1999/9/23(祝)                 


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執務室を辞去する(トップページへ)


システム:Dungeons&Dragons(TSR。今は版権持ってるのどこだっけ?
               モノポリー売ってる会社のはず。
               日本ならSNEとメディアワークスも持ってるのか?)
マスター:マキ夫人(よく「真貴婦人」と変換される。すごい人だ。)
 

99年後期のTGC新入会員歓迎(と公共の場には書いておこう)セッションです。

Dungeons&Dragons(以下D&D)。ユニットの名前ではありませぬ(^^;。
「TRPGをする人なら、一度はこの名を聞いたことがあるでしょう。」
と書けたのも、今ならちょっと怪しい。
ここ5年程に始めた方ならご存じないかも知れませんね。
一応、このシル(略)子がナマイキにもD&Dを勝手に説明致しましょう。


世界初のTRPGシステムであることは間違いありません。
初版はいつかな・・・1972年って聞いたことがあるけど、手元に資料がないので
断言はしません。でも、その辺りのはず。

もともとは、ファンタジーミニチュアを使った
シミュレーションゲームから派生しました。
原型は、米TSR社が作っていた「Chainmail」というシミュレーションゲームです。
そのため、個人単位での戦闘ルールからデザインされています。

1985年に日本語版が(株)新和から発売。
訳は今のORGを率いていた、故大貫氏です。(誤植多くって・・・(^^;)
ORGはその後、ツクダから「WARPS」、
角川書店から「ダブルムーン」などのシステムを出版しています。
最近は何をしてるのかな?

85年はシル(略)子がTRPGを始めた年でもあります。(中学1年)
当然、初めてのシステムはこのD&D日本語版でした。


予断になりますが、シル(略)子は
コンピュータRPGからTRPGに流れてきています。
年代的にファミコンではありませんよ。ドラクエなんて存在していない頃です。

パソコンを親父に買ってもらったのが、小学校5年生の11月。
NECのPC-8801mkIIという8ビットパソコンです。
一緒に、おまけに付いてきたのが、
・フラッピー(アクションパズルゲーム。db-SOFT製。今はHOTALLなどの
       サイト作成ツール作ってますね。息長いなあ(^^;。)
・ダンジョン(RPG。光栄(現コーエー)製。今も大元気ですね。
       常識外の広さの(大陸の9倍!)の地下迷宮が超高難易度でした。
       マッピング出来ねー(^^;。解けていません(笑))
の2つ。後者の「ダンジョン」がシル(略)子の「剣と魔法」との出会いです。

その後、パソコンゲーム雑誌などを買ううちに、「BEEP」という
ソフトバンク社から出ていた面白かった雑誌と出会います。
「THE BLACK ONIX」(BPS製。テトリスで後にメジャー。)という
黎明期の代表的CRPGの攻略記事を見て、購入。
「ダンジョン」はつまらなかったけど。「THE BLACK ONIX」は
攻略記事の甲斐もあってクリア。RPGの面白さ(成長の楽しさ)に目覚めます。

その後、これまた「BEEP」に載っていた「Fantasian」XTAL-SOFT製。現在はT&E-SOFTに吸収されています。)という本格FRPGと
遭遇。ドワーフ、エルフ、ハーフリングなどの「剣と魔法」の基礎知識を習得。
D&Dの前から、こういった知識はすでに持っていました。

D&Dを知ったのは、出版社は忘れましたが「アソコン」というパソコンゲームの
ムックの巻頭記事です。(「ザナドゥ」の記事とかが、一緒に載っていたはず。)
それまで「LOGiN」(今でも残っている数少ない雑誌ですね。)などの記事で
名前だけは知っていましたが、「アソコン」にはキャラクターメイキングの
詳細なところまで紹介されていました。
「パソコンのゲームなら一回解く度に、新しいゲームを買わなくちゃいけないけど、
 このテーブルトークって言うのなら、自分たちで遊べば、お金はかかんないや。」

・・・初めは経済的な理由だったんですね(^^;。
だって、小中学生に5,000円ものゲームソフトは高くて、
ポコポコは買えなかったんですもの。

でD&D、貯金降ろして買いましたさ。それも通販で(^^;。
忘れもしない、中学1年の中間テストの朝、お袋に頼んで箱だけ
開けさせてもらったのが、D&D赤箱との出会いでした・・・


