今回の相棒(1)
1971年式DAX HONDA ST-70 

 4速ロータリーミッション85ccOHC単気筒。自転車より小柄な車格だが、狭い山道なら乗用車や大型バイクも鼻歌交じりに追い駆けまわせるすごい旧車。最高速はメーター読み90キロ以上。しかも燃費は40km/Lを超える。
 オフロードも楽しめるように足回りは大きく変更してある。

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今回の相棒(2)
1988年式SUZUKI JIMNY550インタークーラーターボ

 パートタイム四駆、通常はFR、5速マニュアル、重ステ、たった550ccのピーキーな3気筒ターボで走りも楽しめるトランポ。振動と騒音で80キロ以上での巡航はちょいキツイ。
 足回りはマッドタイヤ+アルミ、車高は10センチ程度上げてある。

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 海岸線も山奥の林道もDAXで走ってみたい、しかも身軽に、、ということはジムニーに積んでってジムニーを寝床にして行動すればよい、と思いついた。

 

 フロア後端にUボルト、後席取り付け部にアイボルトをつけてロープを掛けれる様にしてある。スペアタイヤと共にナンキン締めできつく締め上げている。白いの職場でもらったポリタンク。汚れ落としに水浴びにウォッシャ液にラジエター液に、、と多目的に使える液体を入れてある。

 荷物載せるに大変適していない形状のホイルハウス上にちょっとした棚を作り、工具箱、スコップ、ブースターケーブル等をキレイにしまえるようにしてある。

9/18
 前日のうちにDAXはジムニーに積んでおいたので、4時前に出発。192号、11号、県道13、196号と走り7時頃、道の駅今治湯浦に到着、仮眠。
 8時過ぎに起きて、というか”スモールついてるで”と親切な人に起こしてもらって(
笑。あまりにねぶかったので全く忘れてた)吉野家で朝食摂って今治北からしまなみ海道へ。大島の道の駅でDAXを降ろして出発!

来島海峡大橋渡りながら。

大島・伯方大橋とDAX

伯方島から多々羅大橋遠望。

大三島橋

多々羅大橋にて。

高根島から。対岸は三原市。

砂浜DAX。

高根島にて。
エンジン掛けたって埋まるだけなので押していった。
実は苦労した写真。

一服(^^)y−~~

 どの道走っていったかはあんまり覚えてなかったり。暑過ぎず寒くも無い初秋の風が気持ちいい!見晴らしのいい場所で昼寝しながら進み、尾道まで行ったらラーメン食って帰る事にしよう。島から島に移るのも50円で済むし、原付最高!!

 が、たった2.5リットルのタンクなのに給油の事完全に忘れてて、本州はもう目の前の向島の向東という閑静な住宅街のど真ん中でガス欠(しかも道に迷ってる最中)

こんなところで(笑)

 まぁ街中だしすぐあるやろ、と空だけどなぜか持ってた携行缶を手に向島をぶらぶらと。15分歩いて一軒目みつけるがお休み。さらに5分あるいて空いてるスタンド発見。携行缶にハイオク満タン81円。
 ←
全く知らない街を特に当ても無くさ迷ってみても面白かった。
お祭りしよった。

 尾道大橋はなぜかやたら詰まってたので渡し舟で本州に渡ってみる。110えん。
 おばちゃんに110えん渡すだけで乗船手続き完了。車の人は車に入ったまま。船に乗ってる間はほんの数分。

 尾道駅。なぜか北海道の駅みたいにバイクがいっぱいいた。
ここにあったラーメン屋で尾道ラーメンを食った。400円。

 高いところ(千光寺)に登って尾道の街並みと尾道大橋を撮ってみた。
 坂の多い静かな街。神戸に住んでた頃を思い出した。
 

それにしても道路は全部渋滞、有名っぽいラーメン屋は日が暮れそうなくらい行列。参った。

映画のセットがあるからのようだ。

 この時もうすでに15時過ぎ。ガス欠トラブルと尾道市内の予想外の渋滞で大きくタイムロスしてまったんで、日の落ちないうちにさっさと大島に置いてるジムニーに戻る事にする。最近何故かヘッドライトが突然死するDAXでは暗闇走行できんし^^

多々羅大橋。世界最大の斜張橋。

夕暮れの来島海峡大橋(1)

夕暮れの来島海峡大橋(2)

