2000/11/12(日)

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執務室を辞去する(トップページへ)


システム:天羅万象(元祖)/(井上純弌ほか、HobbyJapan) マスター:K.Tちゃん ミナサマ、オ元気デスカ。 タワー腐ラセテ、チョトダケ凹ンデイルシル(略)子デス。 TRPG日記書クノハ久シブリデスネ。 TRPGとシル(略)子は切っても切り離せません。 ちょこちょこセッションやってましたが、久々に「十分暴れられた」プレイができたので、それ記念〜!(←ハァ(゚Д゚)!?) GMはお馴染み「PLは満足、GMは常に不満足(困)」K.Tちゃんです。 天羅万象ねぇ・・・零はダメっすね。 今回遊んだメンバーも、各々様々な理由で嫌っていますね。 例えば、法師・鬼法師・戦闘用傀儡などの戦闘二線級アーキが、 金剛機・サムライ系などの戦闘オンリー系を凌駕しうる追加データを得ており、 しかもその一方で、金剛機が格好悪くなっていると言う人がいます。 (要は戦闘流派の設定が、二線級優遇の悪設定になっている(→各種拳法・是楴流・刀法弧月など)ということ。  一方で金剛羅漢拳はゲロカッコ悪いです。) オイラもK.Tちゃんほどの「強さを表すカッコ良さ」を突き詰めてはおりませんが、理解しますし、 天羅作ってるメンツが、金剛機を「能無し大暴れの・弱い者だけをとことん虐殺する・キ○ガイやられ役」としか 設定していないことが良く表れています。 (零の付属シナリオの金剛機なんて、設定では全く喋らない=格好いいセリフを吐かない、単なるお馬鹿なモンスターだしね。  それがK.TちゃんがGMしたときは、憎々しげにこちらの闘争意欲をかき立ててくれる、  倒しがいのある格好いい敵に変わっているんだから・・・(^^。) 個人的には、上記の理由もさることながら、合気システムのほうに抵抗大です。 合気システムとは、元祖天羅の「自己申告での気合(=ヒーローポイント)獲得」から変わった、 「他人評価による気合獲得」というシステムです。 自分の「カッコいい」が正当に評価してもらえない可能性があるわけです。 自分のカッコいい状況は"紳士的に"主張できますが、他人のカッコいいは測れないでしょ? 好きな映画も小説も漫画も違うんだから。カッコいいの根底に流れるものは各人で"微妙に"異なるのです。 他人のカッコいいは100%は理解できないんです。オイラはあなたにはなれないんです! 「その好みの違いを理解するのが、良いセッションであり、仲の良いゲーム仲間でしょう?」 ハァ!? 何言っているんですか? エエカッコしいの教条主義者ですか? あなたは。 書いたばっかりでしょ。「他人の好みを完全に理解することは出来ない」んです。 理解できないのに、なぜ理解した「フリをして」、ヘラヘラと迎合するのですか。 迎合してダラダラと、単にシナリオのクリアとPC間の団結だけを目指すのがあなたのTRPGですか。 パーティーゲームでもしていればぁ!? 矛盾することを書くようで申し訳ないですが、他人のカッコいいを理解するなと言いたいのではありません。 むしろ理解したいと思っています。オイラのカッコいいも"ある程度"理解して欲しいですから。 こちらが相手のことを理解しようと努力することによって、 相手にもこちらのカッコいいを理解してもらえる資格が初めてできると思っています。 ですが、「システムでそれを強要すると」無理が生じてきます。相手を理解するという作業はあくまで自助努力なのです。 システムで、特に気合という、天羅というシステムにおいて最も重要なファクターを 他人評価によってしか得られないと縛ってしまうことにより、 ともすれば気合を獲得するために、自分の好みのキャラクター行動ではなく、 他者の好みのキャラクター行動をしなくてはいけない可能性が出てくるのです……あ〜ヤダヤダ。 