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大阪国際女子マラソン結果〜リディア・シモンが大会新で2連覇/小幡4位と健闘(990131)

千葉1年4カ月ぶり復活(990131)

第48回別府大分 6招待選手など出場選手発表(990126)

兵庫逆転で初優勝…都道府県対抗男子駅伝(990125)

高橋尚子ハーフ快走2位(990125)

全国都道府県対抗女子駅伝 福岡が初V、2位は兵庫990118

女子駅伝/都道府県対抗 17日、京都・西京極スタート=展望990116

旭化成大会新で23回目の優勝−朝日駅伝990115

自社のCM解禁を要望 日本陸上競技連盟、JOCに990114

世界選手権代表に女子マラソンの高橋尚子ら決定990114

千葉真子選手、31日復帰走990112

高橋尚子選手世界選手権代表内定990112

 

 

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- Contents -
 
 


◆大阪国際女子マラソン結果

’99大阪国際女子マラソンは31日、世界選手権(8月、スペイン・セビリア)の代表選考会を兼ねて、大阪・長居陸上競技場発着のコースで24人の招待選手(外国、国内ともに12人)を含む計250人が参加してあり、リディア・シモン(25=ルーマニア)が大会新の2時間23分24秒で連覇を果たした。これまでの大会記録は1988年にリサ・オンディエキ(豪)が出した2時間23分51秒。
レースでは、33キロ過ぎに一旦世界最高記録を持つテグラ・ロルーペ(25=ケニア)がスパートしたが、後続を完全に振り切ることができず、逆に残り1キロ付近でスパートしたシモンが、世界最高記録保持者のロルーペを振り切り、逃げ切った。
日本勢では、フルマラソン10回目にして自己最高の2時間26分18秒をマークした小幡佳代子(27=営団地下鉄)が最高の4位。この記録は日本歴代7位の好タイムで、今年8月の世界選手権代表候補に名乗りを上げた。復活を目指した安部友恵(旭化成)は前半遅れたものの、後半追い込んで6位、初マラソンの藤川亜希(ラララ)は7位と健闘した。一昨年の東京国際女子優勝の伊藤真貴子(第一生命)は14位に終わった。

▽10位までの成績
(1)リディア・シモン(ルーマニア) 2時間23分24秒
(2)ロルーペ(ケニア)               2時間23分46秒=以上大会新
(3)ワンジロ(日立)                  2時間25分40秒
(4)小幡佳代子(営団地下鉄)   2時間26分18秒
(5)キャロル(豪州)                 2時間26分52秒
(6)安部友恵(旭化成)             2時間27分5秒
(7)藤川亜希(ラララ)              2時間27分42秒
(8)寺内多恵子(資生堂)         2時間28分10秒
(9)市川良子(JALA・C)          2時間32分10秒
(10)杉原愛(大塚製薬)           2時間32分11秒
(スタート時の天候=晴れ、気温9.5度、湿度48%、北東の風0.5メートル)

◇夫が最良のパートナー◇

シモンは、41キロ過ぎまでアスファルトの地面だけを見ていた。集中するため、ずっと目を伏せて走っていた。自転車で伴走する夫のリビュウさん(29)の声だけを頼りに、世界記録保持者のロルーペとぴったりと並んで走る。残り1キロで、初めて顔を上げ、しっかりと前を見据えた。それが、スパートの合図だった。
ロルーペを百メートル以上引き離してゴール。自己ベストを3分40秒も更新して、「こんなにいいタイムが出せるとは思ってもいなかった」と興奮して言った。先頭集団のペースは不安定だった。5―10キロで急に16分30秒台に上がったかと思うと、次の5キロは17分台。シモンは25キロ過ぎで腹痛を感じ、何度かわき腹を押さえた。そんな彼女を最後まで支えたのは、リビュウさんだった。レースの最初から自転車をこいで、励まし続ける。「あきらめるな」「いけるぞ」。そして時には「愛してる」。30キロ過ぎ、痛みはウソのように消えた。2人の選手とコーチの関係は6年前に結婚した時から始まったという。「夫が一緒でなかったら、2位になっていたかもしれない」とシモン。インタビューで最良のパートナーを誇ってみせた。
 
