「後一週間か‥‥‥」
校門の近くにある古い大きな樹の下で一人の男子生徒が寝そべっていた。水樹雄一というその生徒は、今年卒業する。
(やっぱり俺には似合わないよな、それ以前に勇気があるかどうか)
雄一は、上半身だけを起き上がらせ胸中でつぶやいた。
「あいつに何もいえずに終わりたくないな、とはいっても俺にはやっぱり出来そうにないな、こんなんじゃ」
二・三度地面を踏みしめると両腕をすばやく振り上げて大きく伸びをする。見上げた空は蒼く澄んでいた。
「あれこれ考えるのもバカらしいな」
と、 独りごちる。 体のあちこちを一通り動かし溜息をついた。
「あいつの誕生日いつだったかな‥‥‥卒業式当日じゃないか!」
どちらかといえば二枚目には値しないが、険しい眉と優しい目、百八十センチの高さで引き締まった筋肉質の体である上に黒髪で、ジーンズにTシャツ、革ジャンといった服装が妙に似合っている。
何気なくズボンのポケットに手をいれると指先に金属の感触があった。取り出すと自転車の鍵が太陽の光を反射する。それには青く小さな鈴がついていた。その鈴はあの少女から貰った物だ。
(伝説の樹か‥‥‥)
この古い樹には一つの伝説がある、雄一もそれを信じている者の一人だった。
(最後の誕生日プレゼントぐらい送った方がいいかな)
そう考えながら自転車に乗り、ゆっくりとペダルを漕ぎ始める。
「あの喫茶店にでも行くか、久しぶりに」
サイフの中身を確かめ徐々に速度を上げていく、頬に当たる風が心地良かった。
「はあー、あーあ‥‥‥」
アイスミルクティーのストローを摘み少女は二度も溜息をついた。スカートのポケットから自転車の鍵を取り出し軽く振ると、心地よい鈴の音がする。少女の名は皆川香奈美、きらめき高校の一年生だ、もうすぐ十六の誕生日がくる。
「早乙女先輩にせっかく教えてもらって来ているのに‥‥‥」
早乙女先輩と言っても二人いるが、兄の好雄の方だ。女の子の情報なら右に出る者はいない、もちろん情報を知ろうと男子生徒はよってくる、つまり友人も数多くいた。そこで彼女は、あの先輩がここによく来ると教えられた訳だ。
「もう三日目、入ったら何か注文しなくちゃいけないし」
実はこずかいも残り少なく、明日はコーヒーにしなければもたない。
その時外の駐車場で若い男性が自転車を止めるのを見つけた。
(先輩)
思わず香奈美はストローを握りしめた。
「よっと」
自転車の鍵をかけ軽く空に放り上げて横からつかむと店の入り口へと歩いていった。
「ちわーす」
扉をあけながら雄一は挨拶をする。
「ありゃ、結構混んでるな」
入り口につったったまま店内を見回したとたん、一人の少女と視線があった。
「すみません、相席でよろしいでしょうか?」
店員が聞いても雄一は「はい」と答えただけで、振り向かない。一歩、また一歩といったふうにして少女の座っているテーブルに近づいて行くと、雄一の体内をめぐる血がはやくなっていく。
「相席してもよろしいでしょうか?」
相手は彼の事をよく知っているが、それでも礼儀正しく聞く。
「え、はっはいどうぞ先輩」
「ありがとうございます」
雄一は、一礼すると静かにいすを引いて座った。そのテーブルだけ沈黙が支配している。
「ご注文は?」
それを破るかのように店員が雄一に聞くと、彼はちらりと香奈美の方を見た。
「アップルタルトのセットを二つ、ミルクティーをホットで」
店員が去って行くのを見送り、雄一はゆっくりと水を口元に持って行きながら聞いた。
「今日はアップルタルトを食べないのかい?」
「あんまりお金がないんです」
「そっか、皆川にしては珍しいと思ってな」
「何がですか?」
「たった一人で喫茶店になんかいるから、よく友人とこの店に行ってたらしいし」
「見た事があるんですか?」
「いや、部活中に君が友人と話しているのを小耳に挟んだだけさ」
香奈美は納得したようだ。飲み終わってしまったアイスミルクティーの氷をストローで弄ぶ。
