グリーンキーパーさんに会いに行く!

というわけで行ってきましたサザンクロスリゾート。


ゴルフコミックのほうでは本人の希望もあり「ヒロシ君」という名前で出演していただきましたが、ここでは「ヒロシさん」でいかせてもらいます。

サザンクロスリゾートのコース、芝の管理に関する全てをまかされています。
通常18ホールのコースならグリーンキーパーは14〜5人は必要なのですがサザンクロスは9人でやっています。「私も作業するのでその人数でできるんです。(笑)」

同じ面積の芝を刈るにも機械の扱いひとつで時間の掛り方が違うとか。手早く綺麗に作業できるも良いグリーンキーパーの条件。5人分の仕事をこなしてしまうということでしょうか。28年のキャリアはだてじゃない。
これは「ライダー」というバンカーならし。同じライダーでバンカーをならしてもヒロシさんがやるのと他のキーパーがやるのとでは砂の質まで変わってしまうという。「メンバーさんで、誰がバンカーをならしたかわかる方もいます。今日はヒロシさんがやったの?なんてね。ペダルの使い方が違うんでしょうね。」とヒロシさん。う〜む、これは職人芸の世界。グリーンキーパーにも上手い下手があるということですね。
グリーンキーパーはただ芝を刈っていればいいと言うものではありません。植物学をはじめ様々な知識が必要だといいます。土壌や細菌に関する知識はもちろん気象、天気に関しても精通していなければなりません。「勉強をしないグリーンキーパーはダメです。」とバッサリ。

特に大事なのはやはり天気だそうです。事務所に張られたこれは気象のデータ。作業の予定を立てるにも天気が命。「グリーンキーパーが恐がるものはカミさんと借金取りと天気」だそうです。(笑)気象のデータは28年間、毎日取り続けているという。
こうしたデータの積み重ねることでそのコースのある地域の晴れの特異日などが出てくるわけですね。



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