雑誌に投稿できるかも!と、かっこよくとってみたつもり。
エンジン掛けたって埋まるだけなので押していった。
しかも階段の下なんで持ち上げるのに大汗かいた。
車道に戻った時には真っ暗(笑)。
実はものすごく苦労した写真。
 ジムニーに戻り、3連つり橋渡って四国に戻り、今治湯浦温泉(400円)に浸かり、196号11号33号で四国カルストを目指してみる。11号の桜三里はいけたが、33号の三坂峠は参った。幹線国道のくせに700mも登りやがる。総重量1トンに550ccじゃずっと渋滞の先頭だった。四国カルストまでもうすぐの美川の道の駅で11時頃就寝。夕食はもちろんコンビニ弁当。働きだして車手に入れてもスタイルは学生時代と同じ。テント張る手間がなくなっただけ。
 DAX降ろして車内広々使って寝ようかと考えたが、やっぱりメンドクサイので、運転席倒せるだけ倒して足は助手席足元に突っ込んで斜めになって寝た。シフトは3速に入れておけば問題なかったが、サイドブレーキかトランスファレバーのどっちかがケツあたりにあたって困ったが、眠いもんは眠いんで、6時間キッチリ眠る事ができた。

9/19

 ・・・あ、夢でよかった・・・と大変目覚めのケッタクソ悪い寝起き。もちろん朝食は前の晩夕食と同時に買ったおにぎりと10本180円くらいの菓子パンと缶コーヒー。さっさっとコンタクトはめて出発。
 地図で見た感じは大変険しそうな440号地芳峠の登りだが、ずいぶん改良されてるようでほぼ2車線の快適な道でした。

五段高原から。朝焼けとかすかな雲海。

カルスト地形。ていうかガス出てきた。
昼過ぎから雨の予報。

たまにはジムニーも入れて。

大きいバイクで一気に駆け上がるのが楽しいに違いない道だ。
 寒いし天気もよくはならなさそうなんでさっさと降り、439号で帰りつつイイ林道があればDAXで走りに行く事にしよう、と439号へ。
が、仁淀村との境(矢筈峠)から先は通行止め。197号の方へエスケープだ。途中に四万十川源流があるし寄ってみるか。
 それほど荒れてはない林道を少し走り、看板に従い支線の方に入ってしばらくすると車止め。DAXならいけるかも知れんのでDAX降ろして出発。5分ほど走り登山口みたいなところ。ここからは普通に登山道なんで徒歩で。25分と書いてはあるが10分ほどで源流に到着。

四万十川源流への登山口(?)

四万十川源流。ダケカンバ林の中にひっそりとある。

さらに上流から流れてきてるのに源流とは?

 国土地理院の地形図で青線の始まり(川幅3m、常時流れてる事が定義らしい。)がまさにココ、ということだそうだ。

 197号に降りてすぐの道の駅布施ヶ坂からDAXでこの辺りの林道散策へ。鈴ヶ森林道というのに行ってみる。最初のうちは大変整備の行き届いた林道で舗装路のように走れたが、人家がなくなった辺りから急に道悪くなり、途中でがけ崩れ。四輪はジムニーでも無理ぽいが、バイクのトレースあったし、DAXでは別になんてこともないのでそのまま進む。

走りながら撮った。ホントは回ってる前輪とその影を写したかったのだが、
 大変難しく危険なのでやめておいた。

”草木花盗ったり、渓谷を汚すと打ち首獄門に処す。”

峠前後はずっとこんな感じ。
バイクなら普通にいける。
ジムニーならいけそうな気もするが一人ではイヤだ。

大木が倒れてるところも数箇所。
DAXは持ち上げてクリア。

最後の最後にがけ崩れ。

このすぐ先に通行止めのテープが張られてた。
大野見村側からは普通に来れたんで通行止めとは知らなんだ。

テープ潜り抜けてやっと普通の林道やと、ひと安心。
少し進むと439号。舗装してあることのありがたさが身にしみる。

最後の最後にしょうもないトラブル。
クラッチレバー付け根ボルトがどっかいってしまって
クラッチレバーぶらぶらにつきクラッチ操作不可。

でも、”何かの役に立つかも”と車体の適当なところに巻いてあった針金が役に立って即解決。

 439号に出、すぐに197号。大きいバイクだと楽しいだろうけど、DAXだと直線も曲がりも全開のままの大味な道をしばらく行くと、道の駅布施ヶ坂に帰還。休憩してジムニーにちゃちゃっと積んで出発。197号で須崎に出て、56号で土佐市。下でずっと帰るのもめんどくさくなったので高知道に乗り、時折雨が降る中法定速度キープで走り続け18時頃徳島着。

道の駅布施ヶ坂にあった、でっかい焼き鳥。
これまたでっかい柑橘(ユコウ)絞って食う。むちゃうまおすすめ。

500円もするけど、これ一本で十分昼飯になった。