Preludeが定めた標準の画像を用い、標準のディレクトリ構成を用いる方法(デフォルト設定:初心者推奨)と、自分で画像などをカスタマイズする拡張設定の二通りで説明します。なお、ある程度perlスクリプトとhtmlの分かる方などのための上級カスタマイズのため資料も用意してあります。テクニカル情報を参照してください。
実行に必要な全ファイルとパーミッションの設定は以下の通りです。
| ファイル名 | パーミッション | 目的 |
|---|---|---|
| paires.cgi | 755(実行可能) | メインCGI。投稿を担当 |
| paidel.cgi | メンテナンスCGI | |
| paiboard.dat | 666(書き込み可能) | データファイル(投稿記事保存) |
| paicount.dat | データファイル(投稿者数カウント) | |
| paitree.dat | データファイル(投稿一覧表示用) | |
| paitree.html | CGIが更新するhtml(投稿一覧表示) | |
| paiall.html | CGIが更新するhtml(全投稿記事表示) | |
| paiboard.html | 変更なし | メインhtml |
| paidel.html | メンテナンスhtml | |
| paiall.txt | html雛形ファイル | |
| paidel.txt | ||
| painew.txt | ||
| paires.txt | ||
| paitree.txt | ||
| pre.gif | 画像(Preludeアイコン) | |
| home.gif | 画像(home) | |
| main.gif | 画像(main) | |
| back.gif | 画像(背景) |
実行にはjcode.plも必要です。どこかから取ってきてパーミッション755(実行可能)で転送してください。
以上のファイルの他に以下のファイルがlzhファイルに納められています。標準設定ではすべて必要のないファイルですが、拡張設定では[trouble.html]が必要になります。
| ファイル名 | 目的 | 備考 |
|---|---|---|
| index.html | ヘルプ目次 | |
| cgiset.html | 設定説明(このファイル) | |
| help.html | Pai-bordの使い方 | 修正してご自分のホームページに設置すると良いでしょう |
| delete.html | メンテナンスCGIも使い方 | |
| tec.html | テクニカル情報 | CGIを改造されたい方向けの情報です。 |
| trouble.html | エラー詳細 | CGIが出力したエラーの情報です。 |
| pai.css | スタイルシート | ヘルプファイル(上の6つ)に適応されるスタイルシートです。 |
Preludeの標準画像を用い、すべてのファイルが同じディレクトリにあるという想定の元で設定します。この設定が最も簡単です。
まず、paires.cgiをメモ帳などテキストエディタで開きます。1行目にあるperlへのパスをまず変更します。perlの場所はサーバー管理者にお問い合わせください。次に、最初の部分にある重要設定を変更します。以下がその説明です。paidel.cgiもpaires.cgiと全く同様に設定してください。コピー&ペーストすると良いかもしれません。
['']の間にCGIへのURLを指定します。相対URLを使用せず、絶対URL(http:://から始まる)を使用してください。
['']の間にhtml文書へのURLを指定します。これも絶対URLを推奨します。
掲示板のタイトルです。お好きな名前を付けてください。
管理者であるあなたのメールアドレスを入力してください。CGIにエラーが発生した場合の送り先です。
ふさわしくないコメントなどを削除するためのパスワードです。
CGIが更新しないhtml文書はそのまま使われるので変更する必要があります。変更するファイルは「paiboard.html」と「paidel.html」の2つです。それぞれ、タイトルとリンクを書き直してください。
htmlを書いたことのある方ならすぐおわかりだと思いますが、タイトル部分が[Pai-board (C)Prelude]ですので、ご自分の掲示板のタイトルへ変更ください。
同じくタイトルを変更ください。framesetで上部に[paidel.cgi]、下部に[paiall.html]があります。一部のサーバーではCGIへは絶対URLを設定した方が無難です。心配の方は絶対URLに書き換えてください。(例えば、InterQMemebersの場合はCGIへは専用のcgi.members.interq.or.jpから始まるURLでアクセスしないと動作しません)
CGIが実行可能な領域にすべてのファイル(jcode.plも含む)を同一のディレクトリに転送します。ftpソフトをご利用ください。
ファイル内容を参照してパーミッションをそれぞれ変更します。
はじめに誰かが投稿しないといけません。[paires.cgi]にアクセスして(ブラウザのアドレスに設置したpaires.cgiへのURLを記入する)一番はじめの投稿をして、稼動させてください。
うまく、投稿が処理されると[paiboard.html]、つまりメインに自動的に切り替わり投稿内容が表示されます。これで稼動開始です。お疲れさまでした。リンクは、[paiboard.html]を指定してください。
標準画像を用いない、CGIと各ソースを別の場所に置くなどをやる場合の設定方法をご説明します。
まず、paires.cgiをメモ帳などテキストエディタで開きます。1行目のperlへのパスと、3行目にあるjcode.plへのパス「require './jcode.pl';」を変更します。次に、最初の部分にある重要設定を変更し、拡張設定を変更します。以下がその説明です。重要設定の詳細は標準設定を参照してください。拡張設定もpaidel.cgiとpaires.cgiは全く同一である必要があります。
最新x投稿にNewを表示します。
保存する最大のコメント数です。表示されるのもこのコメント数です。ただ、厳密にこの数だけ残すわけではありません。Pai-Boardはツリー形式を基本にしていますので、ここで指定したコメント数を越えた場合、もっとも古い親コメントと「その返信記事すべて」が削除されます。ですから、2,3個、多めに設定するとよいでしょう。
CGIによってエラーが発生した場合(ファイルが足りないなど)Pai-boardはエラーメッセージを出力します。そのとき、「詳細」というリンクがあり、エラーメッセージの細かな説明ページへジャンプすることが期待されています。そのURLを記入します。デフォルトではPreludeにあるエラー解説ページへリンクされていますが、デザインなどを自分のホームページと一致させたいなどという場合は、エラー解説[trouble.html]を参考にエラー詳細を記述し、そのファイルへのリンクへ書き直してください。絶対URL推奨です。
CGIによって更新されるファイルへのパスを記述します。CGIのディレクトリを基準にパスを記述してください。
CGIによって参照されるHTMLの雛形ファイルへのパスを記述します。これらのファイルをカスタマイズしたい方はテクニカル情報を参照してください。
Pai-boardに関連するすべてのhtml文書に適応されるBODY開始タグです。['']の中に記述してください。特に、backgroundに背景画像を指定することでPrelude標準画像を使用せず自分の好きな画像が使えます。もちろん、画像を使いたくない場合は指定しないことにより背景画像をなくすことができます。
Pai-boardから自分のホームページ戻るボタン画像と、Pai-boardの投稿などのページからPai-boardのメインのページに戻るボタン画像を指定します。自分の好きな画像を設定する事ができます。['']を書き換えます。ここで、imgタグを文字に書き換えることで画像ではなく文字をリンクとして用いることができます。
Preludeのアイコンです。画像自体は修正禁止ですが、画像のディレクトリをカスタマイズしたいときに変更してください。
使用するCookieの名前です。同一サイト内で同じ名前のCookieを用いる2種類のCGIを用いるとCookieの機能がうまく動作しない可能性があります。ユニークな名前を付けてください。
ブラウザがPai-boardのCookieを保存する日数です。
拡張設定の残りの設定手順は標準設定通りです。そちらを参照してください。ただし、転送は今指定したディレクトリ構成に合うようにしなければなりません。
Pai-board
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