「のだめカンタービレ」のドラマが始まったこともあり、無性にオケが聴きたくなった。

 で、ホントは、夏のサイトウキネンで知ったメンデルスゾーンの「エリア」を聴きたくて、いろいろ検索してたら、DCまで行かなくても、近所に大きなホールがあって、そこに常設のオーケストラがあることを知る。

<演奏会データ>

Saturday, November 4, 2006 at 8:00 PM
at Music Center at Strathmore

Choral Masterworks
Verdi: Requiem

Stan Engebretson, conductor
Linda Mabbs, Soprano
Elizabeth Bishop, Mezzo-Soprano
Michael Hendrick, Tenor
Kevin Deas, Bass
National Philharmonic

 地元、North Bethesdaを拠点とするNational Philharmonicの演奏会。プログラムはベルレク。ちょうどのだめで使われた曲だから耳になじんでいる。といっても「怒りの日」1曲だけだけどね。

 恥ずかしながら、これまで、私はベルレクとは縁がなくて、聴いたことも演奏したことも無い。全く知らない曲だ。で、この演奏会を知ったのが2日前。行くかどうしようか悩んだが、行かないで後悔するよりは行って後悔すべし、ということで、行くことにした。というわけで、殆ど予備知識ナシ、で行ってみた。

 もともと、知らない曲を聴くのは得意ではない。自分が指揮できるくらい聴き込んで行かないと、演奏会では、曲の知らない部分で確実に寝てしまう。そんなわけで、今回の演奏会は不安がいっぱい。39ドルも払ったのに、爆睡するのでは、と。

 コンサート会場へは、電車で2駅。近い。こんな近くにこんな立派なホールがあるのは知らなかったなぁ。ホールに入って、着席。真正面で、案外いい席。曲が始まった後になって気づいたが、音がこもって聴こえる席で、そういう点ではあんまりよい席では無かったかも。

 冒頭の合唱は上品な響き。アマチュアも混じっているらしいがレベルは高いと思う。オケは弦が7-6-5-4-3、管楽器は編成通りプラストロンボーンとホルンはアシが1名。金管の音がちょっと弱いような気がするが、オケの響きも上品でヘタでは無い。ソリストは、テノールがちっと弱いように思われたが、4人ともバランスが良く、好演であった。

 ただ、やっぱり知らない曲なので、途中意識が飛んでしまうことが数回あったよ。すごく気に入る曲になるには、もう少し勉強しなきゃだな。安いCDをまず購入して、勉強かな。

 上品な響きの演奏会。充実した気分で帰路に着いた。