旧車再生計画 イメージページ
| 万力に挟んでこじったり、ドライアイスで急冷して見たり、いろいろ試して見ましたけど結局の ところ金鋸でシコシコ切断するという、一番不細工な手段でしか抜くことが出来ませんでした。 ご丁寧なことに安物のシートピラーだったので肉厚が厚く長さも180mmでして切れ目を 入れるのに3日も掛かってしまいました。もっとも安物シートピラーだったのでプラスチック用の 鋸歯(塩化ビニール用鋸歯)でも切断出来たのは切削効率が良くて助かりました。 しかもシートチューブが痛まないと云うおまけ付きです。(ね、ちゃんと役に立つでしょ) ルンルン気分でプライヤーで引張ると・・・動かないよ(大泣しそうでした) また3日掛りかぁと意気消沈して1月ほど放り出しました。 正反対の位置を切ることにして、取り敢えず毎日1時間の作業。うぅシベリアで木を数えるのと どちらが辛いだろうなどと戯言を考えながらゴシゴシ削るのでした。 4日目にはどうやら切れ目が全長に入った様子、プライヤーで挟んで引張ると大泣×5倍 金鋸の手応えでは段差は感じられないので極細のマイナスドライバーをチューブとピラーの 隙間に差し込んでこじって見るとピラーの切片は見事に動く。 20回も動かせば切れ目から割れるかも、そんな甘い希望も春霞と共に掻き消えたのでした。 根性の充填に2週間を費やした後、再度のチャレンジ。切れ目に金具を渡して左右にこじって 見ると2−3mm動く、ならばダメで元々だとBB側からBB抜き締め工具のクランク勘合部を 2個シートチューブに放りこんで上下に揺す振ってピラーを叩いてみる。 5回10回と繰り返すうちにピラーが1−2mm出てきた!!やったぞ、後はこの作業を800回 も繰り返せば、と思ったら10mmも出たら万力に固定してフレームをこじれば良い事に 気づきました。そしてあっけなく抜けたのでした。 この自転車、二千円のおせんべいと交換して入手した甲斐もあって5万円位の 労働を奉仕させて頂きました。労働の大切さを良ーく勉強させて頂きました。 結局ピラーの切れ目は一方が60mmくらい残っていました、厚さは0.2mm位 なのですがこれが切れませんでした。 |
| この後一大磨き上げ大会となったのですが画像は有りません 次ページではいきなり完成画像となります |
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