まだまだある久津間SWの秘密


SWは使っているうちにソールが使い手の形にすり減ってなじんでくる。しかしそうなってきたころにはフェースもすり減ってしまって「寿命」ということになってしまいます。

久津間さんのSWのソールのKUTSUMAの文字は深く彫られていて、ソールは早めにすり減るようになっています。


シャフトはユーザーがシニアの方でも女性でもダイナミックゴールドで作ります。ウエッジには重さと硬さが必要なんですね。


グリップは好きなものを太さや差す方向を調整して入れてくれます。久津間さんはバックライン有りのものしか使いません。アマチュアにはバックラインという「基準」が必要ということでした。


ネックとシャフトを繋ぐフェラルの仕上げは美しい職人芸。


「今まで使ってきたどのSWよりもスピンがかかる。」というのが久津間SWユーザーの統一見解。

強くスピンをかけるにはルールぎりぎりまでスコアラインを広く深く刻めばいいと思うのですが、久津間さんのSWのスコアラインは狭く、強いスピンがかかるようには思えないのですけど・・・。

「大事なのはスコアラインの入り口の形状です。」と久津間さん。つまりスコアラインのカドが立っているということですね。そこにボールを引っ掛けてスピンをかけているようです。


スコアラインのカドはメッキをかけると行程の中で甘くなってしまうそうです。ノーメッキウェッジがスピンがかかるのはカドが立っているからでしょう。久津間SWもガンブルー仕上げです。

しかしノーメッキのものは世の中にいくらでもあるわけで、そのなかで「一番スピンがかかる」というのはやはりクラブの重さとか安心感のある形状とかトータルバランスが優れているからだと思います。













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