蛇腹

蛇腹の押し引きで音を出す楽器です。ボタンや鍵盤を押さえた状態で蛇腹を動かすと目的の音を出すリードに空気が流れて振動させ、音が出るというしくみで、足踏みオルガンみたいなものと思って下さい。

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accordion

 

 主に2種類のタイプがあり、よく目にする鍵盤式とボタン式にわかれます。鍵盤式は普通のピアノなんかと同じならびで白鍵と黒鍵がならんでいてあらゆる調に対応できます。ボタン式は鍵盤のかわりにボタンがならんでいるのではなく、考え方が基本的に違います。アイルランドで使われるボタン式はだいたいのものが2列にボタンが並び、それぞれの列に調が割り当てられおり、それぞれはダイアトニックな音しか出せません。また、1つのボタンにつき蛇腹の押し引きで音がかわり、ハーモニカの感覚で音を出します(たぶん)。ボタンを2列並べるのはそれぞれの列で出せない音をおぎなえるからでしょう。
 この2種類のタイプのちがいは楽器演奏のスタイルにも影響します。鍵盤式はテレビでもよくみかけますし学校なんかでも触ったことがあるでしょうからよくわかると思います。基本的には鍵盤にピアノと同じように指を5本ともおいて演奏します。ボタン式のほうは指は4本しか使わず、親指をボタンの並んだパネルのよこで手を支えるのに使います。親指を使う人がいるかどうか知りませんが私は見たことありません。
 形だけではなく音もはなはだしくちがい、アイルランドではボタン式が一番よくつかわれていると思います。比べてみると押し引きで音がかわるためボタン式は指の動きを節約でき、速いパッセージにも対応しやすく、また音の輪郭やレスポンスが良いように思います。
 ロシア人がひいていたものでボタン式で3、4列並んだのを見たことがあるんですがあれはどういうもんなんでしょうか?知ってる人いませんか。

CD : De Dannan , シャロンシャノン(つづりわからん)など

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