しかし、だからといってやたらとスピン量を減らしたいわゆる「高反発」といわれているようなドライバーではありません。
フェース高は47.5ミリと常識的なものですし、ある程度スピンはかかってくれるようです。
重心を低くすると重心深度は浅くなるものですが、975Jは重心深度が深くなっています。
これはヘッドサイズが大型化したためでしょう。深い重心深度はスイートエリアを拡大させます。
慣性モーメントはクラス最大級の3893K/C。
ヘッドが大きくなれば重心距離は長くなって当然なのですが、975Jは逆に重心距離が短くなっています。
フェースを返りやすくしてプッシュアウトを防ぐ意図がだと思いますが、ロングネック&スル−ボア構造の975Jはヒール側にボリュームがあるため重心距離は短くしやすかったと思われます。重心アングルも21.5°とボールはつかまります。