ソリッドボールは加速度をつけて進化する


それまで2ピースはアマチュアが使うもので、プロは糸巻きを使ってきました。それはスピン性能が問題だったのです。

1993年製レイグランデWFはカバーにスピン性能を重視した「SS2260カバー」を使うことでプロも使えるボールとなりました。ニック・プライスが使用して話題となりましたね。


ジャンボも使ったことで日本のツアーでも爆発的に広まりました。


当時は最も軟らかくスピン性能もあったSS2260カバーですがウレタンカバーとはまったく違います。

コアを除いたカバーだけを指で押してみるとWFのカバーは変形しないのですが

ウレタンは簡単にペコっと凹むのです。

ボールの進化は素材の進化なのだとあらためて認識させられます。



そして1994年、ブリヂストンのボール史上最高のヒットとなったボールが発売されました。Newingです。

カバーだけではなくコアにも軟らかい素材を使い、さらにダブルカバーの3ピースという新しい概念を作りました。

超ソフトな打球感と飛距離性能でベストセラーとなりましたね。



1993〜4年にかけてBSのソリッドボールには2つの流れができました。

ひとつはNewingの流れを汲んだアマチュア向けのボール。

もうひとつがWFの流れのプロユースのボールです。




1998年にはNewingの後継として4ピースボールのビームを発表。これは4ピース構造にすることで芯を外してもボールがしっかり潰れるようにしたもので、ボールにもスウィートスポットを作ったと言われました。


そして2001年。

アマチュア向けのボールとして究極に進化したのがアムズィーですね。








TOURSTAGEの誕生