今週は、現在モロッコで行われている、サッカー・ハッサン2世杯のせいか、こころなしかカサブランカの街中で、日本人を見かけることが多かったです。


【選挙のお知らせ】

年齢満20歳以上の日本国民で引き続き3ヶ月以上在住の方は在外選挙人名簿への登録申請が可能です。その申請を行って、在外公館投票または、帰国投票、郵便投票ができます。つまり在留届を出して海外に定住されている方は、日本大使館や領事館で、投票ができる、または、一時帰国していても不在者投票所で投票ができる、あるいは、郵便で、投票ができる。というものです。

モロッコに住んいる対象の方は、在外公館投票が以下の通り実施されます。

 日時:6月13日(火)から18日(日)の9:30〜17:00
 場所:在モロッコ日本国大使館多目的ホール
 持参するもの:在外選挙人証、パスポート等本人であることが確認できる書類

遠隔地に在住の方で在外投票の手引き(黄色い用紙で、在外選挙人名簿に登録された際に渡されてる)に郵便投票ができると記されている方は、
 
 投票用紙の請求期限:6月21日(水)
 記載済投票用紙等の送付期限 6月25日(日)20:00(日本時間)
 送付先:登録地の市町村選挙管理委員会

 帰国投票される方は、
 投票期間:6月13日(火)から24日(土)
 場所:日本国内の不在者投票所
 持参するもの:在外選挙人証

<おまけ> Morocco Todayの多くのリーダーは、国内に住んでおられるようなので、関係ないのですが、”在外選挙人証”ってどんなものか?

私のものは、B5ぐらいのサイズの厚手の紙を半分に折って、お札のような特殊な印刷があっ
て、書かれている内容は、

   登録番号、氏名、性別、生年月日、登録日、住所(郵便先)
   上記の者は、在外選挙人名簿に登録されていることを証明する。
   どこそこ県どこそこ市、選挙管理委員会委員長 だれだれ、ハンコ。

で、のこり半分に注意書きがあり、裏面は選挙の記録として、選挙の種類、投票用紙を交付した年月日、投票用紙を交付した在外公館等があり、最後に、選挙管理委員会の住所と電話番号が書かれてます。

選挙に関する情報は次ぎのサイトでも提供されています。

外務省提供  http://www.mofa.go.jp/
自治省提供 http://www.mha.go.jp/ 


【特集:丸ごと鶏肉、どう,さばく!】

注:ここに記載されている内容は、私サラのママが、見たり聞いた話です。内容に誤りがあるかもしれませんが、ご了承ください。またDHは、モロッコの通貨単位で、約1DH=11円です。

【サラのママがこれを皆さんにお伝えするわけ】
 
生きた羊をわざわざ買って家庭に持ち込んで、家族総出で、羊を殺してさばくことがお祭りのメインになっている犠牲祭については、第2回(3月22日号)で、紹介しました。その時、読者の方から、気持ち悪いから、見たくない、という意見も頂きました。今回、これまた、気持ち悪いお話をあえて持ち出した私なりの意見を書かせてください。

気持ちが悪いという感覚は、決して、生まれ持ったものではなくて、生活環境で培われた1つの個人がもつ価値観だと思います。ホラー映画に強調されるように生きた動物の血とか内臓というものは、朝一番に開いた朝顔の花を見て受ける感覚とは全く違うということも否定できません。ですから、人間が、本能的に持っているものも含まれて”気持ち悪い”という感情が育て上げられたものとも言えるでしょう。
日本をはじめとした欧米諸国では、鶏肉に限らず、食材として売られている肉類は動物が持っていた”生存”を絶っていることを感じさせないように売られています。つまり、気持ち悪く感じないように、でも、商品化された生肉を見て、新鮮、清潔さ、欲を言えば美味しさをも感じさせるように並べられています。当然、このように商品化された鶏肉には、鳥の羽のかけらも付着していませんし、首も首とわからないような形になって売られています。私の生まれ育った環境も同じで、やはり、生きた鳥をさばくのは、気持ちが悪かったです。