「そんなのオーバーでしょ? 各人のカッコいいの違いは多少の差だし、包括した評価は問題無いでしょ?」 ……事を甘く捉えすぎです。 確かに意味も無い残虐虐殺がカッコいいと思っているキ○ガイプレイヤー(オイ)の価値観を 無理に理解・迎合する気は毛頭ありません。 といいますか、そんな人とはもともと一緒にゲームしませんから、例としても対象外です。 ex)あなたが好感を持てる異性キャラクターの、最愛の肉親が、   自我を失った強力な殺戮生物と変えられてしまって村の人々を殺して回っている。   奴を放っておけば、当然罪も無い人々は殺されてしまうので、とにかくすぐに何とかしなくてはならない。   しかしその場にはその異性キャラクターが見ている。  「出来れば殺さないで何とかして欲しい」という目の、辛い思いの異性キャラクターを前に、   どのようにこの場でリアクションするか。   この殺戮生物を、元のキャラクターに戻すための手段は無い(=見つかっていない)ものとする。 上記の限定状況なら、帰結する結論は一緒でも、セリフ回しにせよリアクションにせよ十人十色なはずです。 しかも穏和を好むPLと、武断を好むPLでは、かなり印象の異なるリアクションを取るでしょう。 同席しているこの二人の気持ちは、相手のリアクションをどこまで受け入れやすいでしょうか。 ※この例での貴方様のPCの例(セリフ・リアクション)を是非伺いたいですね(^^。  ご覧になっている方々で、どれだけリアクションが異なるかを証明してみたいので。  数が集まれば、匿名でご紹介したいとも思っています。  それを見て、この人と同席すればどのような気持ちになるだろうと考えてみるのも面白いでしょうね。  もしよろしければ、エンドラ主席将帥近侍官(endra@yahoo.co.jp)までメールをお寄せ下さいませm(_ _)m。 穏和例:「そんなに(異性キャラクター)に冷たくしなくても……。もっと優しい言葉と態度をとるほうが良いはずだよ。」 武断例:「何を弱腰でチンタラやってんだコイツは。現在の状況が分かっていない馬鹿者か。      プロフェッショナルとしての取るべき誇りと行動を考慮しろ。」 もし相手のリアクションでその場のイニシアティブを取られてしまったら、不承不承従うでしょうが、 自分の好みの解決プロセスを経なければ、内心は少し面白くないはずです。 自分のPCが相手のPCの価値観に屈してしまったかのように感じるので。 しかし、それをあえて大人のプレイヤーなら、「ま、この場ではそれでOKにしておくか」と思えるようにするのです。 これを「紳士的な無干渉」とでも呼びましょうか。 しかし気合を得るための評価まで来ますと、流石に価値観の合わないリアクションを正当に評価するのは心苦しくなってきます。 価値観の合わないキャラクタープレイには「紳士的な無干渉」が誰も傷つかない方法なのに、 合気システムは無干渉が出来ないのです。 元祖天羅の気合獲得システムなら、この「紳士的な無干渉」が出来ます。 あまりに格好良くないと周りが思う見栄切りでなければ気合が獲得できるので、お互いに気が楽です。 ……長々と語ってしまいましたが、天羅・零に関しての批評でございます。 個人的主観を押しつけるつもりは毛頭ございませんが、これから遊ぶ方は頭の片隅にでも留めていただければ、 チクチク書いた甲斐があるというものでございます。 まぁ、こういうわけで周りの面子では「天羅・零は不要!」という結論に達しました(藁。 新版必ずしも改良作ならず、という好例です。 そんなわけで、今回のプレイも元祖天羅でいってみました。