「おまたせしました」
店員が注文の品を並べていく、香奈美は思わずアップルタルトを見つめた。
「ほれ皆川、君の分だ」
アップルタルトの片方とミルクティーを差し出す。
「え、私にですか?」
「他に誰がいる?」
雄一が聞き返すと香奈美はちょんと舌を出して見せた。
「ありがとうごさいます、いただきます」
さっそく食べ始めた香奈美を雄一は優しい目で見つめ、ミルクティーを口に運んだ。
「どこか行くのか?」
香奈美がアップルタルトを半分食べ終わった時、唐突に雄一が口を開いた。
「え、いえ別にどこにも、ただここに来て‥‥‥」
先輩が来るのを待っていたなんて言えるはすがない。
「そうか、でも似合っているぜその服」
「あ、ありがとうございます」
ふっと赤くなりながら言う、実際彼女は聞かれてもおかしくない服装だった。白いワイシャツに淡い赤色のスカート、黄色のセーターを着ていた。腰までのばした髪の両サイドを三編みにしている。
端正な顔立ちで少し大きな目、美女と言うより美少女に値する彼女は、本来なら男達がほっとくわけないのだが、少しおとなしい性格なので、鼻の下のばして寄ってくる男はいなかった。
「良い天気だな今日は、どっか行くか」
アップルタルトを食べ終えた雄一は誰にとなくつぶやく。
「皆川、どこか行く予定はないか?」
さりげなく誘う雄一、香奈美はここぞとばかりに
「ショッピング街へちょっと」
と答える。
「そっか、じゃ一緒に行くか?」
「はい!」
とうれしそうな返事が帰ってくる、決まりだった。
「ありがとうございましたー」
勘定をすませ、(もちろんアイスミルクティー分も)二人はぎこちなく、それでも仲良く外に出る、ちなみに雄一が全額支払った。
人の行き来が絶えない街、大半は学生だろう、休日になると自然と人が集まってくる場所だ。広い通りは少なく、みんな自転車か徒歩で移動している。
「どこへ行きたい?」
雄一が自転車の速度を徐々に落とし、香奈美の隣まできて聞くと、
「ファンシーショップ!」
という明るく元気な声が帰ってきたので雄一は少し驚いた。
「よし!じゃあ、そこらへんに自転車を止めて行こう」
仲良く自転車を止め鍵をかける、雄一の鍵を見て香奈美が声を上げた。
「どうした?」
「その鈴持っていてくれたんですか?」
「ああこれね、せっかく貰ったんだから捨てたりしたら相手に失礼だろう?言われた通り鍵につけたんだ」
照れたように言うと、素早くポケットにしまいこんだ。
「実は私もつけているんです」
香奈美も鍵をかけて雄一に手渡す、お揃いの鈴がついていた。
実はこの鈴、彼女が夏祭に屋台で買った物で、夏休みの合宿中なんだかんだ理由をつけ、ペアの片方を彼に手渡したのである。
「あれれ、色も同じだ。こりゃ偶然か運命のいたずらか」
照れ隠しにおどけた口調で言う雄一、対して香奈美はただ嬉しさで舞い上がりそうになる心を押さえつけるのに必死だった。
つまり二人はこう見えてもお似合いであるし両思いだが、お互いそのことを知らないので今一歩を踏み出せないわけだ。
二人は並んで歩かず、雄一が二・三歩離れて歩いている。四・五分程してファンシーショップ、つまり小物屋についた。
「自由に見て来な、俺はここで待ってるよ」
入り口から少し離れた場所で、壁に寄りかかりながら雄一は手を軽く振った。
(せっかく一緒にこれたのに‥‥‥)
雄一の言葉に少しがっかりしながらも、香奈美は店の奥へと進む。
(まだあるかな、あのペンダント)
小走りで探すと、目当ての物はすぐに見つかった。
「いつ見ても綺麗‥‥‥」
後は言葉にならない、彼女が見とれているそれは、白銀色をしたペンダントで、妖精がハート型の水晶を掲げ持っている。色彩には乏しいが妖精のデザインと、水晶の輝きは彼女を引き寄せるのに十分すぎた。いつかは買おうと思っているのだが、なにせ値がはる物 なので少しずつ貯金してもとても足りない、特に最近は何かとお金が飛んでいってしまう状態である。
