1) パラメータ n の変化によって減衰はどう変わるか 右の図は,「ピアノ(ホールド1オン)」音の n = 0, 40, 100 のときの減衰のようすを見たグラフです。 このグラフのように,時刻 秒までは,n の値を変えても波形は変化しませんでした。 そして, 秒以降は図のように, n の増加とともに減衰が緩やかになりました。 また n = 0 のグラフの は,「 秒での”振幅”が,さらにその 1/10 になるまでの時間」 を表したものです。 なお,n = 0 付近のグラフを拡大して見た結果, = 1.486 秒 でした。ここで注意しておきたいのが, がこの測定におけるゲートタイム(いわば,「鍵盤を押し続けている」時間)である 0.25 秒を過ぎていることです。つまり,「ホールド1オン」にすると,他のパラメータ(リリースタイムなど)を変更いない限り,必ず最低 1.486 秒間は音があまり減衰しないで持続する,ということになります。 |
2) 振幅が 1/10 になる時間 の変化 右のグラフは,n を変えたときの の変化を見たものです。上が「そのまま」グラフにしたもの,下が縦軸の の値を対数目盛りで示したものです。 右下のグラフでは,n = 0 〜 70 くらいまでは直線に近い感じで増加しています。このことは,そこでは,n が 1 増加したときの の増加率がほぼ一定(*1)であることを示しています。 また n = 70 〜 100 付近では傾きが大きくなっています。 そして n = 100 くらい以降では が全く変化していないことから,n = 100 くらい以降では,n の値の違いにほとんど意味がないことがわかります。 |
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