1999/10/24(日)                 


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執務室を辞去する(トップページへ)


核攻撃後の崩壊した地方都市、札幌。
JR北海道札幌駅からススキノへ向かう駅前通り、
その崩壊したビルの谷間で、今夜も超神達の戦いが繰り広げられていた。

花果山より生まれし石猿の王、如意棒を使いこなす、<破壊神>斉天大聖。
「・・・ぐっ! こんな大物相手だとは思わなかったぜ。」
美しきダヌーの王妃、竈の<女神>ブリジット。
「これほどの神格の相手だと、私達の力では厳しいですね・・・」
 
揺らめく黒い影、その影はあまりにも巨大にて奇怪。
男根の載った戦車。魔羅。
上位欲界他化地在天、<魔王>マーラ。
札幌グランドホテルより、この街の中心部を支配しているのはこの神であった。

「・・・どうすんだよ!さやか!!
 俺達じゃ腹立たしいが歯が立つとは思えないぜ!」
猿悟空の叫びを受けたのは、上品なオリーブドラブのブレザーを
緋色のマントで包み、A5サイズのモバイルCOMPを抱えた
一人の女子高生だった。
後ろで纏めた長い黒髪は、その上品さを強調しているが、
何本も奔放に跳ねている前髪は、その意志の強さを物語っている。

「・・・!! 分かったわ。賭けてみましょう。
 いずれにせよ、私達は引くわけにはいかないもの!」
さやかと呼ばれたその少女は、
素早くパンドラの匣であるCOMPに細い指を走らせる。
自分の前世からの召喚能力に、そして自分を信じてくれる仲魔達の力に。

滔々と召喚の秘文が少女の唇から紡ぎ出される。
右手を高く差し上げた少女の周囲から、
大いなる光の束が暗い天空へ向けて立ち上っていく。
少女の目の前には、光で描かれたダビデの星、
そのダビデの星より、今DDSにてワイヤーフレームから
悪魔がポリゴン化されつつあった。

 古の深きパンドラの匣の間から
 来たれ百合の大天使よ、盟約に基づいて。
 我が呼び声は、鐘であり友である。
 汝が我が友であればこそ。

銀の翼が形を成し、汚れ無き威光が辺りを満たす。
神の意志を伝える者。復活の天使にて受胎告知の天使。
復讐の「メギドフレイム」を使いこなす者。 
<大天使>ガブリエルが、今まさにここに降臨したのだ!

