韓国のマンガ事情そのA 2004/8/7(土)

なんと二日連続のカキコです

今月はちょっと気合を入れようかと思いつつ、

またいつ挫折するか分からない、先行き不透明な毎日の石橋たたく。です。





結局フィルム出力のごたごたのおかげせいでソウルで延泊することとなった私。



いつものサウナで宿泊です。







サウナにはいろんな設備があることは以前にもお話しましたが、
その中に
マンガコーナーもあるわけで、

ついつい日本の右綴じマンガと左綴じマンガについて考察してみようかと物色してみました。


開業してからそこそこの歴史のありそうなこのサウナ、

そろえられた本も年季が入っています。





そこそこ名の知られていそうなものを無理矢理挙げてみると



スプリガン

BB

東京大学物語

忍空

ゴールデンボーイ


そのほか私もよく知らないいかにも古そうな少女漫画多数収蔵。

今現在韓国の書店では既に見かけないものばかりです
ある意味
レア物揃い。


――と、その中に



あだち充H2の横に見慣れぬタイトルのあだち充作品があります。

H2な








あだち充
H1



日本を離れたこの2年の間にあだち充ったらこんなタイトルの本を出してたのね




どれどれ、内容は....










へぇ、やっぱ
野球マンガなんだ。


















主人公は
双子の兄弟ねぇ


















隣の家には
幼馴染の女の子.....






















………( . . )ん?










「タッチ」じゃねぇか















断片的に数冊読んでみたところ、

この
H1なる野球マンガ、

弟のカっちゃんが死ぬところまでが
第一部
その後の兄の活躍-最終話までが
第二部





第三部が「ナイン」





第四部が「ああ、青春の甲子園」



















あだち充の野球マンガがH1という名のシリーズにまとめられています



しかも

部が続くごとに作品が古くなっていく






ちなみに水泳マンガの
「ラフ」
ボクシングマンガの
「カツ」
そのままのタイトルで単行本化されています






察するにあだち充の野球マンガとしてはH2が韓国で最初に紹介され、
その知名度ゆえにタッチがなんら関連のないH1というタイトルを頂くことになった模様






そういえば14年前はじめて韓国来た時に記念に買った
「ドラゴンボール」

サイズがA5(教科書サイズ)で表紙は別人が描いてましたね








韓国における日本のマンガ出版事情
背景を考察すると面白そうです。
















ちなみに
H2・H1は共に右綴じ
ラフは左綴じでした


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