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【す】



すいか 【スイカ】
   JR東日本が開発中のICカード式プリペイドカード。中にICが入っており、自動改札機にカードを触れる
   だけで利用できる。カードは残高をチャージすることで再利用が可能で、定期券一体型もあり、スイカ機能と
   定期券の機能の両方を持ち、乗り越しの際はスイカで自動精算されるようになっている。現在、試験的に埼京
   線で導入する準備を進めており、JR東日本ではモニターを募集している。

すいっちばっく 【スイッチバック】
  1.山岳区間などで険しい地形を乗り越えるために考えられた線路の敷き方で、「Z」字状に線路をしいて距離
    を稼いで勾配(坂)を緩和する方法。このため列車は一旦バックして先に進むことになる。神奈川県の箱根
    登山鉄道、JR九州豊肥本線立野駅、肥薩線真幸、大畑駅、JR西日本木次線出雲坂根駅などで見られます。
  2.やはり山岳区間で、駅を急勾配の途中に作らなくてはならなくなった時に、本線から分岐する形で引き込み
    線を作り、その引き込み線に駅を作ったもの。このため停車する列車は駅に止まった後、バックして本線に
    戻っていきます。JR東日本信越本線二本木、JR西日本和歌山線北宇智、JR九州長崎本線本川内などが
    そうです。最近は動力性能の優れた電車や気動車が主流となったのでこのタイプのスイッチバックは減って
    きています。
    山岳区間でなくとも、駅の設置の都合でスイッチバックの配線になっている所もあります。小田急の藤沢、
    東武の柏、西武の飯能、近鉄の大垣などがそうですね。

ずいどう 【隨道】
   トンネルのこと。正確には両側から掘っていったものをトンネル、片側から掘っていったものを隨道という。

すーぱー 【スーパー(〜)】
   従来の特急に比べて速達性が高かったりする列車につけられる接頭語。「スーパーひたち」とか「スーパー
   くろしお」とかですね。

すーぱーかー 【スーパーカー】
   京阪2000型車両の愛称。どのような使い方もできるということからついた名前らしい。昇圧(走るための電
   気を流している架線の電気の電圧を上げること)に伴う改造が難しかったことから現在は2600系に改造され
   ている。

すかーと 【スカート】
   電車の床下に物を巻き込まないようにするため電車の前面下部に取り付けられた部品。最近の電車には大抵
   装備されている。

すかいらいなー 【スカイライナー】
   京成の成田空港への特急電車の愛称。現在は2代目の車両が使われている。成田空港へ行くのであれば個人
   的にはJRの成田エクスプレスと比べると、こちらの方が便利だと思うのですが…。料金もはるかに安いし。

すかせん 【スカ線】
   横須賀線の略称。

すかしょく 【スカ色】
   113系などの電車の塗色の一種で、濃紺の車体に窓の回りがクリーム色になっている塗り分けのこと。横須
   賀線で採用されていたことからこの呼び名がある。
   同類語→湘南色

すちーぶんそん 【スチーブンソン】
   蒸気機関車の発明者の一人。彼の作った蒸気機関車は「ロケット号」という。

すと 【スト】
   ストライキの略。鉄道会社の社員が賃金交渉の際、最後にとる実力行使。利用者にとっては迷惑な話ですが、
   乗務員も被雇用者なのですから争議権が…。

すとるぷしき 【ストルプ式】
   ラックレールの一種。ちなみに日本での採用例はない。

すな 【砂】
   何に使うかというと、スリップ防止のためにレールと車輪の間に撒くのです。

すなばこ 【砂箱】
   ↑で使う砂を入れておくタンク。

すぺーしあ 【スペーシア】
   東武の特急車両100系の愛称で、日光、鬼怒川への特急に使用されている車両。6号車には個室席が設けら
   れている。

すりいた 【摺板】 
   パンタグラフの架線に接触している板のこと。当然ながらすり減るので定期的に交換が必要となる。

すわろーえんぜる 【スワローエンゼル】
   往年の東海道線の特急「つばめ」を牽引していたC62型2号機の愛称。鉄道マニアに人気がある。

  




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