今夜もまた「黙示録の血戦」が始まろうとしている・・・


システム:真・女神転生TRPG覚醒編 (朱鷺田祐介、鈴木一也、ATLAS、ASPECT) マスター:そうのすけ君   (^^; はい、いきなり物語調に始めちゃいました。 メガテンです。のっけのようなハイパーバトルがやってみたいものです。 と言いましても、これはかなり成長している頃のシーンですね。 <破壊神>セイテンタイセイ(Lv49)、<女神>ブリジット(Lv47)、 <大天使>ガブリエル(Lv68)、<魔王>マーラ(Lv76)ですから。 さやかもLv70くらいかな? D&D®で言えば、コンパニオンからマスターにかけてってトコですか。 女神転生シリーズ。初めはMSX用のゲームからだったかな? 西谷史という作家の書いた、同名の小説も同時に出てたような・・・ 全世界の神話の神々、コンピュータによる召喚、核戦争後の世界、 転生、黙示録の戦い、人間の行く末・・・ ご存じ無い方は、上記のキーワードを頭に置いてイメージして欲しいです。 とは言うものの、おれっちもSFC「真・女神転生I」(以下メガテンI)しか やったことはありません、最近じゃあかなり新作が出てるからねぇ。 でも、このTRPGシステムは「メガテンI」をベースとしているから 全然大丈夫なのです。 で、このシステムはどういうのを楽しむかと言いますと・・・ 20世紀末、ついにこの地上に「悪魔」と総称される 古今東西の神々達が、地上世界の覇権を争って「最終戦争」を始めてしまうのです。 PC達は、その戦いに巻き込まれながらも人類の行く末を見守りつつ、 自分たちの為し得ることを求めながら、新世界を模索する・・・ (こんな感じかな?)と言うような世界観を楽しみます。 現代世界の「最終戦争」と「悪魔」がテーマに流れていますから、 自ずからシステムは戦闘に偏重したものになっています。 コンピュータによる「悪魔」召喚技術、格闘技、銃火器、魔法、超能力・・・ システム全体に流れるものは「ダーク」で「カオス」な雰囲気です。 ルールブックの半分以上は「技能説明(ほとんどが戦闘用)」「武装」 「悪魔データ」ですから、 このシステムで戦闘をしないことには意味がありません。 そのくせ、一般行動判定のルールはあまり明確ではありません。 そもそもシステム自体が、「メガテンI」を再現するためのようなものですから、 総合的行動判定システムの形を成していないのです。 かなり純粋なバトルシステムだと言えるでしょう。 よって、戦闘の嫌いな方にはお勧めしません。 個人的には、まだ全然システムは粗いと思います。 ログアウト文庫版、「誕生編」版を経て、Ver.3のはずなのに、 どうしてこう、作りが粗いんでしょう・・・? 基本判定はD100%の下方ロールです。 BasicRolePlayngSystemと同じで、 GMの感覚によって行動修正を付けやすいのは利点ですが、 成功値の元値を出す方法が粗すぎると思います。 基本的に成功値は「能力値以下」です。 能力値は3D6+5からスタートします。 ・・・平均値15.5%から!? そんなん全然成功しませんって! (ウォーハンマーとかがこのタイプだったと思うのですが、  もっと成功率は高かったと思います。  やったことが無いのであまりピンときませんが。) この非道なまでの成功率の低さを補うために 「スワップダイス」(=1D100の10の位を好きな方で読んで良い)、 「命運」(≒ヒーローポイント)、 「集中」(=時間を費やして成功率を高める)などのルールが有るわけですが、 所詮付け加えの感があり、バランスの悪さは拭い取れません。 ちなみに、このシステムはクラス制です。 レベルアップの度に2つの能力値を1だけ伸ばせますので、 レベルアップ毎に成功率がだいたい1%上昇する事になります。 ・・・おい! 成功率が低すぎるって(^^;!  成長の楽しみを知るのも一苦労ですね。 詳細はレベル修正等の係数が入りますので、もう少し成功率は上がりますが、 どっちにしろ、低レベルのうちは成功しにくい事には変わりありません。 そのくせ、キャラクターレベルは99まで上がります(爆)。 