飛距離の秘密はその構造にあります。赤く見えるのはZYLON(ザイロン)という繊維でクラウンとソール部を繋いで締め上げてあります。つまりインパクト時にヘッドが歪むのを押さえることでエネルギーの伝達効率をよくしようということです。6−4チタンのボディーは非常に薄く一体鋳造されています。

カタログの写真なので赤く色がつけられてますが本来のZAYLONは金色っぽい色です。

ハイバックの形状と合わせてインパクトでヘッドが膨らんでエネルギーが逃げてしまうのを防止しているわけです。


以前にPINGがヘッドの前後の高さを同じにするという方法を使いましたね。ヘッドを歪ませないという点では同じ理論です。







これがソールに見えていた赤いネジ。


これを特殊なレンチで12500ポンド/スクウェアインチ、約5.7トンの力で締め上げてあります。

ZYLONは日本のメーカーで作られた繊維だそうです。

こうしたアイデアはザイロンという素材ができてきたから実現されたものでしょう。素材の進化がクラブを進化させているのです。



ZYLONはシャフトにも使われています。ZYRONは通常のグラファイトに比べ40%強く12%軽い繊維です。



シャフトに螺旋上にZYRONを巻いて行くことでシャフトの余計な変形を制御しているようです。

試打クラブの表示はRでしたが非常にしっかりしたものでした。日本向けにはもう少し軟らかくしたものも投入予定のようです。












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