(小石川弘幸氏:読売新聞HPより転載)


◆千葉1年4カ月ぶり復活

シティマラソン福岡◇1月31日◇福岡ドーム発着ハーフマラソンコースなど4コース◇参加者7885人
陸上女子長距離の千葉真子(22=旭化成)が、シドニー五輪に向け復活レースを飾った。ハーフマラソンとはいえ、一昨年の日本選手権(1万メートル)以来、国内でのレースは約1年4カ月ぶり。しかしブランクの影響もそれ程感じさせず、目標を上回る1時間9分27秒の好タイムをマーク。両足甲の故障に苦しんだブランクを感じさせない走りに、宗猛・旭化成副監督(46)も合格点を与えた。
今後のフルマラソン出場は未定だが、シドニー五輪はトラックで狙うのか?それとも激戦のマラソンか?群雄割拠する女子マラソン出場権争いに期待の若手筆頭株が名乗りを上げた。
 


◆第48回別府大分 6招待選手など出場選手発表

第48回別府大分毎日マラソン大会(毎日新聞社など主催、日本陸上競技連盟など後援)の出場選手が25日、大会実行委員会から発表された。海外招待選手は、2時間9分9秒の自己ベストを持ち、昨年のベルリンで3位に入ったサムソン・カンディエ(ケニア)ら6カ国・6人。国内招待選手は砂田貴裕(積水化学)ら15人。一般参加選手を含むエントリー総数は325人で、同時開催のハーフマラソンには113人がそれぞれ出場する。レースは2月7日正午、大分市営陸上競技場をスタート・ゴールに、別府市で折り返す日本陸連公認の別府湾を望むシーサイドコースで開かれる。
【注目選手】

@国内招待選手

初マラソンの高尾憲司(旭化成)に期待したい。一万メートル27分台のスピードが最大の魅力だ。しかも、昨年の日本選手権、続くアジア大会の一万メートルでも終盤のし烈なデッドヒートをものにして優勝するなど勝負強い。昨年、初マラソンを予定しながら、故障で断念。2年越しの挑戦だが、昨年12月のアジア大会までトラックを走っていたことが不安といえば不安か。
国内参加選手で最高の2時間12分1秒の記録を持つ砂田貴裕(積水化学)は、このタイムを出した1995年の福岡国際を最後に低迷が続いているが、今月初めから一人、チームを離れて長期合宿に入るなど12回目のマラソンへ向け、調整に余念がない。昨年6月には100kmで日本最高記録もマークしており、後半の粘りで叶う選手はいないのではないだろうか。また、一般参加ながら今年の箱根駅伝2区で、渡辺康幸(早大⇒エスビー食品)の区間記録を更新した学生界のホープ、三代直樹(順大)の走りにも注目が集まる。
@海外招待選手
サムソン・カンディエ(ケニア)の2時間9分9秒を筆頭に、2時間9分台が4人。ずぬけたスピードでないだけに、日本選手にもつけ入るチャンスは十分ある。カンディエは昨年のプラハ、ベルリンで立て続けに2時間9分台をマーク。ロナウド・ダコスタ(ブラジル)が2時間6分5秒の世界最高をマークしたベルリンでは3位に入っている。
このほか、ジョサイア・チュグワネ、ゲルト・タイスといった一線級を生んでいる南アフリカからはアンドリュー・クール、マラソン新興国のブラジルからはエデル・モレノが出場。優勝争いは、この3人の海外招待選手を中心とした展開が予想される。 
◇別府大分毎日マラソン招待選手一覧◇
 