レベルが99まで上がるシステムって、どれだけありましたっけ(^^;? そりゃあ99Lvにもなりゃあ、めちゃめちゃ強いし、成功しまくりです。(多分) ・・・低レベルでは弱すぎ、高レベルでは強すぎ、 ここがこのシステムの粗さになっています。 (第一1Lvから80とか90まで、まともに成長させたヤツなんているのか(^^;?) 元々、3D6+5の能力値を、1D100%の成功値にしたところからが おかしいと思うのです。 コンピュータ版みたいに、ポコポコレベルアップするなら、 また感覚も違うのでしょうが。 このバランスの悪さが作者の狙いならば、見事に成功していると言えますが(笑)、 それが狙いなら、趣味悪すぎますよ(^^;。 どちらかと言いますと、D&D®やRoleMasterのような、 「成長してナンボ」のシステムだと言えましょう。 低レベルから始めるのもOKですが、GMは20〜30レベルくらいからの、 「地方神」レベルと渡り合い始められるキャンペーンからに 力を入れて欲しいです。個人的には。 このゲームで、妖精ちゃんや妖怪ちゃんとちょこちょこジャレあうのは 大変むなしいです。 超人バトルしなくて、何が「メガテン」ですか。 目指せ、魔王ロキ! 鬼神トール! ・・・実際そこまでまともに成長するのも大変そうですが・・・(^^;。 確かにこのシステム、戦闘用の格闘特技ルールや モンスターである「悪魔」データには、恐いくらいの執念が感じられます(^^;。 このデータを作った人は間違いなく、 相当な格闘技オタクの神話オタクでしょう(笑)。 フレーバーは良い物を持っています。 サイバーパンクとはまたちょっと違った、カオスな非ファンタジーもの (=オカルトバトル)の1ジャンルを確立していますから、 そこの魅力は、俺も否定しません。 この魅力のためか、雑誌サポートが細くなってしまった今も、 このシステムは(まさに)カルト的人気を誇っており、 インターネット等でのファン層も厚いです。 (このサイトから行けるところですと、  きや〜氏やDAAさんのところが代表的ですね。) しかし逆に言ってしまえば、このシステムはそこだけです。 他のルールは、特に見るべきものは無いでしょう。 システムは複雑で面倒(難解ではない)ですから、 システム作りは上手とは言えません。 SFCのメガテンIを再現する事に傾倒したあまり、 プレイアビリティの調整を怠ったまま、スタートさせてしまったところに 作者の罪があると言えるでしょう。 システムがもっと遊びやすいものならば、 このゲームは間違いなく名作になっていたと思います。 万人向けはしませんが、この世界観が好きになれそうならば、 遊び辛さを覚悟して楽しんで下さい。 なーに、好きならば面倒さも気になりませんって。 俺も好きなジャンルのシステムなら、クソなルールでも好きですもん(笑)。 結論としては、面倒ですが成長が楽しみな分、嫌いなシステムではないです。 ただ、ある程度まで高レベルまで成長してくれないと、 楽しみ半減かなって・・・(^^;。 長々とシステムの所感を書きました。 セッションについてです。 TGC'99後期キャンペーンの第1回目です。(全6回予定) ちなみに、リプレイをこのサイトで掲載する予定ですので、 じっくりとお待ち下さいね。 (達人リプレイヤー、そーちゃんの気力次第(^^;) では、PCの紹介です。 ますは俺キャラから。名前は法田(ほった)さやか。女子高生です。 (キャラシートの落書き) メイン技能はハイテク。コンピュータ使いです。 コンピュータ技能は、このゲームでは「悪魔」を判別したり マグネタイトという霊体エネルギーを集めながら、 「悪魔」を使役する技能でもあります。 コンピュータでなぜ悪魔召喚かと言いますと、 要するに、中島朱美という少年が難しい悪魔召喚という作業を、 ハンドヘルドコンピュータでプログラム化して行ったことに、 「女神転生」サーガの端が発しているからです。 それ以来、メガテンと言えば、DDS(デジタル・デビル・サモニング?) というプログラムで、悪魔使役をすることがが代名詞となりました。 