しかし300S2の315と330とか、テーラーメイドの300シリーズのように「明らかに性格を変えたヘッド」ではないように思います。

330は浅く低い重心位置、360のほうは当然深い重心位置と思っていたのですが「重心深度」という数字だけ見るとほとんど変わらないのだそうです。




こうして見るとどっちがどっちだかわからないでしょう?

上から見た投影面積の差はほとんど感じません。

360のほうはもっと平ベったい感じを想像していたのですが。

開発にあたったブリヂストンスポーツの長谷部祐さんに伺ったところ、

「330、360どちらも大型ヘッドでも捉まりの良さを追求。と言う点で同じコンセプトです。若干360のほうがフックフェースになっている分見た目にも易しさは感じられると思います。」

ということでした。




プロからアベレージ層までカバーするというのがRVー10のコンセプト。

360のほうが慣性モーメントが大きくやさしいヘッドなのは当たり前ですが、330は上級者向け、360はアベレージ向けとは単純には言い切れないようです。

どちらがいいかは試打して決めた方がいいでしょうね。



V700から継承されたデルタソールですが、これはソールの剛性を高めて、フェースの反発係数大きくする効果があるそうです。

それとともに厚みがある分重量もありますから、重心位置を決定する役目も果たしています。



330と360ではデルタソールの入る位置を変えることで重心位置を操作しています。

360のほうが大形ヘッドになる分重心距離を短くする位置に入ってますね。



こっちが330で、



こっちが360です。








NEXT