なんと言っても飛距離が一番のウリ!

E−10に3番アイアンは無い。4番からの9本セット。

その理由を市川さんは「必要無いからです。」

ロフトが立っているわけではないのに、(4番で22°)

それほどの飛距離性能を秘めているということ。



E−10のEは300Eに対応したアイアンだということです。

やはり飛びを求める中上級者向けモデル。



これがその類い稀な飛距離性能を生み出す「コアテクノ設計」。

鍛造ステンレスのフェース厚は2.6ミリ!

アイアンでもフェース面の反発力を利用しているのか?



これがEー10の断面。完全な中空構。4番からPWまでこの構造で、FとSは普通の軟鉄鍛造。

フェースの薄さがよくわかります。フェース面の反発力はロフトが立ったもの程その効果があらわれる。

ソール後方にはタングステンカッパーのインサート。

ただ、この構造だと打音が気になるところ。「音を消すのに苦労しました。」と市川さん。アイアンがキンキンいったらやはり違和感がある?


左がフェース面、右が「蓋」の裏側。2本リブが入っている。これは音を消すためのもので、番手によって場所と本数が変えられているそうです。

このように組み合わされる。「フタ」の部分はステンレスの鋳造。

フェースとネックはステンレス一体鍛造で打球感は非常に柔らかく、その構造のためかメタルウッドのような感じも受けます。

中空アイアンの欠点といえば?やはりトップブレードが厚くなってしまうということ。Eー10も例外ではないのですが、トップブレードに「削り」を入れて厚く見せない工夫をしていますね。

このへんは顔にこだわるミズノらしいです。シャフトの入り方はややフックでしょうか。

シャフトはカーボンのスペシャルチューンの他に日本シャフトの950GHもあります。

このシャフトはもうすっかり定番化してきましたね。こちらのほうがよく売れているという話も聞いたことがあります。950はやっぱりいいんでしょうね。値段的にもセットで3万ほど安くなりますし。







これがアイアンの未来形?