コンピュータ技能は様々な能力を持つ悪魔を、交渉の上、 上手くすれば味方である「仲魔」にする事ができる技能です。 確かに人間の技能だけでも、磨き上げれば悪魔には対抗できるのですが、 悪魔は失敗無く魔法が撃てたり、相手悪魔によっては相性良く戦えたりするので、 幅広い能力の仲魔を持っていることは大きい戦力になります。 それに何より、古今東西の有名な神々を使役出来るのって カッコいいじゃないですか(^^。 ルールブックにも、コンピュータ使いは1名いることが推奨され、 その重要な役柄から、リーダー的なポジションを期待されるようです。 さやかは札幌市の私立聖富士女子学園高等部2年生。いわゆるお嬢様校です。 オリーブドラブのブレザーに、ギンガムチェックのスカート、 ハイソックスに茶のローファーで固めた制服は、 流行に流されないしっかりしたお嬢様校であることを表しています。 性格は冒頭の通り、しとやかではありますが、静かな意志の強い娘です。 部活は吹奏楽部でチェロを担当しています。 ゲーム開始前のパソコン経験は授業でちょっと触った程度。 とてもこれからコンピュータの達人になる人物とは思えません。 暫定的な設定ですが、彼女の前世は ファンタジー世界の達人召喚師、ロウレンディル。 持ち前の正義感で、時代の闇と戦い続けてきた娘です。 ちなみに能力値合計はPC中最低で、命運の初期値は45もありました(爆)。 (命運の初期値は、能力値合計と反比例する) 強さは10で、加護なんて8(最低値(笑))しか無いんですから(^^;。 PCの2人目、桂木頑太郎(かつらぎ・がんたろう)。 30代前半(だったような・・・)のビンボ私立探偵です。 名前は変ですが(笑)、ルックスはカッコいいです。 メイン技能はハイテクのシューティンガーで、 ドイツの自動拳銃、モーゼル・ルガーを使いこなします。 (不法銃器の所持に命運を使っている) PLは「バカボンのお巡りさんみたいに」 銃を撃ちまくる人、と言っていましたが、 多分、銃を撃ちまくると言うところを強調したかったのでしょう。 「バカボンお巡りさん」みたいにバカじゃなかったです(笑)。 カッコいい松田優作みたいなフェイスに、ミラーシェードをかけていますから、 結構カッコよかったんじゃ無かったでしょうか。 PL曰く、「まだキャラが固まっていない」そうです。 次回以降のシブく決めてくれるとこが期待できそうですね(^^。 今回だって、戦闘で活躍していましたよ。 さやかなんかよりも、よっぽど立派(^^;。 3人目、恋問持子(こいとい・もちこ)。巫女さんで、剛剣使いです。 はい! 巫女さん(と言うより袴)好きでメガテンのベテランと言えば、 札幌の皆さんはもうPLが誰かすぐに分かりましたね(爆)。 普段はロングにメッシュを入れて、ガーゴイルサングラス、 黒いジャンプスーツにロングコートと言うイケイケなカッコですが、 (多分、PLは"Matrix"が好きでこんなカッコにしたんでしょ(^^;) 多分、次回の戦闘時には巫女さんルックで剛剣を振り回すでしょう(^^;。 今回のシナリオでは、PL知識も相まって、戦闘の要でした。 ラスボスを仕留めたのも彼女でしたし、 命運の使いどころも思い切っていて、流石だったんじゃなかったでしょうか。 能力値合計が高すぎて、命運が少ないと嘆いていました(笑)。 4人目、静間凪(しずま・なぎ)。男性、28歳で、魔界魔法の使い手。 ・・・このPLとゲームするのは初めてじゃないかなぁ。 なんとも・・・まだ、このPLへの感想は掴めませんね。 大人しめなのかな?と思ったら、キャラプレイは所々でするので、 彼に対しての評価はまだ保留、と言ったところでしょうか。 10と12になる娘が一緒にいまして、彼女達をかばいながら行動するのが、 彼の見せ場だったと言えるでしょう。 (28でなんで12になる娘がいるのかは、本人に聞いてくれい(笑)) あと、回復魔法を覚えてくれていたのには感謝。 まず、PCは3レベル、覚醒レベルは0。 なんと愚者にもなっていない、完全に特技も封印された(PCは知らない) 状態からキャンペーンから始まります。 実力者の頑太郎や持子はともかく、 さやかの力なんてその辺に歩いている女子高生と全く同じです(笑)。 