものであると述べた。「今や最優先事項は、Mein Schiff 4とMein Schiff 5に残っている船員の安全と健康になっております。」と同社は付け加えた。

同社は、ここの危機管理班が、関係当局や大使館と継続的に作業しているところで、国際安全保障の専門家や、ここの警備班が、現在進行中の中東の状況評価をしていると話した。TUIは、正常な旅程予定に復帰させるため、この2隻の船を取り戻す可能性のあるシナリオ(注、計画)を研究し続けていると付け加えた。

今週これまでに、同社は、南アフリカのケープ・タウンから出発することになっていたMein Schiff 4でのクルーズを中止した。スペインのパルマ・デ・マリョルカに航海する20泊の再配置航海は、2026年4月11日に始まる予定だった。(Cruise Industry News: March 26, 2026)

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