これがEー10の断面。完全な中空構。4番からPWまでこの構造で、FとSは普通の軟鉄鍛造。
フェースの薄さがよくわかります。フェース面の反発力はロフトが立ったもの程その効果があらわれる。
ソール後方にはタングステンカッパーのインサート。
ただ、この構造だと打音が気になるところ。「音を消すのに苦労しました。」と市川さん。アイアンがキンキンいったらやはり違和感がある?
左がフェース面、右が「蓋」の裏側。2本リブが入っている。これは音を消すためのもので、番手によって場所と本数が変えられているそうです。
このように組み合わされる。「フタ」の部分はステンレスの鋳造。
フェースとネックはステンレス一体鍛造で打球感は非常に柔らかく、その構造のためかメタルウッドのような感じも受けます。
中空アイアンの欠点といえば?やはりトップブレードが厚くなってしまうということ。Eー10も例外ではないのですが、トップブレードに「削り」を入れて厚く見せない工夫をしていますね。
このへんは顔にこだわるミズノらしいです。シャフトの入り方はややフックでしょうか。
シャフトはカーボンのスペシャルチューンの他に日本シャフトの950GHもあります。
このシャフトはもうすっかり定番化してきましたね。こちらのほうがよく売れているという話も聞いたことがあります。950はやっぱりいいんでしょうね。値段的にもセットで3万ほど安くなりますし。