ゴルフ場ができるまで

設計がどのように行なわれるのか簡単に見ていきましょう。


これが地形図をもとに1/2000のサイズでまず描かれる基本設計図。

これでクラブハウスの場所や全体のルーティングがある程度決定されます。

「水は生命の根源であり、自然の態を最大に表現している」というのが「水の小林」とも呼ばれた小林光昭氏の考え方。

大胆な水の配置は淳芳氏にも継承されているようです。



次に描かれるのが1/1000のサイズの実施設計図。

コンタ−(等高線)がより細密に描かれています。


グリーン周りと、ティーグラウンドにはより細かい細部仕様詳細図を描きます。

コンタ−の間隔は20センチですが、造成には1センチ単位の精度が要求される部分です。


好みの問題もあるかも知れませんが、eliotはグリーンも自然の地形と掛け離れた3段グリーンとかポテトチップ状のグリーンは好きではありません。プロがやってるのをテレビで見てる分にはその方がわかりやすくていいんですけど。

自分がプレーするのならグリーンも自然の地形を生かしたものが飽きがこなくて良いと思うのですが・・・。



これがグリーンの内部構造。

「肋骨」と呼ばれる廃水のためのパイプが布設されています。

最近は砂を40センチ入れるUSGA方式のグリーンが主流になっているようですね。







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