400ヤード…彼方の世界へ

世界一ボールを遠くへ飛ばす男

ジェイソン・ズ−バック

99年の春、世界を震撼させた男が来日。その名はGOLFZILLA、ジェイソン・ズ−バック。4年連続ワールドロングドライブチャンピオン!400ヤード飛ばすと言うが…

場所は成田の大栄C.C.。

ここの10番ホールでプレス向けのエキジビジョンが行われました。

ジェイソンの使うボールはピナクルチタン。主催はもちろん日本タイトリスト。

お得意のポーズで登場。この肉体が70m/sのヘッドスピードを生み出す。大男のように見えるけど、身長は公称175cm。でももっと小さいんじゃないかな?身長だけ見ればeliotよりずっと小さい。でも身体の厚みがすごい、冷蔵庫みたい(笑)。全身筋肉の塊!

胸にはHARRISONの文字。ハリソンはアメリカの飛ばし屋御用達のシャフト。ジェイソンはカナダ人だけど。

持ってる975Dのロフトは5.5度。

シャフトはハリソンPro2.5 FT Light。47.5インチ。ドラコン競技専門のプロにしてはこれでも短い方。60インチを使う選手もいる。

この日は両手にグローブ。え?、女の子みたい?いえいえ、これは手を守るため。グローブの下はきっちりとテーピング。そうしないとヘッドスピードに負けて掌の皮が裂けてしまう。グリップも手に優しいツアーベルベットのノンコード。飛ばし屋はそれなりに苦労があるようです。

まずはPWで軽くウォーミングアップ。(当人はそのつもりなんだろうけど)いきなりの『バシッ!!』という打球音に驚く!ボールの潰れる音!普通の人間のドライバーの打球音みたい。

わらじのような深いターフ!ボールは?「バシュ−」と垂直に上がっていく!取材陣一同口をあんぐり。「おいおい、どこまで上がるんだ?」全然ボールが落ちて来ない!こんな弾道見たことないぞ!「たまやー!」と叫ぶヤツまで出る始末。(出るか!)

それもそのはず、PWでのスタンダードな飛距離は170ヤード。でもあんな高いボールで細かい距離のコントロールなんかできるんだろうか?常人がドライバーで目一杯テンプラさせてもあれほど高くは上がるまい…。

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