これがゼクシオボール

右の黒い箱がハードヒッター用のハードスペック

打った硬さはそんなに変わらないようです

このボールの「売り」はリコイル効果





ボールメーカーはいろんなことを考える

リコイル効果とは?

ゼクシオボールは御覧のような3ピース構造。とりたてて目新しい所はないように見えるけど、まん中のミッド層は厚さわずか0.5ミリのタングステンラバー。「作るのがすごく難しいんですよ。」と藤田さん。

「そして、この薄いミッド層はリコイル効果を生み出すものです。」

え?リコイル効果?
スピンをいかに減らすのか?これがここ数年のボールメーカーの一番の命題だったと思いますが、ダンロップはまた新たな概念を持ってきました。それがリコイル効果です。

インパクトの瞬間の5/10000秒間のボールの挙動を徹底的に分析してえた結論だというリコイル効果。E.G.G.コアと呼ばれる内側ほど柔らかさが増す特殊なコアと相まって適正なスピンを生み出すのだという。

ディスタンス系ボールの命、「飛び」にこだわったボールと言えるでしょう。

この先ボールはどこまで飛ぶようになるのかな?USGAの規制無しに飛ぶボールを作っていいとしたら、いったいどんなボールができるのだろう。

かつてファルドがマスターズを制した時に、「パターでの打音をチューンした」ボールを使ったということがありました。

パッティング時の「打音」は距離感を作る上で重要なものです。音にこだわるゼクシオは打音にもこだわりました。高音域にピークがありますね。

このボールに欠点があるとしたらやはり「固い」ということでしょうか?ディスタンス系だから仕方ないと言ってしまえそれまでですが、ボールメーカーの開発力と一般ゴルファーの欲望ははとどまることを知りません。「プロワウンドのフィーリングとスピン性能にゼクシオの飛距離」を合わせ持つ夢のボールは近い将来開発されるのではないかと思います。


でも、800円かあ…最新のテクノロジーが使われてるのはわかるけど、そのうちボール一個1000円の時代が来るのかな。




21世紀はどうなる?