Mi  Diario (旅行記)
 Vol 3  ドンキホーテのMadrid篇 (2000.10/1)

今日は久しぶりにMadridに来ている。首都Madridだ!
Andaluciaの気候と人のあたたかさに慣れている自分に久しぶりの緊張感が走る。
近頃このMadridでは日本人観光客を狙った強盗事件が多発している。
首を締めて気絶している間にクレジットカード、パスポート、現金を奪うというやつで
ほとんど失敗がない為、強盗仲間の中でも有名で
雪だるま式に増加してるらしい。嫌な話だ。

Metro(地下鉄)Plaza de Espana駅を出て通りに出て、
先ずスペイン広場を訪ねて、師匠であるドンキホーテ殿に
「あなたを心から尊敬しています、夢を追いかけて
あなたの国に来ました」とご挨拶。

サンチョ・パンサにも一礼して朝食を食べにマヨール広場
に向かう。
Bar(スペイン風安食堂)に入って、
Madrid 名物Churros(スペイン風ドーナッツ)と
Cafe con Leche(カフェオレ)を注文した。
Churrosを日本でだけ食べたことある人の多くは
顔をしかめる。

「あの甘ったるいドーナッツか」
でも本場のChurrosは塩味、サクサクして
美味しいのです。
スペインたちは、この塩味Churrosに砂糖をたっぷりふりかけ、
これまた砂糖をたっぷり入れたCafe con Lecheに
浸して食べている。
(これは、甘〜い。)
目の前に出されたあつあつのChurrosを1つまみ、
「サクサクサク」
やっぱりそのままがいいな。
「美味しい、美味しい」

Cerveza(ビール)が欲しいな、まだ朝だ、やめておこう。
Cafe con Lecheを飲み干し、La cuenta(お勘定)。
さて、久しぶりの美術館巡り先ずは、
ゴヤを見にプラド美術館、
そしてゲルニカと
の再会を楽しみにソフィアへとまわった。

ソフィアで再会したゲルニカにはガッカリ。
多感な
20歳だった10年前プラドの別館で見
たゲルニカは、ピカソの天才たるゆえんを知り、
なぜか涙が止まらなかった。

うまく表現できないけど、心に響くなにかを感じ茫然
と立ちすくんでいた。

だが、今は絵の置いてある環境が大きく変わり、
以前の静寂さはなく、
多くの入場者のざわめき
とともに
鑑賞しなければいけなく、
集中力不足なのかなかなかピカソのメッセージが
伝わってこない。


若干のさみしさとともに、次なるお気に入りのArqueologico(考古学)美術館、
Decorativos(装飾)美術館へ陶器の鑑賞に出かけ
ることにした。

ここではいつもアラブとスペインの文化がうまく
融合して、
600年以上経っても輝きを失わない
陶器たちの色彩の鮮やかさに驚かされる、

お気に入りに魅了されるとついつい順路を戻って
また見に帰るのでなかなか出口にたどり着かない。

Morado(暗紫(ワイン))や、Azul(),Verde()
色合いは、
古さと新しさが共存してるみたいだ。

「いいやんMadrid!」
スペインの歴史をまた再認識できたし、ドンキホ
ーテにも会えた。

あとは、Moradoの赤ワインで高尚な空想でもしよ
うと
Arqueologico(考古学)美術館を後にし、
安くて美味しい
Bar探しに出かけた。

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