「おいどうしたんだ?ぼーっとつったっちゃって」
振り向くと、いつのまにか雄一が立っていた。おそらく長い間戻らなかったので探しに来たのだろう。
「へえ‥‥‥」
雄一の視線が香奈美の後ろで止まる、あのペンダントを見ていた。
「妖精、ハート、水晶、確かそれぞれに意味があったはずだが‥」
一歩前にでて観察する。
「皆川が見とれるのも無理ないな、これじゃあ」
「変ですか‥‥‥」
「いや女の子らしくて俺は好きだな」
つい本音がでる。それに気づかずに値札を手にとると、雄一の目が大きく見開いた。
「ゲ、ゼロが四つもある上に次の桁に行きそうな数字が‥‥‥」
「だから欲しくても買えないんです」
「これじゃあな」
二人同時にため息をつく、いつまでもそこにいる訳にもいかず、しぶしぶ店をでた。
「まだ日が沈むまで少し時間がある」
時間を確かめ、雄一はゆっくりと空を見上げた。
「それじゃあ‥‥‥」
二人は申し合わせたようにうなずくと、すぐ近くにある小さな公園へ向かった。
二人とも何も話さない、ここは二人が初めて出会った場所だった。
「先輩、何を考えているんですか?」
「君と同じだよ、おそらくね」
「わたしたちここで‥‥‥」
「ああそうだな、おぼえているよ」
出会ったときの事は二人とも口に出せなかった。忘れられない大切な思い出は、胸の中にしまっておいた方が良いと考えたからだ。
「先輩、いつまでも先輩のままでいてくださいね」
最後の方は泣き声になっていた。
「なに言ってんだ、俺はかわらないよいつまでも」
ハンカチを差しだし空を見上げる、日は傾いていた。
(誕生日プレゼントにあれを買ってやるか)
たとえ貯金の一部を使い果たしても買ってやろうと決心もできている、もちろん裏にメッセージをいれて。
「じゃあな」
途中まで一緒だが、ある分かれ道で二人は反対方向へ進む、いつもの通りに‥‥‥。
「先輩!」
香奈美は思わず雄一を呼び止めるが、その後に続く言葉はどうしても出てこなかった。
「えっとさようなら」
雄一は、何も言わずにほほえむと、親指をたて去っていった。
夕日を背に浴びて去っていく雄一の後ろ姿を、香奈美はただ見ている事しかできなかった。
「今日も言えなかった」
彼女のつぶやきは、もちろん誰にも聞こえない、ただ赤い夕日は一人たたずんでいる彼女を優しく見守っていた。
前編おわり、後編に続く。
……………ジリリリリリリリリリリリリリリ……………
「ふぁ〜〜〜あっと」
ベットから起きあがった雄一は、後頭部を左手でかきながら目覚まし時計を止めた。目は半開きで、いかにも眠そうだ。
(今日でこの制服とお別れか……)
タンスの中にある制服を手に取りベットの上に放り投げると、完全に目を覚ますため洗面所に向かった。
「行って来まーす」
返事がないことを承知で外にでると、庭に立っている桜の木が咲き始めていた。
「やべ!肝心な物を置いて来ちまった」
後十メートルほどで学校に到着するというところで、雄一は来た道を引き返し始めた。
(まずいな…これじゃあ遅刻するかもしれない)
赤信号を無視し、上着を脇に抱え、徐々に浮き出てくる汗も拭わず、朝っぱらから年下相手におもしれーことやってる兄ちゃんたち三人組を蹴飛ばした後、ようやく学校に着いたが……結局遅刻した。
「すみません、水樹先輩はいらっしゃいますか?」
一人の女子生徒が三年A組にやってきた。
「雄一ならまだ来てないけれど、あ!君は一年F組の皆川香奈美ちゃん」
「そうですか、失礼します」
「え…あっちょっと!」
早乙女兄妹の兄である好雄のチェックをかわすように香奈美は去っていた。
「電話にも出ない、どうしちゃったんだろう先輩……」
開式予定時間から十分ほど経っているのまだ雄一は姿を現さない。
「あっ先輩こっちですこっち!」
さらに五分以上経過した後、ようやく雄一がやってきた。
「あれ、皆川じゃないか」
