11月編(2000)




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11月10日(たー坊、飼い主を忘れる)
 前回の怪我以降、毎日観察を続けてきた、ハタリスのたー坊。なぜか巣では寝ない、食欲いまいち、鳴き声ばっちりという様子でしたが、今朝大きな変化がありました。

 なんと、飼い主Bを見てパニックになる!なんで!?私を見るやいなやケージの中を右に左に走り回り、パニック状態になってしまったのです。なんででしょう・・・。私のことを忘れてしまったのでしょうか。それ以後、私の顔を見るたびにおびえ、呼吸が激しくなっているように思えます。あぁ〜、なぜに・・・。ショックな飼い主Bでした。  


11月4日(大事件!妖怪たー坊)
 昨日の朝、いつもと同じようにペットの部屋に入ると、見たことない姿の生き物がたー坊のケージに!?何者!?よ〜く見るとたー坊ではありませんか。口の周り、胸、両前足を真っ赤に血だらけにしてオドオドとした様子で立っているではないですか。まるで妖怪のような変わり果てた姿・・・。何があったの?最初に思ったのは手や指の欠損。観察してみるときちんとあります。それでは「不正咬合」を疑って観察。前歯の上の歯は変わった様子はありませんが、下の歯はよく見えません。上の歯の陰に隠れてしまっています。あ〜、いつもはどうだったんだろう・・・慌てるとだんだん普段の様子が余計思い出せなくなってしまいました。たー坊は口の中が気になるようで、ガムを噛んでいるようなしぐさで「クチャクチャ」と口を動かしていますが、とてもぎこちない。えさも食べた様子がなく、ケージは散らかり放題でした。動揺はしているようですが、元気があるようなのでもう少し様子を見てみることにしました。とはいえ、頭の中は不正咬合だったらどうしよう・・・とばかり考えて不安になっていました。とりあえずは火を通したサツマイモ、ヨーグルトを入れておきましたがあまり興味を示しませんでした。

夕方になってえさを少しかじったりしている様子。食べられるんだったら歯もそんなにひどくないのかな?なぜか巣に入ろうとせず、この寒い中トイレの上で寝ている。

一晩たって・・・たー坊の様子はいかに!?早く目がさめて急いでのぞいてみてみると・・・仰向けに寝ていました。一瞬死んでいるかと思ったぞ。熟睡しているたー坊の下の歯をじっくり観察することができました。呼吸に合わせて伸びたり縮んだりしています!?うそ・・・。 そうそう、忘れていました。ハタリスの歯は伸び縮みします。そして開閉もするんですよ。見たところ曲がってもいないし、時々歯ぎしりのようにこすり合わせているので、不正咬合の疑いも薄れてきました。昨日は真っ赤だった口の周りも、手も今日はもうきれいに戻っている。いつものたー坊だ。えさはいつもと同じに用意し、大好きなにんじんも特別サービスで入れた。小さくかみちぎって食べている。あ〜、よかった!元気になったんだ!

で、結局原因はなんだったんだろう・・・。飼い主Aは伸び縮みする歯がコントロールできなくて、口の中に刺さった?という説を思いついたらしい。人間も時々口の中を噛んだり、舌を噛んだりする。(そういえば飼い主A、先日舌を思いっきり噛んでかなり流血していたな・・・。たー坊、飼い主に似たのか!?)もしそうだったらちょっとお間抜け?なぞは残る・・・。これからもじっくり観察していこうと思う。