さて、セッションの主観、と。キャラの紹介ね。プレイヤーは3人です。 PC1:御影 英心(みかげ・えいしん)/PL:N氏 男性・26歳。いきなりアーキではなくスクラッチです(笑)。 容姿は「ブシドーブレード弐」のハイウェイマンのような、なんと天羅でタキシードにマント(うは)。 自称退魔師で、各種戦闘術・忍術・陰陽術・法術を会得している、あからさまに(笑)マルチクラス的な技能配分。 因縁は「感情:ナルシスト」「目的:危険を楽しむ」「感情:知的好奇心」「感情:弱者への憐れみ」。 N氏曰く「何をやらせても二線級」(笑)ということで、使えない数値の中で活躍しながら、 笑いを取りつつ自己主張という、N氏のPLセンスの良さが表れているPCでしたね。 N氏はさりげなく笑いを取りながらも、上手くセッションを進めていくという、希有なプレイヤーです。 世の中には、自分のキャラを笑いの道具に使いながら、全然脱線してしまうプレイヤーが多いですから。 (しかもN氏は、漫然とシナリオを進めるのではなく、そのキャラクターならではの味でグイグイ進めることができる。) アクの強いキャラクターを使いながらも、他のPCとのカチ合いを上手く避けていくところも、素晴らしいところです。 #ここまでの評価、K.T氏とN氏に「持ち上げすぎ(笑)」に笑われてしまっています(笑)。 #実際の評価は、ま、読む人は割り引いて考えて下さいな。 PC2:慙佐(ざんざ)/PL:D氏 男性・30歳。蟲サムライの能力で作った世捨て人です。 飄々としたあんちゃんで、着流しに錫杖・首から下げた数珠・ 編笠に珠を隠すための包帯といったアンバランスなカッコで流浪しています。 復讐の為にサムライとなったが、倒した相手が金剛機となってしまったため、 修羅の運命と死への恐怖を感じてしまって戦いから逃げた、ってな感じの背景です、 因縁は「感情:死ぬのが恐い」「禁忌:サムライ化する」です。 D氏は、最近本来の彼らしいワイルドなプレイが、色々な理由で出来ずに凹み気味だったのですが、 今回のプレイで、少しははじけたところが取り戻せたのなら幸いだと思います。 K.Tちゃん、N氏、D氏は全てオイラの内輪のTRPG友達なのですが、N氏とD氏は今回が初顔合わせでした。 両者とも、個性的かつ上手いプレイヤー能力を持っている人なので、 近日では個人的にベストの面子だったと思います。う〜ん、贅沢なセッション環境でした(^^。 N氏とD氏もすぐに意気投合してくれましたしね。良きかな良きかな。 で、俺PC:寂憐(じゃくれん) 女性・21歳。鬼法師をカスタマイズした不動明王拳使いの女法師です。 上の絵は、前に寂憐を作ったときのイラストを持ってきました。このキャラクターでプレイするのは実は4回目です。 初めて天羅をやったときもこのキャラでしたっけ。 とは言っても、ここ近年のK.TちゃんのGMは単発がメインで、3回目までの寂憐の能力は引き継いでいません。 あくまでキャラクターの名前と初期設定を使いまわしているだけで、新規作成しています。 因縁は「不幸:里の焼失」「目的:オニとヒトとの共存」「目的:弱者を助ける」、 そしてシナリオ終盤に取った「感情:牙矛蝟(がむい←ラスボス)への憎悪」です。 因縁を見て分かるとおり、オニにしてはかなり前向きの善人(善鬼?)です。 知らない人のために。天羅におけるオニとは、アメリカ開拓時代のネイティブ・アメリカンや、 和人に対するアイヌ民族のような、弾圧される先住民族です。 しかもオニの心臓は、陰陽術における強力な永久機関として使えるため、 象牙のようにワシントン条約そっちのけで、ガンガン殺され狩られていくわけです。 そんなわけで、当然オニ達は人間(特に陰陽師)を憎んでいるのが多いのですが…… 寂憐は里を人間達に襲われたとき、運良く生き延びた幼女でした。 そこをヒトの墨仙宗(少林寺や禅宗のイメージ)の乞食坊主に拾われ、育てられるわけです。 育つ中、彼女はヒトを憎まず、欲望・憎悪・誤解といった負の感情自体に問題があると考えました。 