今回の旅は、El Escorial。知る人ぞ知る、遠い戦国時代に
日本から少年使節団が遥か遠くのスペインへ旅した時に訪れた街。
歴史好き少年だった私は、遠い昔今より500年前に12−13歳の少年たちが、
船に乗って「南蛮の大王」ことフェリペ�U世に拝謁した話に夢膨らませてました。

その冒険を追い、車を少し走らせMadrid北西45キロEl Escorialの街に。

スペインの無敵艦隊時代に「南蛮の大王」ことフェリペ�U世が、
住まいの１つとした修道院かつ霊廟・王宮を兼ねたConventoで、
天正遣欧少年使節団が王に会い、3日間滞在したという。

私が訪れた夏は、気温こそ35度を記録するものの
山から吹き降ろす風は涼しく避暑地の心地。

景色も壮大ですっかり好きになってしまいました。

建物の壁、部屋の１つ１つが、感慨深かかったです。

どんな思いでこの建物を見たのか、どんな気持ちで1日を過ごしたのか、
私の想像は膨らむばかり。

彼らがここに至るまでの船旅は実に2年半。
心細さと小さいながら武士としての心根。
あっ晴れです。

みなさまもスペインお立寄りの際は是非足をのばしてみてください。