モロッコでは、どうして、日本や欧米諸国のように売られていないのでしょうか?正確には、モロッコでも、切り売りして、パックになっているお店もあるのですが、鶏肉は、他の肉に比べて臭みがつきやすいからできるだけ新鮮なもの、つまり屠殺されてから時間のたっていないものを人々は、購入したいものです。しかも、多くの家庭が大人5人分ほどの食事を1度に調理するものですから、新鮮な鶏肉1羽を1回から2回の食事で平らげる事が出来ます。つまり、細かく切り分けされたパック1つでは、足りないし、目の前で屠殺されたわけじゃないので、新鮮度もよくわかりません。
と、私の家庭では大人2人子供2人と標準的な日本の家庭なのですが、モロッコでは、やはり多くの大家族のモロッコ人と同じく、生きたにわとりの重さで代金を支払い、その場で、屠殺、羽むしりをお願いし、丸ごとの鶏肉を家に買って帰ることになるのです。

こうやって、市場では、生きていたにわとりを家で手間かけてさばいて、調理してお皿に盛ると日本で鶏肉を頂くのとは、また違った食肉を食べれる自分の環境にありがたみを感じます。それは、食肉が人間にとって美味しく頂けるものとして存在していることでもあるし、お肉を食べれるという裕福についてでもありますし、モロッコという国が多くのアフリカ諸国とちがって、食べ物が豊富であるということでもあります。

日本では、1日毎3食、肉や魚を食べる事が当たり前の食生活になっていますが、これを読んで、日本でも手軽に美味しく頂けるフライドチキンや焼き鳥が、”生”を持っていた”にわとり”の肉であるという日常に見過ごされたものに幸せを感じていただけると幸いです。

まちがっても、モロッコ人は、鶏肉を平気で殺して食べてるんだとか、モロッコに行くには、そう言った気持ち悪い事にも慣れて欲しいという意図はございません。


【鶏肉を買いに行く】

カサブランカの市内ですと、メディナ(カサブランカのメディナはバブ・マラケシュ=マラケシュ門と呼ばれてる)あるいは、メディナの横にあるメイズという市場なんかが比較的安く鶏肉を買えます。それより1DHほど安いのがラバトのアッカリという地区の市場です。今ですとキロ12−14DHで、鶏肉が買えます。
鶏肉のお店には、にわとりの小屋がありその中にはたくさんのにわとりが所せましと動いています。完売ちかくになると当然、にわとり小屋に2−3羽ということもあります。そこで、自分が買いたいにわとりの重さをお願いします。肉が柔らかいと言われるひな鶏ですと1.5-2.0キロぐらいですが、日本のスーパーに並んでいる若鶏のもも肉などの大きさを思い出すと、日本の切り売りされている鶏は、生きている時、2.5キロ以上のかなりこちらでは、大き目の鶏です。

鶏の計量が終わり、買い手の合意を得られると、たいていの街の店では、その場で、足を掴んで、鶏肉を逆さに、ちょうど両方の羽が開いた状態になったところで、片足で、両方の羽を押さえ、片手で頭を掴んで、もう一方の手で、首の頚動脈を探します。そこで、”ビッスミッラー”っとアッラーに感謝の言葉を捧げて頚動脈を切ります。この時、屠殺される鶏に刃物が見えないようにします。他の鶏には屠殺の様子が見えないようにします。これは鶏に限った事でなくて、牛や、羊を屠殺する時もこのような配慮がされます。

頚動脈から血液をできるだけ流し出します。それから、足を掴んで熱湯に入れます。約70度以上のお湯に鶏をたっぷり浸して、羽がむしりやすいようにします。お店によっては、羽むしり用の機械が備えてあって、鶏が決まってから羽むしりが終わるまで5分ぐらいです。場所によっては、このあと、手羽先の先の部分を切り落としたり、内臓の掃除をしてくれるお店もあります。


【鶏肉の内臓をだす】

購入してから5−8時間ぐらいで、死後硬直がでますので、その前にさばく方がやりやすいです。

まず、お腹側、胸肉の下の方に横に5−10センチの切りこみを入れて、そこから手を入れて内臓を取り出します。ハツ(心臓)、レバー、砂肝(胃)がまとまって、出てきます。それ以外の内臓は、レバーにくっついている緑色のたんのう(多分)があるのですが、食べれませんし、この緑色の袋を壊してしまうとレバーに苦味が移りますので、気をつけて、切り取ってください。
また、小指の先ほどの大きさで、丸いレバーのような内臓も一緒に出てきますが、味は、レバーより柔らかめのやはりレバーのような風味です。食べれない事もありませんが、お好みだと思います。また肛門につながっている管も引きぬいて取り除きます。