【海外招待選手】
        国名・所属 年齢 ベスト記録
S・カンディエ ケ ニ ア  27  2・09・09
A・ク ー ル 南アフリカ  28  2・09・36
P・キャロル  豪   州  37  2・09・39
E・モ レ ノ  ブラジル   25  2・09・48
F・テノリオ   エクアドル  29  2・10・22
C・パトリシオ ポルトガル 34  2・11・00
【国内招待選手】
砂田 貴裕   積水化学   26 2・12・01
松本 和男   新日鉄化学 31 2・13・50
児玉 秀樹   中国電力  27  2・13・55
梶山 暢之   NTT中国   26  2・14・27
斉藤 大輔   NTT東京   31  2・15・12
木暮 貞行   小森コーポ 26  2・15・34
立花 和紀   旭 化 成  24  2・15・37
宗竹 隆司   中国電力  27  2・15・41
板垣 英樹   大塚製薬  28  2・15・43
武田 宏旦   四国電力  23  2・15・49
菅野 邦彰   富 士 通  23  2・15・53
高橋 宏幸   富 士 通  24  2・15・58
根本 秀明   小森コーポ  27  2・15・56
草場 真二   新日鉄大分 26  2・16・14
高尾 憲司   旭 化 成   23○1・04・22
(○はハーフ、小森コーポは小森コーポレーション)



◆ 兵庫逆転で初優勝…都道府県対抗男子駅伝

【レース総括】

第4回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会は24日、広島市の広島スタジアムを出発して平和記念公園をゴールとする7区間47キロに47都道府県が参加して行われ、昨年14位だった兵庫が、最終区で長野を最終区で逆転。初優勝を果たした。2位には福島が入り、レース全般を通じて主導権を握った長野は3位。昨年優勝の福岡は、前半の出遅れが響き11位に終わった。第1回優勝の地元広島は8位だった。

【レース展開】

気温11度、風速2.6メートルと絶好のコンディションでスタート。中学、高校生区間に有望選手をそろえた長野は1区の佐藤清治(佐久長聖高)の区間新でリズムを作り前半をリードし、京都、福島、兵庫、鹿児島などが追う展開。4区で長野、福島、鹿児島の3チームによる争いとなったが、兵庫は5区の森口祐介(西脇工高)が区間新記録の快走で追い上げトップ集団に。2秒差でタスキを受けたアンカーの小島忠幸(旭化成)が、40キロ付近でスパートをかけ長野を突き放した。(時事)7区間中4区間で区間新記録が生まれた。

◇2年連続で区間最高◇

長野の1区・佐藤が昨年に続いて2年連続の区間最高を記録。しかも今年は従来の記録を5秒更新する快走で、高校2年生ながらバンコク・アジア大会で千五百メートル4位に入った実力を見せつけた。佐藤は「もう少しいけたかも」とちょっぴり不満顔だったが、終わってみれば過去最高の3位とあって、仲間と笑顔で喜びあっていた。
 


◆高橋尚子ハーフ快走2位

千葉マリンマラソン女子マラソン日本最高記録保持者の高橋尚子(26=積水化学)が24日、千葉・幕張で行われた千葉マリンマラソンに出場した。前日にドクターストップがかかるほど体調を崩していたが、ハーフマラソンを1時間16分20秒(2位)で走りきった。アジア大会後初となる長距離ランで、シドニー五輪へ再スタートを切った。

 

◆全国都道府県対抗女子駅伝 福岡が初V、2位は兵庫

 
【 レース総括 】

第17回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会は17日、京都市の西京極陸上競技場を発着点とする9区間42・195キロのコースに47都道府県チームが出場して行われ、福岡が2時間18分16秒で初優勝した。
福岡は1区で15位と出遅れたものの、徐々に追い上げて8区・池田麻美(比良松中)が区間賞の走りでトップを奪い、アンカー藤丸麻美(岩田屋)が首位を守り切った。2位には4区の松岡理恵(天満屋)らが快走した兵庫が食い込み、3位には前回優勝の埼玉が入った。
(スタート時の気象条件=曇り、気温7.9度、湿度61%、北東の風1.7メートル)

