ナビのヘッドの特徴は?
ソールに光るタングステンニッケルは飾りではない。
重心角は21度で球はしっかりとつかまえる。
大量にクラブを売ろうと思ったら、やはりターゲット人口の多い「アベレージクラス」のゴルファーを狙うのがベスト。ナビのターゲットもアベレージ層になります。アベレージゴルファーにとっては球をつかまえてくれるヘッドが一番です。
ナビのヘッドは320Mですが軸周りの慣性モーメントは小さいと思われます。フェースはターンしやすく、誰でも楽にボールをつかまえられるようになっています。
クラウン部を溶接する2ピース構造ですね。
マグレガーはヘッドのスペックを公表していませんが、その形状からナビのヘッド自体の慣性モーメントは非常に大きなものだと思われます。
トウヒール側に張り出したソール部分、フェース高も高くはありません。こうした形状のクラブは慣性モーメントが大きくなります。
アベレージ層をターゲットにするならスウィートエリアは広くなければなりませんね。
ナビの重心位置はこうなっています。
俗に「高反発」と言われるヘッドは、「高反発エリア」という狭いエリアで打たなければ球は飛びません。
そこを外した場合は大幅に飛距離をロスします。
アベレージゴルファーは1日ラウンドしてもそこで打てない人の方が多いのではないでしょうか?
「高反発ドライバーはヘッドスピードが速くミート率のいい人にほど有利に働きます。」と松下さん。
ナビのヘッドは
●大きな重心アングルで球をつかまえ
●大きな慣性モーメントで広いスウィートエリア
●高めの重心位置でボールを浮かせる
というやさしさの3拍子が揃ったヘッドなのです。
しかし、やさしいということはイコールスピンが増えて「飛ばない」ということでもあります。
ナビは飛ばないドライバーなのでしょうか?
飛距離性能はシャフトが担う