ある日、さやかの家にMPEC社(A○PLEくらい大きいらしい)の懸賞に 当たったとのことで、最新のA5サイズノートパソコンが送られてきました。 さやかの弟はパソコンオタクなので、色々聞いてみましたが、 どうやらさやかがPLの知らない間に(笑)、懸賞に応募していたみたいです。 翌日は、なんとTRPGコンヴェンションが、 札幌市のT区民センターで行われます(爆)。 さやか、別にゲーマーじゃないのですが、 友人のゲーマーでかつコスプレ好きの(爆)さゆりちゃんに 半ば無理矢理に誘われてしまいました(泣笑)。 しかも「コスプレしてこい(爆)」と言われたのですが、 さやかはTRPGもコスプレも未体験です。 さゆりにはやむなく、「じゃあ制服で来い」とか言われまして、 ワケの分からないまま、休日に制服へコンベンション会場に向かいます(オイ(^^;)。 さゆりに見せるため、ノートも持っていきます。 さゆりちゃんは、すでに封○演義の○妃のカッコをして、 ぷくぷくした(ぐわ(^^;)男達に囲まれて、 バッチリ粘着湯気女ぶりを発揮しています(^^;。 さやかも女子校の制服効果か、絶対数が少ないコンベンション女性というためか、 ぷくぷく男子やGMのセクハラ攻撃を受けながら、 ワケの分からない女神転生というゲーム(笑)を無理矢理やらされます。 ちなみに、他のPC達は同じテーブルに座らされたPLでした(笑)。 持子と凪はゲーマーみたいですが、頑太郎は隣のアルバイト募集会場と 間違えてきたみたいです(笑)。 キャラクターシートは、バイトのアンケートかと思って 自分のデータを書いたようです(爆)。 そんな最中、ぷくぷくしたGMが急に喉元を抑えてのたうち回ります。 PL的にはこんなぷくぷくした奴、どうでもいいのですが(爆)、 普通のお嬢様のさやかは、あわてて駆け寄ります。 ・・・こと切れました、ぷくぷくGM(笑)。 会場のライラックの間 (和室、30畳くらい、実際にセッションもここでやった(笑))では、 次々とゲーマー達がのたうち回っては倒れていきます・・・。 慌てて救急車を呼びに行く持子が出口の襖を開けると、 なんと<屍鬼>ゾンビ(Lv2)が3体、持子に襲いかかります! ゾンビに押し倒される持子ですが、頑太郎がゾンビを引き剥がします。 ここで、PC全員が<悪魔との遭遇>による覚醒チェックに成功します! 「覚醒」とはPCが人間、または神々の眷属として 次の進化段階に進むことを表します。 覚醒段階は0からIに。呼称「愚者」に進化します。 持子は「剛剣」の、頑太郎は「シューティング」の、凪は「魔界魔法」数系統の、 そしてさやかは「コンピュータ」の3Lvまでの特技を「思い出し」ます! ゾンビどもを撃退したPC達。 ここで俺はこのシナリオが「ダンジョン脱出型」であることを認識します。 T区民センターは3階建てなのですが、 1階出口ホールへ向かう階段以外はシャッターが降りています。 エレベーターも動きません。 1階ホールは、魔力的なものでしょう。自然光を通さない真の闇。 その中からは、恐ろしい巨大な獣の気配と炎の息が襲いかかってきて、 慌ててPC達は2階に戻ります。 やむなく、他の出口を探して2階を探索するPC達、 2階の休憩所でゾンビに襲われていた 新聞記者の遠藤(←戦闘能力は悪魔扱い(笑))を仲魔に加えます。 なんと遠藤、新聞記者のくせに「不法銃器の所持」で シューティングを使います(爆)。 2階の探索をしながら、新手のゾンビが襲いかかって来る中、 なんとか可燃物のコンロ用ガスボンベ(調理室)や床用ワックス・モップ(倉庫)、 剣道用防具や棍になるポール(大ホール≒体育館)を発見し、なんとか武装します。 特に木刀を大ホールから見つけたのは大きな収穫で、持子が戦力になりました。 しかし・・・剣道用防具にモップにワックス、 COMPを抱える姿は間抜けだ・・・(^^;(そーちゃんの落書き) 完全武装したPC達、ゾンビを蹴散らしながら、 1階のダークゾーンの怪物に戦いを挑みます。 ファイアブレスを使う謎の「悪魔」を頑太郎が、ダークゾーンから階段へと おびき出し、持子と一緒に総攻撃します。 