閑話休題。今はエンサイクロペディアが出たので構成が異なりますが、
当時の1983年TSR版には、5つのキャラクターレベル別ルールがありました。

・ベーシック (通称赤箱)
 1〜3レベルをサポート。駆け出し冒険者のレベルです。
 ゴブリンやオークなどと良い勝負で、賽の目次第で簡単に即死します(^^;。
 まともに楽しいのは「戦士」くらい。
 マスターの温情が一番必要なレベル。
 面白い、と言う人もいますが、シル(略)子は早くエキスパートに
 成長して欲しいと願うあたりです。
・エキスパート(通称青箱)
 4〜14レベルをサポート。一般的に言う冒険者のレベルです。
 トロール、ヴァンパイア、キメラなどの有名どころと良い勝負です。
 「魔法使い」はこの辺りに成長しないと、まともに楽しめません。
 よくこの辺りが一番面白いと言われています。
・コンパニオン(通称緑箱)
 15〜25レベルをサポート。貯めた財産、栄誉で支配階級に立てます。
 リッチ、ヒュージドラゴンなどのハイパーなモンスターと勝負できます。
 「魔法使い」の強さが圧倒的になります
 「ロードス島戦記」の灰色の魔女カーラは、当初20レベルの設定でした。
・マスター  (通称黒箱)
 26〜36レベル。人間の限界までをサポートします。世界に名だたる人物です。
 ここまで来ると、モンスターもオリジナルの凶悪なものしか対抗できません。
 完全にパワーはインフレ状態、殺したくてもPCは死にません(笑)。
 人間を越えるための、サーガの世界です。
・イモータル (通称金箱)
 人間以上。日本語訳されていません。俺も読んだことはありません。
 RQで言うところのヒーロー。人間ではなくて神話に出てくる超英雄、
 言うなれば神々の戦いを扱います。
 PC達の行動で、世界が変わるでしょう。

エキスパートくらいまでは、真面目に遊んだ人も多いと思いますが、
1レベルから始めて、コンパニオン以上まで成長させた人は
やっぱり少ないと思います。


D&Dはルールが簡単、などとよく言われます。
世界最初のTRPGだから、そういうイメージで言われているのでしょうが、
実は簡単なのは、戦闘ルールだけです。

1D20を振って、武器が命中したか、鎧を貫通したかをいっぺんに判定します。
判定に成功したら、武器に応じたサイコロで相手のヒットポイントを減らします。
お互いに延々とこれを繰り返し、0になったら「ハイ、死亡」。
ああ、なんて単純でしょう。まさにDQやFFと同じ感覚です。
これだけなら、誰でも理解できますね。
多分「Chainmail」もこんなルールだったんでしょう。

D&Dは総合的には、ルールは難解ではありませんが、煩雑です。
戦闘と魔法と特殊技術のルールは全然バラバラなのです。
戦闘は前述の通り1D20。魔法は成功判定は必要ありませんが、
多くの呪文を読み下して理解、選択する必要があります。読解力が必要とされます。
盗賊の技術は、1D20ではなくなんと1D100です。
(統一すれば分かりやすかったのに・・・)

ちなみに、これ以外のPC用のルールは原則的に存在していません。
歌を歌う、酒の飲み比べをする、といった一般行為判定は当初ありませんでした。
地下迷宮突破戦闘ゲームに、そんなものは必要なかったのです。
後に、1D20で能力値以下を出せば良い、などという付け焼き刃的なルールが
付け加わっていますけど、能力値は原則成長しないので、
1レベルでも36レベルでも歌のうまさは同じという悲しい現象が起こります。
サプリメントの「ガゼッタ」シリーズの技能ルールを使ってなんとか、
といった状態ですが、日本人でガゼッタまで買っているのは
一握りのマニアのみです。合掌。

この煩雑さは、TRPGの先駆者故です。
お手本となるべきシステムがないので、後発のTRPG群に対抗するため、
後から後から足りないルールをつけ加えていったのです。
よって、しっかりとした骨子の無い、パートごとにルールのバラバラな
煩雑なルールにならざるを得なかったのです。

このことは自然進化した結果ですので、D&Dを責める理由にはなりません。
「D&Dとはこういうものだ」と思うしかありません。
(ルールの整理をしたら、それはすでにD&Dでは無いですから(^^;)
戦闘だけなら、確かに初心者にはお勧めですよ、ハイ。
でも、今なら初心者向けには他にいっぱい良いゲームがあるからなあ・・・。
2D6で全て判定できるソード・ワールドRPGに日本でのシェアを取られた
原因の一つもここにあるでしょうね。
(流通経路、価格、サポート体制も当然あるでしょうが。)

あと、問題になるのが、「アライメント(性格、転じて行動パターン)」という
D&DとAD&D特有のルール。
昔っから、雑誌なんかで解釈を論議されていました。
今でも、D&Dのファンサイトに行けば、何かしら解説が載っているでしょう。