 
【 レース展開 】

1区は京都の阪田直子(立命館宇治高)が中継所の直前で抜け出し、2位の長崎・藤永佳子(諌早高)に5秒差をつけた。昨年末の高校駅伝時には圧倒的な走りを披露した藤永も、今回のラスト勝負を制することは出来なかった。
地元京都は、次第に差を詰められながらも5区までリード。しかし、6区で兵庫の堀江知佳(須磨女子高)が高校総体3000m優勝者の実力を発揮。上下動の少ない走法で、京都の佐藤由美(京産大)をとらえ、逆に15秒差をつけて7区につないだ。

一方の福岡は1区で15位と出遅れたが、中学生区間の3区終了までで5位、5区ではトップと28秒差の3位に迫り、6、7区の追い上げでトップと15秒差。8区の池田麻美(比良松中)は小柄ながら、大きなストライドで快走。区間賞の力走で、先頭をゆく兵庫を約1.3キロ地点でかわした。アンカーの藤丸麻美(岩田屋)も力走し、兵庫のアンカー上岡正枝(ノーリツ)の追い上げを9秒差で振り切って初優勝を果たした。埼玉はアンカー竹元久美子(NEC)の3人抜きで3位に入った。前半戦をリードした京都は、これまでで最低の9位に終わった。 

 
<上位成績・選手一覧>
 
 
【 特別な日の必勝祈願。9秒及ばず−兵庫県チーム− 】

兵庫のアンカー、上岡の懸命の追い上げも、あと一歩及ばなかった。わずか9秒差での敗北。ゴールした直後、上岡は西川監督に抱きついて悔し涙を流した。神戸出身のWackyも涙にくれた。(関係ないか)
…過去3位が最高で、初優勝の期待がかかった兵庫。兵庫県勢にとって、今大会には特別な意味があった。4年前のこの日、1月17日に阪神大震災が発生。レース当日は朝練習後にチーム全員で黙とうし、朝食時には「みんなの頑張りが、県民の力になる」と必勝を誓った。
優勝候補との前評判通り、中盤で首位に立ったが、福岡の追い上げに屈し、結果は2位。
上岡は「(福岡・藤丸の)背中が見えていたのに……。悔しい」と泣きながら話した。上岡自身、マラソン挑戦を控え、疲れがピークだったことも追い上げ不発の要因になった。
しかし、西川監督は「選手はベストを尽くした。十分に走ってくれたし、兵庫の人の力にもなったと思う」と満足そうに話した。
 

 

◆女子駅伝/都道府県対抗 17日、京都・西京極スタート=展望

 

第17回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会が17日、京都市・西京極陸上競技場をスタート、ゴールとする9区間、42・195キロのコースに中学・高校生から大学・社会人選手も交えた47都道府県代表が参加して行われる。初優勝を目指す兵庫を軸に、昨年3位の熊本や福岡、鹿児島などの九州勢、前回の覇者・埼玉、地元・京都などが優勝を争いそうだ。

兵庫は、全日本実業団一万メートル5位の上岡正枝(ノーリツ)、日本選手権五千メートル7位の小崎まり(同)、同一万メートル8位の松岡理恵(天満屋)ら実績のある実業団選手がそろった。全国高校駅伝5位の須磨女子勢や高校駅伝1区5位の中馬舞(夙川学院)、中学生も全日本中学選手権千五百メートル5位の北野容子(宝殿中)がおり、層の厚さでリードする。

熊本は、高校駅伝2位の熊本市商、8位の信愛女学院の主力を擁する。アジア大会一万メートル金の川上優子(沖電気宮崎)が出場せず、全日本大学選手権五千メートル1位の上野理恵(順大)の踏ん張りが、2年ぶり優勝のカギを握る。