「『あれ、皆川』じゃないですよ!よかったあ心配していたんですよ」
「ははは…悪い悪い、そういや皆川は手伝いだったな」
制服を着直すと、雄一は香奈美に頭を下げた。
「とにかく間に合ってよかった…あっそれから卒業式が終わったらテニスコートに来てください。お別れ会をしますので……」
「どうしたんだ?」
「先輩、明日からいなくなっちゃうんですよね」
最後の方には涙が混じってる。
「お、おい泣くなよ、ずっと会えない訳じゃないだろ?それに俺だっておまえと別れるのはつらいさ」
「え………?」
香奈美が顔を上げると、雄一は照れくさそうに鼻頭を指で掻いていた。
「まあそのなんだ、あっ後で渡したい物があるんだ。今日も一緒に帰れ…」
「はいっ喜んで!」
「じゃあもう行くな、おっと何時頃いったらいいんだ?」
「えーと卒業式の開式時間が予定より遅れていますし、ホームルームのことを考えますと…そうですね、いつもの場所で待っています。」
「オッケー了解!じゃあ後でな」
香奈美の肩をぽんとたたくと雄一は急いで教室に向かった。
「あっ先輩そこ危な…」
時すでに遅く、香奈美が声を上げたときには、痛そうな音とともに倒れている雄一の姿があった。
「あーたくっ校長の話は長すぎるんだよ!やーと終わったぜ」
閉式予定時間からすでに一時間経っている。開式が遅れたとはいえ、少なくとも三十分はオーバーしていた。
「さてとコートに行かなくちゃな、みんな待っているだろうし、うんあれは皆川じゃないか。そういえば待ってるって言っていたな、やべっ急がないと」
教室の窓から香奈美が伝説の樹の前で待っているのに気がつくと雄一は疾風のように走って行った。
(伝説の樹…どうかうまくいくように私を応援してください)
胸の中でつぶやきながら、香奈美は両手をあわせた。
「先輩といつまでも一緒にいられたらいいのに」
この一年間、香奈美はほとんどの時間を雄一と過ごしていた。はじめは上下関係を意識していたが、いつの間にかそれはなくなっていた。まるで古くからの知り合い同士のように雄一は彼女のあらゆる悩みを聞いてくれた。彼女にとって雄一は大きな存在であり、自分の手の届かないところへ行ってしまうのは何よりもつらいことだった。
「あ、先輩こっちです」
気がつくと雄一が走ってきていた。あわてて香奈美は腕を振る。
「お待たせ、待ったかな?」
「えっと……気にしないでください」
一瞬だけ時計をみると、香奈美は微笑みながら答える。
「そうか、本当にすまんな、こればっかりは俺の責任じゃあない」
雄一はけして人を待たせるタイプではない、それを自分で自覚しているからこそ、香奈美を待たせたことに罪悪感を感じている。
「本当に気にしないでください、ある程度の遅れは覚悟していましたから。」
そんな彼を慰めるように香奈美は言う、二人はテニスだけではなく生活面でも無意識のうちに支えあっていた。
「そういやぁ今度から誰と組むんだ?」
「え……」
「テニスのパートナーだよ、今までおれと皆川だったろ、ちょっと教えてくれないか?ずっと気になってたんだ」
「D組の笠井さんです」
「笠井か…あいつは後衛としては申し分ない、ただスタミナが持つかが問題だ。短期決戦型だな、うまくすればそこそこ強いチームになる。まあ俺たちには及ばんがね」
「そうなんですか?私にはよく解りませんが」
「苦労するぞーあいつ自分で解ってないからなー」
「やめてください先輩、じゃあここに残ってくれるんですか?」
「うーんそう言われればそうだな、ここに残ればまた皆川と組めるんだし…そうするか」
「何言ってんですか先輩!先輩はこれから自分の将来のために大学に通うんでしょう」
本気で考えている雄一の胸をたたいて香奈美は叫んだ。
「ははは、冗談だよそう怒るなって」
「もう、私もできることならその方が嬉しいですけど、先輩の足を引っ張ることはできませんし、それに…」
「それに?」