「Lawful」「Newtral」「Chaotic」。どういう人だと思いますか?
「秩序」「中立」「混沌」などとよく訳されます。
ローフルは、法を守る立派な人。
ケイオティックは法を破ってでも、好きなことをやる勝手な人。
ニュートラルはその中間。(←いい加減な表現で理解困難だよな・・・)
ぱっと見はローフルが善人で、ケイオティックが悪党に見えます。
モンスターでもゴブリンなどはケイオティックですから、まあそれでOKでしょう。

昔から論議されていたのが、ロビン・フッドやねずみ小僧などの
法を破って善行を行う人物は、アライメントは何か?
時代劇の悪代官などの法を利用して、悪事を行う人物のアライメントは何か?
・・・というような内容です。

AD&Dでは横軸に「ローフル」「ニュートラル」「ケイオティック」を置き、
縦軸に「グッド(善)」「ニュートラル」「イービル(悪)」を置いていますから、
なんとか前述の変な(笑)人物も表現できます。
これはWizardryや、
最近では「真・女神転生TRPG」などに影響を与えていますね。

D&Dでは悪代官は法を守っているから「ローフル」なのでしょうか?
じゃあ、ローフルだからパラディン(聖騎士)と同じ性格なのでしょうか?
・・・どう考えても、悪代官は聖騎士にはやっつけられる人種のような気がします。

このアライメント、キリスト教圏のアメリカでは理解しやすい思想です。
唯一神ヤーヴェの教えに従う者はローフル、逆らう者はケイオティックです。
ですが、神道・仏教メインの日本人には理解が難しいパラメータです。
特にTRPG初心者にはどうやって説明するのが、筋が通るでしょうか?

シル(略)子はあまり難しく考えず、日本人なら単純に捕らえれば良いと思います。
ロビン・フッド=良い奴=ローフル
悪代官=悪い奴=ケイオティック
農民=普通の人=ニュートラル
元々の語源とは違うかでしょうが、勧善懲悪に慣れた日本人には
一番分かりやすいと思います。
ローフル=善、ケイオティック=悪。万歳!

勿論、上記の解釈を見て「とんでもない!」などと眉を逆立てる
D&Dフリークの方も多いでしょう。
でも、気にしないで下さい。シル(略)子がDMの時の解釈ですから。
あなた方が思うように、あなた方のDMの時にはやって下さい。

(参考までに、TGCのD&D大ベテランBER.氏に電話で意見を伺いました。
 結論としては「DMに委ねられる」ということでした。
 一応、彼は「利己的」がケイオティック、「利他的」がローフルで良いのでは?
 と仰っていました。ありがとうございましたm(__)m。)


シル(略)子も中学の3年間は、パソコン友達なんかを集めて、
D&Dでちょこちょこ「Hack&Slash」(モンスター殺して宝物を奪うだけ)で
遊びまくっていました。
D&Dしか無かったこともありますが、D&Dは戦闘が簡単でモンスター、宝物が
豊富なため、「Hack&Slash」に向いたシステムでもありました(^^;。
キャラクタープレイは高校3年生にK.Tちゃんに出会うまで出来ませんでした。


・・・長かったですね。D&Dについてはこんなくらいで。
PCの紹介を致しましょう。
経験値は10万点で、7〜8レベルのPCです。

1:ティグ(プレイヤー:新人のO君) 「ファイター:戦士」
  名字もあったけど忘れた(^^;。男で22歳のキャラクター。
  アライメントはニュートラル。
  敢えてイニシアティブを失う、両手持ちのポールアームのサイズ(大鎌)を
  持った戦士。
  全体的には大人しいプレイングでした・・・

2:エレガード(プレイヤー:リエ嬢) 「マジックユーザー:魔法使い」
  本人はベテランを否定するけど、TGC創設期からの
  ベテランD&Dプレイヤー。マキ夫人とは竹馬の友でもあります。
  彼女はPCの名前に、物とか商品名を付けるのが好きみたい(う〜ん・・・)
  「悪印」のサンスターもそうだし、エレガードも言わずもがなでしょ?
  女性で19歳。ティグの妹の設定。よって名字は忘れた(オイオイ)。
  ニュートラル。
  今回、矢ぶすまとなって死にましたが、マスターの温情で出てきた、
  ウィッシュリング(願いを回数制限付きで叶えてくれる指輪)で
  生き返ることが出来ました。

3:ジャニス(プレイヤー:レイス氏) 「ファイター」
  男、26歳。アライメントはケイオティック。悪漢といった感じでしょう。
  レイス氏はインターネットやっていませんので、初出のHNです。
  レイス氏は若手のTGC会長。ベテランのBER.氏の元、会長修行中です。
  悪党ではありませんので、進んで敵キャラに向かって行ったりしてくれて、
  活躍してくれました。偉い!

