弦楽器

 

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その他

bouzouki

 ギリシャの楽器ブズーキをアイリッシュにとりいれて帰化してしまった楽器。ギリシャのものはクラシックマンドリンを大きくした感じのもので4コース8弦、ボディ裏はラウンドバックといって側板の無いお椀をくっつけたような形をしおり、たぶんリュートの流れを受け継いでいると思います。アイルランドで使われているものは使い方が違うため弾きやすくするための改良をしています。一様に共通しているのがボディの形でギターなどと同じフラットバックになっています。その他の部分はかなり多くのタイプがあり、全てがというわけではないですが私が使っている2本のうち片方はネックを短く指板をひろくしてコードなどをひきやすくしています。また、弦の数を5コース以上に増やしたポルトガルギターを思わせるものもあります。* デダナンのフィンなどギリシャブズーキをそのまま使っている人もいます。
 ブズーキという名前以外にフラットバックにしたせいか、シターンという呼び方をするときがあります。シターンとは14、5世紀ごろはやった楽器らしく、リュートなどが高価なのに比べフラットバックなため比較的安く手に入れられる廉価版リュートというわけです。別にどちらの呼び名がふさわしいかは私はこだわっていませんが、とりあえずブズーキと呼んでいます。
 ちなみにチューニングはいろいろらしいですが私は下からGDADです。

CD : Dervish , DeDannan ,

 

 guitar

 別にわざわざ語るようなもんではなく普通のフォークギターです。ガットギター使うこともあるようです。いろんなチューニングがあるそうですが私はDADGADにしてケースにしまっています。以上

CD , Solasのギターすごい。fiddler Kevin Burkeの「ポートランド」も参考に。

 

mandolin

 基本的にはフラットバックのフラットマンドリンというやつですがブルーグラスなどでつかわれるものに比べて指板がひろいものが好まれるようです。どちらかというとクラシックマンドリンに近いネックと指板ということですかね。実際アイリッシュマンドリンと銘打たれたものをさわったことが無いのではっきり言えないんですが人がひいているのを見ると私の持っているF型と比べてかなり指板がひろくみえます。
 アイリッシュでは
オクターヴマンドリンあるいはマンドゥーラと呼ばれるマンドリンの1オクターヴ下のマンドリンも使われており、これも同じくフラットバックになっています。ブズーキとあまりかわらない感じがしますが音はあきらかにマンドリンの音です。クラシックマンドリンの中のマンドゥーラはオクターヴ下では無く5度下(だったか?)のチューニングでアイリッシュでいうマンドゥーラとはまったく違うものです。ちなみにクラシックはマンドリン、マンドゥーラ、マンドセロ、マンドバスという種類があります。詳しくは知りません。そういえばギブソンのカタログでマンドセロというもがのっていたんでブルーグラスにも使うんですかね?オベーションがへんなオクターヴマンドリン出してますがあれはどうなんでしょ?持ってる人いませんか。
 アイリッシュマンドリンは共通してブズーキと同じ4コース8弦で、チューニングは基本的にヴァイオリンと同じGDAE。違う人もいるでしょう。

CD , Patrick Street , Dervish