最近はどこもベントのワングリーンが主流になっていますが、2グリーンでなければ認可がおりない自治体もあるのだそうで・・・。そこは千葉県!
なぜに!?千葉県は立て前として無農薬が前提なので、1グリーンではメンテナンスが無理だろうということで2グリーンでなければいけないそうです。
でも千葉にも1グリーンのコースはいくらでもあります!そうしたコースはグリーン側のフェアウエイが設計図上だけ高麗グリーンとして描かれているのだとか。
ゴルフ場で使われる農薬なんか農業で使われる量に比べれば微々たるものなのですが。
サンドグリーンならばショートアイアンでもそんなに大きなボールマークはできないと思うのですが、中には雨の日でもないのに深いベトベトのボールマークができるグリーンがあります。
そういうグリーンはメンテナンスに失敗して表面にコケが生えているからそうなるのだそうで・・・。
そういうコケを業界用語(笑)で「ノロ」と呼ぶそうです。日本古来の「たたら製鉄」では製鉄中に出る鉄の不純物をノロと呼ぶのですがそこから来ているのでしょうか?
よくベントにも芝目があると言われていますが「基本的にアマチュアが判るほどの芝目はありません。」とG研のシェイパーの佐々木英吾さん。「多くは傾斜を錯覚しているだけなんですよ。」
真直ぐなのに曲がる、曲がるはずなのに曲がらないというのは傾斜系で計ってみれば一目瞭然なのでしょうね。
設計家が意図的に人間の錯覚を使う場合もあります。
錯覚と言えば、ティーグラウンドは左足上がりに造られているって知ってました?フェアウエイと平行にすると左が下がって見えてしまうからなのだそうです。
グリーンとかバンカーとかを業界では「役物」(やくもの)と呼ぶそうです。
コースを見渡して「ここの役物はよくできているな。」などとつぶやけば、何となく通になったような気がしますね(笑)。