飛距離性能はフェースの反発力


やはり飛距離を伸ばすのはフェースの反発力、スプリング効果だと言います。しかし250ヤード飛んだとして、そのうち何ヤードが重心位置などの設計に因るもので、何ヤードがスプリング効果に因るものなのでしょうか?厳密な数値は出てこないと思いますがスプリング効果が飛距離に関与しているのは確かなようです。


フェースの反発力とは簡単に言うと、インパクトの瞬間、硬いフェースとぶつかってボールはつぶれます。
よく誤解されているように、スプリングのようにフェースがボールをボヨーンと弾くわけではありません。たわんだフェースが戻る前にボールはフェースから離れているそうです。
スプリング効果はフェースの面積が大きければ大きい程大きくなります。体積400Mフェース高61ミリのX−ZONEはスプリング効果も大きいと予想されますね。

高反発フェースによって飛距離性能を出しているわけです。

フェース厚2.5ミリ。これだけ薄いフェースにスコアラインを彫ると強度が保てない。スコアラインはブラストで作られた模様です。これで雨の日もスリップしない。これはマルマンの特許だと思いましたが。
スプリング効果はスピンを減らす効果もあるようです。X−ZONEは10°ロフトのものでもリアルロフトは13°はあるんじゃないでしょうか。それでも楽にボールが浮いてくれるというクラブではありません。61ミリのフェ−ス高で重心高33ミリという低重心なこともありますが、ロフトを増やさないとボールはドロップしてしまうでしょう。
46.5インチのシャフトも飛距離をアップに寄与している。400Mのヘッドにはむしろ短く感じられます。




400Mの大きさで巨大な慣性モーメントを、フェース面の反発力で飛距離を、

という考え方はわかるのですがこの見た目は・・・。

左は300Sです。これを見ただけで拒否反応を起こすゴルファーもいるのでは。




マルマンはそのへんをどう考えているのでしょうか?