ヘッドは鍛造の4ピース構造です。15ー3ー3ー3のβチタンでボディーを作り、フェースはネオβチタンの15ー3ー3。

鍛造のヘッドの一番の難しさは手作業で溶接していくため同じ形を作ることが難しく、溶接部分の精度が問題にもなってきます。

そのためボディーを6−4で作り、フェース部分に高反発素材を使うモデルが最近多くなったように思います。6−4でボディーを作った方が精度を出すのは簡単なように思うのですが、どうなんでしょうか?



「β材と6ー4チタンでは溶接した場合になじみがよくないのです。6ー4はスが多いですし。」

と長谷部さん。

このへんはメーカーの考え方ということでしょうか?

一概に鍛造が精度が悪いということではないです。




一般的にチタンヘッドの最終的な重量の調整は樹脂をヘッド内部に注入することで行なわれています。しかし、RVー10では樹脂は重量の調節のためには使われていません。

この穴から注入されますが、注入する樹脂の量はどの個体も同じ2gなのだそうです。



ではどのように重量を調節するかというと、このように小さなチタン材を溶接することで行なわれています。固体によって溶接する量は違うということですね。かなり手間ヒマがかかっているようです。

大量に樹脂を入れると重心位置が動いてしまうのでしょうか?



検品にはX線を使うなどして万全を期しているそうです。









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