フィッティングメーカーとしてお馴染みのZEVOの2002年モデルが発表されました。名前はCOMPRESSOR。
今までのFRY-TIというシリーズが小振りな6ー4チタンのヘッドだったのに対しコンプレッサーは410Mというサイズです。
ソールの赤いネジのようなものに目がいくでしょ?これはウェイトではありません。さてなんでしょうか?
売り物はなんといっても「飛距離」ということだそうです。コースで試打したPGAのインストラクターの方の話によりますと「強いボールでぐんぐん伸びていく感じ。飛びます。」ということでした。
しかし、見た目はオーバー400には見えません。最初見た時には350くらいかと思ってしまいました。
クラウンの稲妻のようなマークは「Z」を図案化した新しいZEVOのマークです。
350M程度にしか見えないのはその形状によります。
300Sなどと同じハイバックの形状。これによって体積の割には巨大に見えません。
去年までの各メーカーの400Mドライバーは「とにかくヘッドサイズを大きくする」ことに主眼が置かれていたように思いますが、2002年モデルは「違和感のない400M」にシフトしてきたようです。
巨大に見えない400Mが増えてきました。
400Mドライバーが飛距離面で有利なのは広大なフェース面積を利用してトランポリン効果を追求できる点にあります。
しかしZEVOはアメリカのメーカーですから、ヘッドの反発係数はUSGAのルール以内。トランポリン効果で飛距離を伸ばそうとは考えられていません。
フェースはSP700の板材ですが、厚さは2.8ミリで今では厚い方の部類に入るでしょうか。
フェースの厚さは打感の良さにつながっています。COMPRESSORの打球感は大型ヘッドにありがちな薄っぺらいものではありません。
しかし飛距離の追求というという面ではCORが大きくないというのはマイナスでは?と考えてしまうところですが・・・。