飛ぶボールとは、つまりドライバーやロングアイアンなどロフトの少ないクラブで打ったときにスピンが減っているということです。
「インパクトの瞬間にボールはフェース面をスライドするという現象をおこします。」と今村さん。
このスライドの量が多いほどスピンは減り打ち出し角が高くなります。
ではプロV1はどういう構造かというと、3ピース構造ですがカバーをむいてしまえば・・・。
コアは軟らかいゴム系のポリブタジェン。セカンドレイヤーは硬いプラスチック系のアイオノマ−。これはデイスタンス系の2ピースと同じ構造なのです。つまりプロV1はディスタンス系の2ピースを軟らかいウレタンカバーで包んだ構造になっているのです。
表面のウレタンカバーは水に弱いのでこの硬いセカンドレイヤーが必要だったということもあったそうですが。
反発を得るためにコアを大きくするのが最近のトレンドのようですね。ただしコアが大きくなれば必然的にカバーやセカンドレイヤーが薄くなって作るのが難しくなってきます。メーカーの技術力が要求されますね。