発売はRYOMAのほうが後になりましたが、ククラブの開発自体はSWING PROより先に始まっていたのだそうです。

固定観念を持っていない異業種からの参入メーカーというのは新しいコンセプトのクラブを作ってきます。RYOMAもまさに既製のクラブの概念を打ち壊すものですね。

これは開発段階のクラブなので鉛が張ってあります。



RYOMAも金谷プロが開発にかかわっています。広告のこの写真を見て驚いた方も多いでしょう。SWING PRO同様グニャグニャのシャフトです。RYOMAも練習用のクラブだと誤解した人もいるのでは?

こんなクラブが普通に使えるのか?と思ってしまいますが、RYOMAは特殊な打ち方を必要とするクラブではありません。普通のクラブと同じように振っても大丈夫です。






なぜグニャグニャなシャフトが普通に使えるのかといいますと

RYOMAのシャフトは通常の硬度で示すと2L〜5Lというとんでもない数値になります。しかしこのシャフトはただ軟らかいだけではありません。高弾性の繊維を使い、硬度は軟らかくてもトルクは絞られています。使っている材料はメーカーがプロトタイプとしてプロに渡すレベルのものと同じだそうです。



見た目は普通のドライバーと同じようなヘッドに見えますが、中身は全く違います。

通常「5L」なんていう硬度のシャフトは切り返しを意識的にゆっくりにしたり、ダウンスィングの途中でヘッドが戻ってくるのを待ってやったりしなければなりませんが、RYOMAは普通にスィングしてもちゃんとヘッドがついてきます。

これはシャフトのトルクが絞られているだけでなく、ヘッドの重量が関係しています。




通常のドライバーのヘッド重量は200グラム前後ですがRYOMAは180グラムという超軽量のヘッドです。

この軽いヘッドが必要以上にシャフトに負荷をかけないのでシャフトを軟らかくしても大丈夫なのですね。

軽いヘッドではボールに当たり負けしてしまうのですがその分シャフトに重さがあるので重量効果は損なわれないようです。




ヘッドの重心位置も通常のクラブと全く違います。重心は低く深くするのが当たり前のようですが、RYOMAは逆に高く浅い位置に設定されています。インパクトロフトを少なくしなければボールが上がり過ぎるのでしょう。

このヘッドに普通のシャフトを装着したらプロでもボールが上がらないのだとか。









NEXT