4:ストルチオ(プレイヤー:どげお君)「ドワーフ:地小人」
  ドワーフは種族名ですが、D&Dではドワーフの「戦士」を表します。
  D&Dではドワーフの僧侶や盗賊は出来ませんので、ご留意下さい。
  ドワーフと言うのは大地を司る小人の一種で、
  ノーム(地霊)などと近しいとされています。
  西欧の神話・民話ではドワーフ・ノーム・コボルドなどは
  かなり混同して伝えられていますので、
  元々は1つの民話的存在だったのでしょう。
  D&Dより始まる一連の「剣と魔法」ゲームでは、
  人間より頑強で鈍重な、肉体派の種族とされています。
  ストルチオも名字はあるのですが、メモるの忘れました(爆)。
  目鼻だちをマンガチックにディフォルメした、すごい顔立ちのドワーフです。
  HPパーティー最強。
  ハンドアックス+2、リターニングというゲッタートマホークみたいな
  手斧を持っていて、腕のマウントから発射しては喜んでいました(笑)。
  ニュートラル、男性、90歳(人間だと30歳くらい)。

5:リヴゲイド=ジュノス(プレイヤー:睦月堂氏)「シーフ:盗賊」
  お、コイツだけは名字メモってたぞ。良かった良かった(^^;。
  ニュートラル、男性、28歳。慇懃無礼なキャラクターで、ニヒルなところが
  いい味出してました(^^。

6:キフドシュ(プレイヤー:Genさん) 「クレリック:僧侶」
  ニュートラル、男性、31歳。スネークスタッフを持った
  アフガン系の僧侶だそうで・・・(^^;

7:アルベルト=ケーニッヒシュテイン(プレイヤー:俺)「クレリック」
  堅いゲルマン風の、わざとらしく長い名前にしたのは堅い雰囲気を出すため。
  ローフル、男性、52歳。「法」は気にしないで、頑固な善人と思って下さい。
  背筋のピンと伸びた、刈り込まれたグレイの口髭と顎髭が印象的な
  壮年の従軍僧。ウォーハンマー+2、リターニングが武器。
  渋く決めようと思っていたけど、クイックネスリングのおかげで、
  「超音速ジジイ」と化してバカ受けでした。
  ・・・まあ、印象に残ったからいいや(笑)。

以上。D&Dは完全にクラス製のゲームなので、PCは多めの方がいいです。
5〜7名のPCが理想的でしょう。4名以下はキツいと思います。


マキ夫人のオリジナルワールド。プレイされた歴史は相当長いようです。
ガーランド帝国と戦争しているヴェリステール王国の辺境、エッセルの街、
北方辺境地帯警備隊にPC達は所属しています。

ハリス司令官にPC達は召集されます。
「半年前から、キールという町が、謎の軍隊によって壊滅させられた。
 現在は山賊によって孤立させられているが、
 子供達が取り残されているらしい。」
PC達は、食料を積んで、子供達の救出に向かいます。

情報収集していると、以前向かった救出部隊は、謎の襲撃者によって
撃退されています。
「二刀流の小柄な人影達」。何なんでしょう?

で、襲撃されるわけです。PC達も。
寝込みを襲われましたので、ACは見張りのジャニスを除いて9。
最悪な状況です。
リーダーのラスという男は二刀流ですが、小柄ではありません(あれ?)。

みんな安全なポジション取りに奔走している間に、
暗がりから弓兵が、魔法使いを狙って問答無用の集中射撃。
5本矢が当たって、エレガード死亡します。

エレガード死亡後、おいらのライト、ホールドパーソンなどで、雑魚は壊滅。
ジャニスの剣撃で、ラスも倒れます。
ラスの右腕のマジックユーザーが填めていたウィッシュリングを使い、
エレガードも復活することが出来ました。
で、弓兵3人はなんと子供。話を聞くと、キールの町の子供達のようです。

???どういうことでしょう。
ラスと言う男は、よく分かりませんけどガーランドの元傭兵で、
子供達を率いて、生き残るために山賊をやっているようです。

ラスをふん縛って、キールの町へ。
食料の底が付き始めていた、子供達は歓迎してくれます。

でも変です。子供達に聞くと、子供達が少しずつ減っているみたいなのです。
それには、年長の5人の子供がからんでいるみたいです。
エディー、エド、クリス、クインシー、クラウディア。
エディーとエド、クリスとクインシーは年齢の異なる兄弟なのに、
双子と言うほどそっくりです。怪しい。
ちなみに、エディー、エド、クリスは弓兵の3人です。

