Visio® のソリューション開発は、図面ページでシェイプを設計することから始めるのがベストな場合がよくあります。プログラミングでは一見より多くの動作を定義できますが、Visio シェイプのカスタマイズ機能を利用すれば、より早く優れた結果が得られます。合理的なシェイプを設計することで、長期的に見てコーディングや保守に手間のかからない、より柔軟性のあるソリューションを作成できます。
シェイプは、ユーザーがほとんど手を加えずに図表を作成できるコンポーネントです。各シェイプは、できるだけ実物のオブジェクトに近い状態で表してください。ユーザーの主な作業は、ステンシルからシェイプを選ぶことなので、そのシェイプが見慣れた形で表現されていれば間違わずに選択できます。シェイプにできるだけ多くの機能を持たせることも必要ですが、ほどほどにしておきましょう。多くの機能を持つシェイプを 1 つ使用するのは、1 つの機能を持った複数のシェイプを使用するより混乱が生じやすく、使いにくくなることがあります。単純なシェイプの方が Visio では機能的です。
この章では、ソリューションに使用するシェイプの作成方法について説明します。シェイプを自分で作成する方法もありますが、他のアプリケーションからグラフィックをインポートしたり、メタファイルをシェイプに変換して使用することもできます。また、スキャナで画像を取り込んでシェイプとして使用したり、既存のシェイプを改変することもできます。数式やその他の技法を使ったシェイプの制御方法の詳細については、後の章で説明します。
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