レバーの下ごしらえ
レバーとハツの付け根を切り離して、レバーにまとわりついている脂肪を包丁で、そぐようにして切り取ってください。レバーの房の付け根でレバーを2−4つに分けて、厚みのある部分は、深めに切りこみを入れて開いて中の血の塊などを洗ってください。こうして、水につけると短時間できれいに血抜きが出来ます。

ハツの下ごしらえ
ハツは、脂肪がついているので、やはり包丁でしごくように取り除いてください。縦方向に深く切り入れて開いたら水でもむように中の血を洗い出してください。

砂肝の下ごしらえ
日本では、たいてい中のえさ袋と言われる胃袋にあたる部分が取り除かれて売っているのですが、
モロッコでは、自分で、切り開かなければなりません。
形は、カレードーナッツのように丸く中央が膨らんでいます。この状態で、横から包丁を深く切り入れて、そうっと開きます。この時、中からえさ袋の消化される前の鶏のえさが出てきますので、ごみ袋などの上でこの作業をしてください。そうすると、中は、山吹色のしわしわの皮(膜)とそれに包まれたえさが見えます。切り開いた断面に指先を当てて、山吹色のしわしわの皮を砂肝の肉から、はがしてください。簡単にはがれて、うまくできると、えさは一切砂肝に触れることなく、処理できます。
白い膜の部分は、硬くて食べれないので、取り除いても言いのですが、小さい事もあって、面倒であれば、そのままにして調理しても差し支えないと思います。モロッコでもこの部分は、好みで、あったり、無かったりです。


【丸ごとの鶏肉を切り離す】

切り離す時の基本は、骨に包丁をできるだけ当てずに、関節の白い軟骨の部分で、切り離す。だと思います。包丁も痛まないし、調理した時に、骨の砕けたかけらが、お料理に混ざらないようにする為でもあります。

手羽の部分は肩の関節で切り離し、もも肉も胴体の付け根で切り離します。胴体は、お腹側と背中側にわきで、切り離します。内臓を取り出す時に入れた切れ目から中を覗くと、お腹と背中をつないでいるあばら骨に軟骨がある部分が見つけられます。鶏肉のあばら骨は小さく、包丁でも簡単に、切り離せるのですが、調理すると、この中途半端な骨がお料理に出てきますので、できるだけ、軟骨で、切り離したほうが良いと思います。肩の部分で、別の骨に当たってうまく切りこみが入らないのですが、既に切り離したお腹側と背中側を貝を開くように、上下に開いて、肩に包丁の切りこみが入る場所を捜してみてください。

鶏肉を6枚におろすというと、以上のようにした場合というのを聞いた事がありますが、2キロぐらいの鶏肉になりますと、このままでは、調理するには少し大きすぎます。特に、胸肉と背中がたいへんです。


【サラのママは、こうする】

背中ついている首の部分をできるだけ付け根から切り落としてください。これは、骨に当たります。向きを変えて、切り口を曲げたりしながらできるだけ包丁の刃に負担をかけないようにします。

背中のあばら骨についている内臓は、苦いので、よくあらって、取り除きます。足の付け根にある内臓(多分、腎臓)は、苦くないらしいのですが、レバーのような風味で、私は、取り除いてます。次ぎに、背中を真中よりすこし上のあばら骨の関節で、上下に切り離します。やはり骨に包丁があたる作業ですので硬いですが、のこぎりのように刃を往復させないで、出来るだけ、切り目をつけたら、骨は、折って、切り離します。

胸肉は、淡白な上に、調理した時に、骨付きだと、味が染みにくいので、私は、胸肉の半分を骨からそぐように切り離して、肉だけにします。とはいえ、骨には、肉がまだまだついていますので、背中と同様に、首に近い側を上にして、上下に切り離します。胸肉側は背中側に比べて、2キロを超えると3つぐらいに分けてもお肉がかなりあります。私は、軟骨の部分、真中から鎖骨まで、鎖骨の上の3つに分けます。軟骨は、分けなく切り離せますが、鎖骨のところは、骨もT字型で、深く大きいのですが、なんと、胸を上にして真上から切るとかなり硬い骨が、横にして、脇から切り開くと、かなり簡単に包丁が入ります。ここは、包丁が入るので、できるだけ折らないで、包丁で切り離さないと、骨が厚いだけに、折ると骨のかけらが料理に混ざります。

