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第 26 章 MICRO SOFT VISUAL BASIC による VISIO アプリケーションのプログラミング
Microsoft Visual Basic から VBA (Microsoft Visual Basic for Applications) への移行を計画している場合は、次の点に注意してください。
VBA プログラムは古いバージョンの Visio 製品と互換性がありません。Visio 4.5 以降で作成した図面ファイルを Visio 4.0 で開く場合、図面を開くことはできますが、[マクロ] サブメニューがないため、VBA プログラムを利用することはできません。ユーザーは VBA プログラムを実行できないことになります。
Visual Basic から VBA へのアプリケーションの移行を決定する前に、次の項目をプログラムで確認してください。
Visio エンジンの VBA 開発環境でプログラミングをする場合は、Application オブジェクトへの参照を取得する必要はありません。Microsoft Excel などの他のアプリケーションの VBA 開発環境でプログラミングをする場合は、Visio インスタンスを取得したり、作成するためにこれらを参照する必要があります。これに対し、Visio エンジンでプログラミングをする場合、Visio インスタンスが既に実行されているため、参照する必要はありません。
コードが使用するコンポーネント、コードが VBA にインストールされていないカスタム コントロールを使用するかどうか、コードが Visual Basic フォームを使用するかどうかを決定します。VBA がそのフォームおよびカスタム コントロールをサポートしているか調べます。サポートしている場合は、フォームを Visual Basic プロジェクトから VBA プロジェクトにインポートし、カスタム コントロールを追加することができます。サポートしていない場合は、VBA で新しいユーザー フォームを作成し、Visual Basic プロジェクトと VBA プロジェクトの間で項目のコピーおよび貼り付けを行います。
VBA プログラムは Visio のファイルに格納されます。VBA プログラムを、そのプログラムで使用する図形が含まれたステンシルを開くテンプレートと一緒に格納した場合は、Visio インスタンスが実行されると、テンプレートおよびステンシルが開くため、プログラムからそれらを開く必要はありません。