エコ・マネー
- エコ・マネー(Eco money)
環境美化や障害者サポート、高齢者介護などのボランティアなどをして支払われる地域限定通貨のことで、一般的貨幣として使うのではなく、ボランティアなどをしてもらいたいときに相手に支払ったり、特定の商品を買いたいときに支払うことでその地域内で流通する。- 「エコ・マネー」の「エコ」とは?:「エコ」は「エコミュニティ(Ecommunity)」の略で、地域という意味の「コミュニティ(Community)」と経済の意味の「エコノミー(Economy)」とが一体となり、しかもそれに「生態学(Ecology)」も考慮した地域経済のことを「エコミュニティ」と呼ぶ。
- 利点:現金を払うのと違い、ボランティアを受ける人が気軽にボランティアを受けられ、御礼として払っても相手が受け取りやすい。また、ボランティアとしても現金を受け取るより受け取りやすく、自分のボランティアをしてほしいとき等にも使用できるので利益にもなる。
- エコ・マネーの流通方法:主に市町村単位で行われることが多く、「エコ・マネーの指定ボランティア等リスト」が作られて、介護ボランティアやベビーシッター、サークルの講師やゴミ拾いなどのことを細かくリストに載せ、それらのボランティアがエコ・マネーでいくら支払われるに値するかなどものせておき、そのリストを参考にしてエコ・マネーのやりとりをする。実際は、第三者的な人を立てて交換することが多い。また、介護商品や特定の店の商品などをエコ・マネーで買うこともできる場合もある。
- 問題点:エコ・マネーが実際に地域住民に普及していないと、高齢者や障害者がエコ・マネーを持っていないとか、エコ・マネーを受け取ったボランティアをした人がそのエコ・マネーを使う場所がないなどのことが起こるため、エコ・マネー流通がストップしてしまう。リストなどの中に多種多様なことがらを含めたり、社会教育事業や観光関連の施設にも利用できるような工夫が必要である。
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