福岡は、高校駅伝6位の筑紫女学園勢に全日本中学千五百メートル2位の池田麻美(比良松中)らを加えた中・高校生が充実している。鹿児島は全日本実業団女子駅伝5位の京セラ勢が軸。埼玉はアジア大会五千メートル5位の田中めぐみ(あさひ銀行)ら実業団選手はハイレベル。過去最多の7回優勝している京都は、傑出した選手はいないが、バランスが取れている。
 

 

◆旭化成大会新で23回目の優勝−朝日駅伝

 

第50回朝日駅伝は14日、福岡市のJR博多駅前をスタート、筑豊を抜けて北九州市の市庁舎横までの7区間、99・6キロに27チームが出場して行われ、旭化成が区間新2個を含む4時間49分33秒の大会新記録で2年連続23回目の優勝。旭化成と最後までデッドヒートを繰り広げた鐘紡は最終区で力尽きて2位。1区で13位と出遅れた本田技研浜松がD・モーリス、J・ドゥングら外国勢の活躍で3位に入った。
 

 

◆自社のCM解禁を要望 日本陸上競技連盟、JOCに

 

日本陸上競技連盟は14日、日本オリンピック委員会(JOC)に対し、選手の所属先の広告やCMに自社の選手が出演できるよう要望書を提出したことを明らかにした。

現行では、アマチュア選手の肖像権は、強化資金集めが目的の「がんばれ!ニッポン!」選手強化キャンペーン事業を実施するJOCが一括管理しており、自社の広告でも選手の商業活動は自由にできない状況。日本陸連では、選手の肖像権を商業利用する需要が高まっており、選手が所属する企業や学校に限って、JOCの規制の対象外にすべきだと主張している。
 

 

◆世界選手権 代表に女子マラソンの高橋尚子ら決定

 

日本陸上競技連盟は14日開いた理事会で、8月の世界選手権(スペイン・セビリア)の第1次代表選手として、女子マラソンの高橋尚子(積水化学)ら5人を決めた。

昨年12月のバンコク・アジア大会の優勝者を対象に選考し、世界選手権で入賞(8位以内)が期待できる選手を優先的に選んだ。日本陸連の桜井孝次強化本部長は「5人とも安定した力を持っている。早めに世界選手権の準備に入れるよう配慮した」と話し、世界選手権出場の意思は各選手に確認済みという。残りの代表は、マラソンが3月、その他の種目は6月の理事会で決定する予定。

代表選手は次の通り。

【男子】

▽百メートル、二百メートル 伊東浩司(富士通)▽走り幅跳び 森長正樹(ゴールドウイン)▽ハンマー投げ 室伏広治(ミズノ)

【女子】

一万メートル 川上優子(沖電気宮崎)▽マラソン 高橋尚子(積水化学)
 

 

◆千葉31日復帰走

 

陸上女子陸上界のシドニー五輪の星・千葉真子(22=旭化成)が、今月31日の福岡シティマラソンでハーフマラソンの部に、招待選手としてエントリーされていることが11日、明らかになった。昨年9月のシドニーマラソン出場後、両足甲を痛め実戦から遠ざかっていた千葉にとって、同五輪への試金石となる重要な再起戦となる。
 

 

◆高橋尚子世界選手権内定

 

陸上日本陸連は11日までに、女子マラソン日本記録保持者、高橋尚子(26=積水化学)を8月にスペイン・セビリアで行われる世界選手権の代表に内定する方針を固めた。14日の理事会で承認する。2時間21分47秒の驚異的な日本最高記録を出した高橋の実力が突出していることなどから決まった。

しかし、高橋はシドニー五輪への出場を第1に考えており、負担のかかる夏場のマラソンを避け、春マラソンで調整する意向を表明している。そのため内定を辞退する可能性もある。14日の理事会では、伊東浩司(28=富士通)室伏広治(24=ミズノ)らも代表に内定する。