一時的にでも、地域限定でもオニもヒトも負の感情でいがみ合わなければ、仲良く暮らしていけるはず…… 見果てぬ夢であるその方法を探し求めて、彼女は今日も天羅を旅するのです。 デフォルトの鬼法師の技能に、上手くやりくりして「格闘戦闘:中級」と「法術:中級」をつけています。 場面に応じて格闘・神通力・法術の使い分けが可能な、そこそこお得なキャラクターになっています。 主要NPCを幾つか。(登場順) 1:東条 逸馬(とうじょう・いつま) 味方役。傾奇者のガンスリンガー(笑)。 金襴緞子の着物に2丁拳銃という、なんともワケの分からん痩せぎすの喰えない奴。 人格的にはなかなか好みのタイプで、最後までその射撃能力でシナリオ進行をサポートしてくれました。 シナリオ中盤、PCが寂憐一人になったときの戦闘では、かなり彼の銃の腕前には助けられました。 2:神薙 燐(かんなぎ・りん) 味方役。清楚で気の強そうな15〜16の娘。神官系の服を着ており、先祖代々の退魔師の家系に育った神弓の使い手。 神弓を使って、操気術で射撃を行える。 まっすぐで物わかりの良い性格。PC等とともに、魔物に襲われている草間村の人々を助けようと活躍する。 戦闘能力は若干低いものの、特に逸馬とともに中盤の中ボスとの対戦では、強力な操気術でサポートしてくれました。 K.Tちゃんの出してくれた顔イラストは、なかなかに可愛かったです(^^。 3:井坂部 将監(いさかべ・しょうげん) 草間村のある小槻領の領主に仕える総髪壮年の陰陽師。 結果的には悪役。と言っても操られた可哀想な役回りなのだが。 笹江沼のほとりに研究工房を開いて活動していたが、ラスボスの魔物、牙矛蝟に乗っ取られる。 牙矛蝟復活の為、草間村がある笹江沼の結界を解くべく沼水を汚していた。 牙矛蝟にあっさりと使い捨てにされ、慙佐の手に倒れる。 4〜5:坂巻 茂人(さかまき・しげと)&桐之介(きりのすけ)   敵役。井坂部の雇った武士(坂巻)&蟲使い(桐之介)で、中ボス。 坂巻は総髪の冷血タイプ、桐之介は茶筅髷の殺人快楽症タイプ? 井坂部(牙矛蝟)のため草間村より子供達をさらい、笹絵沼の守護妖の美沙(後述)を沼から引き離す手はずを整える。 オイラ(寂憐)が勘で草間村に引き返したため、そこで戦闘になり、なんとか寂憐・逸馬・燐の3人で倒すことに成功する。 2人とも牙矛蝟の血を注入されており、強力な魔物形態に変異できる強敵。 6:美沙(みさ) 味方役。笹江沼の守護水妖で、沼に封印された牙矛蝟ら太古の9体の魔物を見張る役目を持つ。 草間村の村人達にも義務感を持っており、ここというところでは力を貸してやっていた。 水を自在に操る力を持ち、美しい人間の女性形態と恐ろしげな半魚女形態(下)を持つ。 牙矛蝟を葬る為の知識をくれ、助力をしてくれる。 7:牙矛蝟(がむい) ラスボス。太古に沼底に封印された9つの魔物の1体。体高6mほどの、全身に太い棘を生やした凶暴なパワータイプの魔物。 猛烈な咆吼により周囲の生物を金縛りにしたり、全身の棘より強力な放電を行うことも出来る。 神来山の倒壊により沼の封印が弱まったのを機会に、沼の水を井坂部を乗っ取って汚そうと試みる。 自らの体液を生物に注入して、その生物に憑依することができる。 坂巻・桐之介・自らの眷属獣を使って罠を張り美沙を葬ろうともするが、最後はPC達との決戦にて破れる。 NPCの説明でおおよそシナリオの流れは見えたかも知れませんが、 色々な理由で、笹江沼ほとりの草間村に集まったPCたちが、 牙矛蝟の眷属獣に襲われている村を助けることで話が進みます。 守護水妖美沙との邂逅、御影と慙佐による井坂部工房の調査により牙矛蝟の陰謀を知ったPC達が、 人質に取られた村の子供を救って、牙矛蝟にトドメを刺すといったストーリーです。 んー、何を書こうかねぇ。俺の主観がこの日記の内容だから…… やっぱ寂憐が暴れたのは、工房へ向かう途中で、坂巻と桐之介に出会ってからでしょう。 