1/2

 小田急の車両

 

 50000型VSE

 

箱根特急のテコ入れと10000形HiSEの車体更新時期となったために新しく登場した新型ロマンスカーで10000形まで採用していた伝統の連接車構造、2階運転台が復活しています。車体の軽量化に伴い編成長さはほぼ同じながら車体がストレッチされたため10車体連接となっています。3号車には半個室構造のサルーン席も設置されています。初代3000形SEのときに小田急が試験した車体傾斜装置が、長い時を経てとうとう本採用され、アクティブサスペンションや台車操舵制御なども装備しています。

 

 30000型EXE(エクセ)

 

小田急30000型EXE

3100型置き換え用として登場したロマンスカーで、従来の展望席や連接構造をやめて一般的な構造の車両になりました。運用に柔軟性を持たせるため6+4の分割編成となっていて、箱根、江ノ島両方面の特急を併結する列車の設定もできるようになりました。前面の構造は連結する側と連結しない側で異なっています。写真は非連結側です。

 

 20000型RSE

 

小田急20000型RSE

御殿場線直通特急「あさぎり」用として製造された車輌で、JR東海371系と基本仕様をあわせ、中間車2両がダブルデッカーとなっています。「あさぎり」のほか、箱根特急系統でも使用されます。

 

 10000型HiSE

 

小田急10000型HiSE

ロマンスカーとしては初めてのハイデッカー構造(客室の床を高くして眺望を高めている構造)を採用した車両です。車体の塗装も従来のオレンジとグレーを基調としたものから、赤とアイボリーに変わりました。運転席を2階に上げて最前部まで客室を広げた展望席や連接構造も踏襲しています。

 

 7000型LSE

 

7000型LSE

3100型に続いて製造されたロマンスカーで基本構造は3100型NSEを踏襲しています。車体色は3100型と同じオレンジとグレー基調のものでしたが、最近のリニューアル工事で写真のような10000型と同じ塗色に変更されています。

 

 3100型NSE

 

小田急初の展望席、2階運転台を採用した、小田急ロマンスカーのイメージを確立した車両です。残念ながら1999年7月17日のダイヤ改正でイベント用に改造された『ゆめ70』編成を除き、引退しました。現在は『ゆめ70』編成もすでに引退しています。

 

 

Back

Index

Next