首の皮、背中側のお尻にある脂肪や皮は、ローストしても脂肪がしつこくて食べるのに抵抗があります。そこで、これらの脂肪や皮と上の胸肉で骨無しにした半分のささみと胸肉を混ぜて、ミンチにするとすこし脂肪分が多めですが、テフロン加工のフライパンでしたら、このミンチ肉で、油をひかなくてもハンバーグが焼けます。


【お料理一品】

脂肪と皮と胸肉、ささみをミンチした肉を使って
 用意するもの
 たまねぎ1ヶ 粗めのみじん切り
 なすび3−5つ 輪切り
 きゅうり1−2本 乱切り
 麻婆豆腐の素
 お好みで、にんにく、たかの爪、ごま油。

たまねぎと鶏肉のミンチを熱したフライパンで炒めて、油が出てきたら弱火で、なすびを炒める。なすびがしなったら、きゅうりを入れて、鮮やかな緑がでたら麻婆豆腐の素を加えて、ソースを絡ませてできあがり。

注意:日本で、購入したミンチ肉だと脂がこれほどでないので、サラダ油やごま油を加えないと、なすびが油分を吸い取ってしまって、足りない。また、イスラム教徒の方は、市販の麻婆豆腐の素には、豚肉が使われているかも知れないので、よく見てください。トマトソースや和風だしの素、パプリカで、自前のソースをつくってやる場合は、なすびを別炒めあるいは、油で通してからでないと、なすびにソースが吸い取られるでしょう。

レバーと砂肝、ハツを使って
 用意するもの
 しょうが
 粉末の和風だし
 にんにく
 醤油、
 片栗粉、(
 おまけ:キャベツ他お野菜)
 
片栗粉以外を混ぜてレバーなどと漬けておく。できれば1時間以上揚げる寸前に片栗粉をまぶして油であげる。キャベツは乱切りで炒めて上の肉を漬けた後のソースをかけて、更に炒めて、和風ソテーにしてレバーのから揚げと一緒にお皿に盛って頂いてみてください。他のお野菜でもまったく同じです。

注意:から揚げですが、ハツや砂肝に水分があると油がはねます。ひどい時は、フライパンからレバーや砂肝が飛び出して、私が度肝を抜かれます。

夏バテのないカサブランカ、ラバトですが、上のお食事は、美味しいです。


【イベントの紹介】

6月20日まで、
カサブランカのハッサン2世大モスクの近くで、規模こそ小さいのですが、テントをはった市場が立っています。全くの市民向けの市場で、じゅうたん、日常雑貨、ミントティーのセット、食器クスクス用の鍋、本、ドライフルーツ等が並んでいました。近所の住民が市場に足を運んでショッピングを楽しむ姿なんかが見れます。場所は、ハッサン2世大モスクからムーレイ・ユゼフ通りを市内中心に向けて300メートルほど行った所で、ボルドー通りとの交差点にある中央分離帯の公園にテントが張られています。




【モロッコweeklyトピック】

6月2日
ドイツ、ハノーバーで開催されている万国博に出展しているモロッコの様子を伝えてました。伝統産業の紹介、結婚披露宴やファンタジアの再現などが繰り広げられています。中でも一番の人気は、ファンタジアのショーで、約20頭の騎馬にまたがった民族衣装で身を包んだ騎士が一斉に発砲するファンタジアには、多くの見物客が集まってます。この万国博は3ヶ月行われる予定だそうです。

6月4日
サッカーハッサン2世杯がカサブランカで行われました。
モロッコ対ジャマイカの試合は1−0で、モロッコが、日本対フランスは、2−2の同点の末、PK戦で、4−2でフランスが勝ちました。