彼等が「草間村へ向かう」理由が不明だったんですよね。 井坂部に雇われたとは言うものの、御用なら平の足軽を使わせば良いはずだし…… わざわざ腕の立つ、しかも外様の素浪人2人を向かわせることに、荒事の匂いを感じたのですね。オイラが。 PCの中でイニシアティブを取っていた、「ナルシストの(笑)」御影もすぐに察してくれましたし、 ここでPC達は、予定通り工房に向かう御影・慙佐組と、村に引き返す寂憐・逸馬・燐組に別れます。 この選択は時間がかかるというデメリットを除けば、ベストチョイスでした。 御影は工房を調べることにより「知的好奇心」が満たされますし、 寂憐は村を守ることにより「里の焼失」「オニとヒトとの共存」「弱者を守る」にこだわれるわけです。 慙佐も御影とのやりとりで、キャラを固めることが出来たようでした。 しかし……坂巻・桐之介はちょいとPC一人では荷が勝ちすぎる相手だったようで……(^^;。 まさか村でいきなり暴れまではしていないだろうというオイラの予想に反して、いきなり村のおかみさん斬られてるし(^^;;。 坂巻の野郎、牙矛蝟の眷属獣引き連れて子供をさらおうとしているし、問答無用でいきなり戦闘です。 今までの寂憐なら、いきなり跳び蹴り (↑N氏には「寂憐なら、ま〜ずは跳び蹴りっしょ(笑)」とまで、いつも言われる始末……(苦笑)。) をかましていたところですが、 何と言っても坂巻は雑魚の風情ではありません。敏捷:7の格闘戦闘:中級では突き返しが十分にあるでしょうし、 ガツンと一発かましてやりたかったので、いきなりチキン入って(爆)、 気合で上級に上げた気弾(法術で作ったエネルギー弾)で攻撃です。 何と言っても能力値は鬼法師。心力は8もありますからかすっただけでもかなりのダメージです。 任務優先で子供を抱えて逃走しようとする坂巻に対して、寂憐は今度はデフォ上級の神通力。 髪を逆立て、側の牙矛蝟眷属獣をディ(念動力)でひっ掴み、猛加速させて坂巻にぶっつけます。 体重100kg以上はあろうかという眷属獣と強烈に鉢合わせになって、肋骨の一つも折れてキレたか坂巻は変異、 魔人形態となって寂憐と白兵戦に入ります。 しかしはっきり言ってこの日のシル(略)子は、ダイス目に恵まれていました。 このシナリオの判定の7割はクリアしていたと思います。3以下の目の数が、かなり多かったんじゃないかな…… 気合を小刻みに絶えず使っていたこともあって、回し蹴りで反撃した後に、 後方へ足で思いっきり投げ捨てて、なんとか坂巻を屠ります。 この最後に足でアクロバティックに後方に投げる表現が上手くできなかったんだよねぇ。 今正確に表すならば、 「コルバタ(ヘッドシザースホイップ)で坂巻の首の骨をへし折りざまに、後方へ思いっきり投げつけ、  地面と平行に吹っ飛ばして、家の壁に叩きつける」 というのがやりたかったアクションになります。 (コルバタというのは、キン肉マンでウォーズマンがキン肉マンのベアハッグを抜けた技でもあります。) しかしあんまりマニアックな表現で表しても、みんなの共通認識&言語にはならないしねぇ。 アクションを口で説明するのもダサいし、コルバタなんぞプロレス(特にルチャ)に詳しくないと知らんし。 結局「フランケンシュタイナー」だの「巴投げ」だのの、ムニャムニャとした説明しか出来なかった自分に自己嫌悪(^^;。 なかなか格好いいアクションと言うのをTRPGでビシッとスピーティーに表現するのは難しいですねぇ…… やってることは単に武器修正+3での格闘戦闘なんですがね。どーでもいいっちゃあいーんですが、こだわりたいの(^^;。 かなり気合を消費してヘロヘロでしたが、子供は2人眷属獣にさらわれるし、 逸馬は桐之介の再生蟲&拘束蟲に苦しめられるわで、まだまだピンチ(泣笑)。 急いで眷属獣を追っかけ、一体を跳び蹴りで(爆)倒して子供一人救出。