「悪魔」の正体は<妖獣>ヘルハウンド(Lv7)、強敵です。 悪魔の正体を識別したあとは、さやかも初期時仲魔の<地霊>ノッカー(Lv2)を 戦線投入しますが、あんまり役に立ちません(^^;。(そりゃそうだ)。 特技を惜しげもなく投入した持子と頑太郎のお陰で、 なんとかヘルハウンドは撃退。 しかし、やはりというか出口の自動ドアは開きません。 一行は事務室に入って手がかりを探しますが、 その時トイレから助け声が上がります! 「すわ、人間の生き残りか!?」 そう思うPC達の前には、ゾンビ4体にぼてくりまわされている、 <地霊>コボルド(Lv6)・・・。 おまえ!自分よりレベルの低い悪魔にいじめられてるなよ(^^;! このコボルド、なかなかイカした奴で、助けてやったことに恩を感じたか、 快く仲魔になってくれました。 サポート魔法を多く覚えている頼りになる犬助です(笑)。 コボルドからの情報で、エレベータを止めているのが <邪鬼>グレムリン(Lv4)であったことが分かったPC達、 グレムリンをやっつけて3階に上がります。 しかし、3階から隣の建物であるT区役所に行こうとしても シャッターが閉まっていて不可能。 ただ、この階では幸運にも<夜魔>キャク(Lv5)が仲魔になってくれ、 鍵のかかった区民センター長の部屋が怪しいことが分かります。 センター長の部屋に押し入ると、 狂ったように呆然とパソコンを叩き続けるセンター長、 そして・・・DDSがパソコンで動いています。 慌ててセンター長を突き飛ばし、DDSを止めようとしますが、 時すでに遅し、パソコンから冠を被った足の長い梟 <堕天使>ストラス(Lv11)が現れます。 奴は、PC達をも倒しマグネタイトを吸収して、センターの外へも 進出することを宣言して襲いかかってきます。 流石にレベルも2桁、ストラスには苦戦しますが、 それぞれの得意技、コボルドの呪文援護(笑)、 最後は命運を上手く使った持子の剛剣でストラス放逐に成功します。 ストラスを倒すことにより、センターの入り口は開き、 駆けつけた警察にPC達は保護されます。 ゾンビになったり、ゾンビに襲われて死んだはずの人達も、 なぜか復活(笑?)、原因不明の事故として事件は処理されます。 帰宅後、さやかのノートにはメールが3通届いていました。 1通はMPEC社の滑野(なめの)という人物から。 今回の事件がMPECの内部抗争であるらしいことと、解決の御礼、 礼金を全員に振り込むこと、故売屋を紹介してくれること、 全てを他言無用に願うことなどが書いてありました。 愚者に覚醒したとは言え、まだ普通の女子高生のさやか、 恐くなって他言無用は約束する返信を、滑野に返します。 2通目は「DDS-NET」という悪魔召喚師達のネットワークから、 新米召喚師誕生のお祝いメール。どこで知ったのでしょうか? 召喚師としての自覚も芽生え始めてきたさやか、 今後の事も考え、DDS-NETに参入します。 3通目は「テクノマンサー」と名乗る謎の人物から。 「COMPを返して、この事件は忘れろ」という脅迫のみ。 ・・・悪魔使いとしての宿命に目覚めてしまったさやかにそれは遅すぎます。 とは言え、脅迫は一介の女子高生にとっては恐ろしいので、 MPECからの礼金は、護身道具を揃えるのに費やされます。 後日、助かったはずのセンターの人々が次々と変死したという 奇怪な結果も出てきます・・・ 一体これからどうなるのでしょうか・・・ 1回目のシナリオは以上のような感じでした。 なかなか次回以降が期待できる感じじゃないですか。 ただの女子高生であったさやかが、悪魔との戦いの中で前世の能力を思い出し、 その戦いの中で何を成すべきか、召喚師としての自覚に目覚めていく・・・ そういった成長物語が出来れば・・・と思っています。 しかし女子高生の護身用装備が、悩んだ上で「棘の鞭」(爆)。 ・・・普段は鞄の中に、困りながら持ち歩いているんだろうなぁ(^^;。 GP(=世界の治安度)5になったとは言え、ちょっとヤバめかも(笑)。 TRPG日記メニューへ    endra@yahoo.co.jpメールBOX