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【し】

 

し 【シ】
   食堂車の記号。「オ24」など。

しぃーえすえーてぃーしぃー 【CS−ATC】
   車内信号式ATC。CSとはキャブシグナルの略。

しぃーてぃーしぃー 【CTC】
   列車運行管理システムの名前で、コンピューターで列車の位置、進路(ポイントの切り替え)等を自動的に
   管理する。支線区などではポイントの遠隔操作ができることから駅の省力化が図れる(駅に駅員を置いて操
   作させる必要がないから)ことと、列車本数が少ないとコンピューターでの管理が簡単なために早い時期に
   CTC化が進んだ。東海道新幹線でも採用されている。

しーるどこうほう 【シールド工法】
   地下トンネルの建設方法の一種で、駅となる部分などに縦穴を1ケ所掘り、そこからシールドカッターとい
   われる機械で横にトンネルを掘って行く工法。掘った後にはセグメントという鉄筋コンクリートのブロック
   を組み立てて完成させる。深いところや地盤の悪いところでも建設できるので最近この工法でトンネルをつ
   くることが多いです。出来上がったトンネルの断面は円形になっているのですぐわかります。
   関連語→開削工法

じどうかいさつき 【自動改札機】
   乗車券のチェックをする機械。都市の駅ではもうお馴染みですね。裏に記録された磁気情報を読み取って処
   理してます。関西の私鉄では20年くらい前から使っていたのに首都圏に登場したのがそれより10年近くも
   遅かったのは何故?

じどうくうきぶれーき 【自動空気ブレーキ】
   ブレーキ管の圧力の低下によってブレーキがかかる方式の空気ブレーキ。従ってブレーキ管が破損すると自
   動的にブレーキがかかるというのが特長。気動車などはこのブレーキを使用している。

しゃしょう 【車掌】
   運転中の列車の面倒を見る役職。旅客列車では放送、乗車券のチェック、乗客への対応、ドアの開閉などを
   担当。運転士と二人三脚で列車のダイヤ通りの運転をするために働いています。

しゅうしけいすう 【収支係数】
   路線の営業成績を示すのに使われる数値で、100円の収益をあげるのにいくらの経費がかかるかを表す数字。
   100未満なら黒字、100を超えれば赤字となる。ひどい赤字線になるとこの収支係数が3,000円を超えてい
   た。そのうえ末期の国鉄では収支係数100未満の黒字線が10路線にも満たなかったという。そりゃ破綻もす
   るわなぁ。

しゅかんせいぎょき 【主幹制御器】
   モーターなどを操作するためのハンドル。マスコンともいう。車でいうとアクセルにあたります。

じゅんかんしきといれ 【循環式トイレ】
   現在もっとも車内トイレで使用されている方式で、便器洗浄用の水を浄化、消毒して再利用する方式のトイレ。
   汚物は基地で汲み取る。ちなみに、以前は汚物を線路上に垂れ流すものだった。
   参考→真空式トイレ

しょうなんしょく 【湘南色】
   113系電車などの塗色で、濃緑の車体に窓回りをオレンジに塗った車体色のこと。「ミカン」をイメージした
   といわれている。東海道線で採用されたためにこの名がある。
   類語→スカ色

しょくどうしゃ 【食堂車】
   車内が食堂になっている車両。現在ではブルートレインの「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプ
   レス」にあるのみとなっている。

しるばーしーと 【シルバーシート】
   お年寄りやからだの不自由な人の優先席。最初、東京都の美濃部知事が優先席を考案して、都バスに設置。そ
   れを見た国鉄が余っていたグレーの布地を使って優先席をつくった、そしてグレーのシートを使った事からシ
   ルバーシートと命名された、というのが誕生のいきさつらしい。

しんかいそく 【新快速】
   関西地区などで運転されている快速よりも速い快速列車。中には特急なみ、いや特急以上に速いものもざらに
   走っている。

しんくうしきといれ 【真空式トイレ】
   最近の鉄道車両に設置されているトイレで、ちょうど掃除機のように排泄物を吸引して処理するタイプのトイ
   レ。便器とタンクの間にシャッターが付いているので臭気が逆流しない、使用する洗浄水の量が少なくて済む
   という特徴がある。飛行機などでも採用されています。
   参考→循環式トイレ

しんぐるあーむぱんたぐらふ 【シングルアームパンタグラフ】
   パンタグラフは御存知の通り架線から電気を集電するための機具だが、普通のパンタグラフはひし形なのに対
   して、シングルアーム式はひらがなの「く」の字のような形の1本腕になっている。屋根の上での占有面積が
   小さくなる、軽くなる、架線の高さの変化に対応しやすいという利点がある。

しんぐるついん 【シングルツイン】
   B寝台個室の一種で、一人用の個室だが、エキストラベッドを使うと二人でも使用できるというタイプ。二人
   でも使えるのにシングルではおかしい、ということからついた名前だが、う〜苦しいネーミング…。

しんぐるでらっくす 【シングルDX】
   A寝台一人用個室の名前。列車によってなかなか快適なものから独房のような(笑)ものまで構造は様々なも
   のが存在している。

しんごうき 【信号機】
   列車の安全確保のために運転士になんらかの情報を与えるために設けられた装置。青黄赤の三色で示す閉塞信
   号の他、中継信号、入換信号、徐行信号など、いろいろな信号がある。コレを無視すると信号冒進事故といっ
   て、たとえ怪我などの被害が全くなかったとしても「事故」として扱われるのです。運転士は大変ですなぁ。

しんこうつうしすてむ 【新交通システム】
   鉄車輪で走る鉄道に対しゴムタイヤで軌道の上を走る鉄道。札幌の地下鉄、東京の「ゆりかもめ」埼玉県大宮
   の「ニューシャトル」千葉県ユーカリが丘の「山万ユーカリが丘線」西武山口線などがコレ。

しんせいのうでんしゃ 【新性能電車】
   カルダン駆動を採用した電車のことをこういう。釣り掛け駆動を採用していた従来の電車と区別するためにで
   きた用語。
   反対語→旧性能電車

しんだいけん 【寝台券】
   寝台車に乗るために必要な券。

しんだいしゃ 【寝台車】
   車内に寝るためのベッドを座席のかわりに設置した車両。ブルートレインが代表的。

しんとっきゅう 【新特急】
   特急「水上」などの従来の特急よりもリーズナブルな特急の通称。正式名称ではない。

  






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