(もう一体は間に合わず) 引き返して、最後の気合まで変異した桐之介に叩き込んで、気弾で叩き殺します。 この時点で貯め込んだ気合の39点全て消費。業は107にも達していました(ぎゃは)。 桐之介に最後の気弾をぶつけたとき、GMのK.Tちゃん、「うーん」と一瞬考え込んでいました。 恐らく逸馬が叩き込んだガンスリングの累積ダメージと、桐之介のヒットポイントの残点を計っていたのでしょう。 結果「よし、まあ倒れた!」というK.Tちゃんのセリフにほっとしたのは事実。 こちらの残戦闘力を見越した上でのバランス判断と受け止めました。この気配りは上手いなと感じました。 しかし、これがその辺のコンベGMなら、逆に「故意に手加減しやがって」とムカッと来たでしょう。 違いは、GMへの信頼感と実績くらいのものですね。 人徳一つで、同じことをやっても良い評価と悪い評価に別れるGM道、深いものがあるとも思います。 しかしシル(略)子、なぜここで気合を全部、業を107にまで費やして大暴れしたのでしょう。 ラスボスの牙矛蝟、まだこの時点では名前さえ出てきていません。 オイラのプレイヤーとしての感覚が、「ここが寂憐の見せ場だ」と囁いたのが理由でしょう。 戦闘力としてはサポート役の寂憐。慙佐と違ってラスボスに通用する格闘能力はありません。 また襲われている村を守るというシチュエーションは、まるでこの博愛主義者のオニの為にあるような状況でもあります。 敵の強さも中ボス級、苦戦しながらもなんとか立ち回れるか? といったくらいの強さと踏みました。 第一、目の前で子供がさらわれていて、寂憐で戦いを迷うようなことも無いですしね(^^;。 気合が結構貯めることが出来ていたのもあるでしょう。 結果、アクションごとに技能を1ランク上げ、判定ダイスも3〜5個位ずつ増やしながらの立ち回りとなりました。 ダイス目にも支えられ、絶えず相手の一枚ずつ上を行くことにより、 常に封じ込めるようなイニシアティブの握り方を出来たのがなかなか気持ちよかったです。 K.Tちゃんの誤解か俺の誤解かわかりませんが、 「ええい、ここで気合ケチってもしょうがねぇ。全部叩き込んでやる。」といった、 K.Tちゃん的気合叩き込みを意識していたこともあります。 久々に大暴れしたという微かな疲労が心地良いですね。 あとは……気合貯めて業を減らしながらのシナリオ進行(笑)。 他の2PCにもイニシアティブを取ってもらいながら、ラスボス牙矛蝟との決戦です。 ラス戦で寂憐がやったことは、上級ディにて牙矛蝟の足下の沼底の土をグズグズにして下半身まで埋めてしまうこと。 これはどれくらい効果あったのか分かりませんが、SWで言えば「ホールド」の呪文がかかった状態と同じ。 プレイヤー的にはまあまあ満足です。 あとは牙矛蝟のハウリングで金縛りになった慙佐を、初級気弾のショックで解いてやったり、 最後の気合で中級気弾を牙矛蝟の顔面に叩き込んでやったり、といったところでしょうか。 傍観以外に色々することができたので、まぁシナリオトータルでは活躍できたほうでしょう。 最後には増やした気合もやっぱり底を尽き、減らした業もまた107になっていましたが(^^;。それだけ暴れた証拠ですな。 オニの正体が燐にばれる辺りのところも、お約束ながらやりとりを交わすことが出来ました。 う〜ん可愛かったなぁ、燐ちゃん…… 今回のシナリオはそんなところですかね。 久々に、全てのプレイヤーが「自分で見せ場を演出でき、かつ他人の見せ場を奪わない」上級者でしたので、 気楽に遊ぶことができましたし、GMはストーリーテラー。 またこの次もこの面子で遊びたいと願いつつ、キーを叩き収めさせて頂きますm(_ _)m。 ※画像提供をK.T氏に感謝致します。  画像のクォリティを保つため、縮小はしておりません。

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