「私も頑張って先輩の行く大学へ入学します。そうすればまた一緒になれますから…」
「よし約束だぞ!ぜったいに合格しろよ待っているからな!でも二年も待つのか…」
「私だってつらいんです!」
胸の中に押さえ込んでいた何かが一気に膨らんでいくのを香奈美は感じていた。それを再び押さえ込もうと下を向く。
「おっと大切な事を忘れていた。今日誕生日だったな?」
「はいでも来て欲しくありませんでした。先輩とお別れする日なんて………」
「そう言うなよ、一年に一回しかない自分だけの日じゃないか」
雄一は鞄から何かを取り出すと、香奈美に差し出した。
「最初で最後ですね…」
「そんなこと言うなよ」
雄一は苦笑した、彼の瞳にはわずかながら寂しさが混じっている。
「すみません気持ちだけでも嬉しいのに、プレゼントまで」
「気にするな、この一年間世話になったお礼さ」
「開けてもいいですか?」
「ああ、でも俺がつけてやるよ」
「???」
雄一の行った事を考えて居る香奈美をよそに、雄一は素早くあのネックレスをつけてやった。
「先輩これって………」
つけられたネックレスをみて唖然とする香奈美、雄一がプレゼントしたのは彼女が今まで欲しがっていた物だった。
「やっぱり思ったとおりだ、よく似合っているぜ」
「ありがとうございます」
視界がゆがんだと思うと、香奈美は胸の中で今まで押さえていた物が一気にはじけるのを感じ、雄一の胸に飛び込んだ。
「おっおいどうしたんだよ急に」
香奈美の行動に戸惑いつつも、雄一はしっかりと受け止める。
「本当は私とてもつらいんです、先輩がいなくなるなんて考えたくない!ずっと一緒にいたい、いつまでも一緒にずっとずっと」
「俺もおまえと一緒にいたいな、皆川にはこれからも俺のパートナーになって欲しい、たとえどんなに時が過ぎても俺を支え、助けてくれないか?こんな事を頼める人物は俺にとって皆川、おまえしかいない」
香奈美の髪からかすかに匂う甘い香りと、お互いの体温が解け合っていく感覚にどぎまぎしながら雄一は言った。
「先輩………」
「約束だぞ!また一緒にやろうな、それに何かあったら遠慮する事はない、俺のところに来い、俺はおまえを守っていきたいんだ!」
「はいっありがとうございます」
二人にとっての時間がゆっくりと、確実に始まろうとしている。
Fin
これは、以前、青森大学のゲームサークル『ゲーム研』の会報「蒼き森から」5号に前編のみが掲載されていたものを、未公開の後編部分を追加してWeb上で公開することになったものですが、Yu−Kaは「ときメモ」なんて、見たことも触った事も無いのでコメント不能です。(笑)
Yu−Ka「ときメモなんて、見たことも聞いたことも無いのにコメントなんかできないよ!」
謎の人 「コメントするなら早くしろ、でなければ帰れ」
Yu−Ka「逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ……僕がコメントします!」
コメントしろとのデンパが来たので、一言だけ。
主人公の水樹雄一とやら、こんなすかしたヤロー、ホントに居たらとってもイヤ!
いじょ。
これだけで済ますのもアレなので、もう一言。
>「えっとさようなら」
> 雄一は、何も言わずにほほえむと、親指をたて去っていった。
って、「さようなら」と言われたら、「…別れ際に、さよなら、なんて、悲しいこと言うなよ」と返さなきゃ駄目じゃないか!(爆)
はっ、ちょっと電波を受信してしまったようです。(笑)
それと、
>朝っぱらから年下相手におもしれーことやってる兄ちゃんたち
って、いったいなんなのでしょう?(笑)
他にもツッコミどころ多数。
なお、作者のファレオ・ナンス・タラーブルさん(略して「ファンタ」というらしい)は現在メールアドレスが無い状態なので、感想、意見その他は、Yu−KaへのEメールか掲示板で伝えてくれれば、Yu−Kaがファレオ・ナンス・タラーブルさんまで転送します。