メアリとトムという子供達に聞くと、実はエディーとクリスというのは
半年前にはいなかった子供のようです。
いつの間にか、モンスターとして紛れ込んだのでしょうね。
催眠術か何かで、自然にとけ込んでいるのでしょう。
メアリが今晩、大人になる儀式と言うことで5人に呼ばれているそうで・・・
これはやばいです。

モンスターの正体は何なのでしょう。
ホールドパーソンという魔法は、人間かゴブリンなどの亜人間にだけ効きます。
亜人間には人間そっくりの種族はいませんから、
子供達は人間ということになります・・・なんで人間の子供が人間を殺すの?
悪い宗教にでも洗脳されているのでしょうか?

種明かし。紛れ込んだモンスターはコンパニオンルールに出てくる
「ムジナ」というへんてこりんなモンスターでした。
(要するに狸のように、人間に化ける、
 落語なんかででてくるノッペラボウのやつらしい。
 でも狸ではなくて、ドッペルゲンガーのような怪力のモンスターです。
 ???。アメリカ人は何を考えているんだか・・・。)
なんとコイツにはホールドパーソンは効くらしいのです。
これは正体が判明した後、始めて分かりました。
そんなD&Dオリジナルモンスターの細かい特徴まで、覚えてませんっての(^^!
そんな訳で、おいらの「子供=邪教徒」説はあっさり敗北(^^;。
5人の子供達は全員ムジナに入れ替わっているようです。

なぜか分からないけど、ふん縛っておいたラスがムジナ達に殺されます。
(あとからマキ夫人に聞きましたら、情報の矛盾がラスの口から漏れることを
 ムジナが恐れたためのようです。)
ムジナはメアリを魔法を駆使して無理矢理誘拐します。なぜでしょう?
ムジナって人間を食べるのでしょうか? 種明かしされていません。
(これも後からマキ夫人に聞きました。ムジナの親玉として、背後に
 「アパリション」というアンデッドがいたのです。
 子供達はそいつに生贄にされていました。
 時間がなかったので、そいつとの戦いまでは至りませんでした。)

ムジナとの戦い! メアリを強奪する際に、アルベルトとティグが
ホールドパーソンをかけられます。
(ホールドしている間、事あるごとに渋く「不覚!」とつぶやいている様が、
 皆様の笑いを誘うことに成功しました(笑))
キフドシュのキュアライトウーンズで回復したアルベルトは
クイックネスリングを発動! 人間の2倍のスピードで追いかけます。
8マンのようなナイスミドルです(笑)。

ムジナに追いついたアルベルトは、ノッペラボウのムジナの正体を見ます。
セービングスロー失敗。
DM曰く「恐怖のあまり、通常の3倍のスピードで逃げてくれ」。
・・・今、クイックネスリング発動中なんですけど・・・
2×3=6。人間の6倍のスピード!?

この瞬間、超高速ジジイ確定。大爆笑の渦となりました。
だって、1ラウンドに9×6=48マスも進むんですもの(^^;。
俺はD&Dで1ラウンドに480ヤードも走るキャラクターは始めて見たね。
(1ラウンド=10秒、10ヤード=約9mとすると、
 10秒間に432m走る=時速155.52kmの板金鎧を着たジジイ(爆))
今日の一番の思い出です(笑)。

ムジナという怪力モンスターの二刀流には、戦士連中苦しめられましたが、
これまたアルベルトのホールドパーソンで一網打尽。
なんか当初想定していた、渋いナイスミドルとはかけ離れて、
足の超速く、魔法の上手い大活躍ジジイというイメージに終わりました。
まあ、活躍できたから良いんだけど(^^;。


あと、キャラクタープレイとしても、序盤のハリス司令に
みんなが聞き漏らしている情報を、渋く整理しながら聞き直したり、
町の子供達に「人類愛」について説く事などが出来たりしたので、
それなりにナイスミドルできたかな、とは思います。

戦闘に関しては、ちょっとモンスター強めじゃない?と初めは思いましたが、
結果的には何とか勝てたので、やっぱりマキ夫人はD&Dベテランだなと
感心しましたね。

次回TGCよりはO君の参加も決定したことだし、
今後のサークル活性化を願います。と書いて今回の日記を締めます。

 

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