ミズノの新プロモデル 

川岸良兼、鈴木亨、米山剛、各プロが実際にゲームで使用するSー10

これはプロが使うことを前提に作られたプロモデルだ。




ちなみにSー10の「S」は300Sの「S」。

300Sに対応したアイアンだという意味。




相手をしてくれた広報の市川さん。

これがSー10の断面図。「この中空構造をミズノでは新空間構造と呼んでいます。」と市川さん。さてその構造とは?



「市販品をここまでやるのか?という議論は

社内でもたしかにありました。」

これがSー10の「新空間構造」



これがSー10の作り方。左下からまず荒鍛造で形を作り、それをCNCミ−リングで中空部分を削り出し(中央)、そこにインナーチタンパワーブレードという純チタンの厚板を嵌め込む。最後に軟鉄製の蓋を溶接する。

このチタンプレートは重心位置を操作するものではなく、かつてのチタンマッスル同様「打感」がぼやけないようにするため。

たしかにかなり手の込んだ造りですね。

チタンプレートはリブによって支えられていますね。これによりしっかりした芯のある打球感を生み出します。

打感は非常に柔らかいです。

ミズノの鍛造技術は世界最高レベル。Sー10のネックにもグレインフローフォージドの文字が。

ちょっと見づらいですが、今田竜二も使用のMSー203との比較。小振りとは言えませんが、ヘッドも不必要に大きくないですね。このへんはプロモデル。そして中空部分に蓋をするとイメージはマッスルバック。これは意図したものだとか。

「アメリカで販売してるMPシリーズが逆輸入で結構売れてるんですよね。」と市川さんは言います。一部マニアの間だけかと思ったけどミズノとしても無視できない量になっているのかも。「後ろがえぐれてなければ売れない」という業界の常識が崩れることはないでしょうが、消費者にも多様性が出てきた?







イメージはあの名器