6月5日
ハスナ王女(現国王の妹)が緑化運動の視察でカサブランカの運動の様子をご覧になられ、植樹をなされました。

6月6日
サッカーハッサン2世杯決勝および3位決定戦がカサブランカで行われました。
決勝はモロッコ対フランスの試合で5−1で、フランスが、3位決定は日本対ジャマイカ、4−1で日本が勝ちました。決勝には、モハメッド6世国王と日本から高松宮殿下と久子さまがご覧になられました。
モロッコのテレビ中継の解説で日本のチームについて、前回のフランスワールドカップより一層力をつけたチームになっており、その理由には、現在の日本チームには3人ものヨーロッパのクラブチームに所属している選手がいる。と言ったコメントをしていました。3位決定戦で、後半のこり15分で選手交代で出場した三浦カズ選手についても、日本人で、一番最初にヨーロッパのクラブチームに所属していた選手で、若い頃から、ブラジルでサッカーを学んだ優秀な選手です。と、解説していました。


【街で見たヘンなもの モロッコ編】(ねこバス様の番外編です)
ねこバス様のURL:http://www.interq.or.jp/world/nekobus/index.htm

今週は、見たんじゃなくて、わたしがやって、モロッコ人に笑われたものです。モロッコに住み始めて3ヶ月程、ナッツ類を売っているメディナの駄菓子屋の屋台での話です。

そろそろ、モロッコ語の数字も覚えて、自分1人で、お野菜やくだものの買い物にも出かけれる(モロッコの八百屋のほとんどは、値段表示がないので、まず、価格を聞かないと、とんでもなく高い買い物をさせられる事がある)ようになっていた頃でした。ふと、買い物ついでに砂糖にまぶされたからっとしたピーナッツを食べたくなって、いつものごとく、”シャハール?(いくら?)”っとかっこよく、モロッコ語で聞いたんです。”シノワ、シノワ(中国人、中国人)”っとあざけてた屋台の兄さんをぎょっとさせたつもりだったのですが、このお兄さん、目を丸く、閉口。
もう一度、大きな声で、”シャハール カウカウ(ピーナッツ)?”っとトドメをさしたつもりの私でした。と、このお兄さん、ハッハッハ!っと笑って、そっぽ、向いてしまいました。

なななんて、失礼な!せっかく買おうっとしてる客を笑うか?!

後でわかったんですが、ピーナッツや、ひまわりの種っといった子供の駄菓子は、キロ何DHという価格を設定して無いそうです。10リアル(1リアルは、5センチウーム)頂戴。という具合に、リアル単位で、10とか20リアルのひまわりの種をください。とお願いするのが、普通なんです。ですから、”アッテイ ニ カウカウ”(ピーナッツください)っと言うと、店の方が、”シャハール?(いくらしましょ?)”っと聞いてくるんです。

このリアルの通貨については、まだどこかで、もう少し説明をします。


【モロッコの広告、CM】

街で見つけた公共広告。

ラバト郊外の幹線道路の大きな交差点。その交差点からカサブランカへの高速道路が延びたり、ラバト市内中心部へのハッサン2世通りが延びたり、あるいは、高級住宅街「Hay Riad」方面への道が。そして、長距離バスのバスターミナルがあるところでもあるこの主要な交通拠点にこんな呼びかけがありました。

”休日は、マイカーを控えましょう”

現在も、数が少なくなったとはいえ、日本では、排ガス規制で30年ほど前に姿を消し始めた有鉛ガソリンが未だにモロッコではあるんです。ハイオクもあります。公害問題を抱える都市の姿が、ここモロッコにもあるようです。


【日本の話題、モロッコは?】

6月8日の10時のNHKのニュースで報道された予防接種のポリオについてですが、モロッコでは、非活化ワクチンで、日本の3種混合にポリオを加えた4種混合で行われています。モロッコに来られた日本のお医者さんもこの4種混合を支持しておられる方がいました。
ただ、モロッコは、予防接種が自己負担で、普及率がまだまだ低いらしく、伝染病で、命を落したり、また、小児マヒで、下半身不随になったりする身体障害者が多いです。参考までにこの4種混合は、フランス製で、70DH程したと思います。

【為替】
6月5日 1DH=10.3306円でした。

【予告】
・次回は、モロッコの幼稚園を紹介します。サラのママには、4歳の娘がいるのですが、彼女の幼稚園奮闘記?です。


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