演技力競うマルハギ大会

第八週の金曜日。
恒例のこれまでの学習の成果を発表する日である。
今学期はマルハギ大会なのだが、代表者がただ発表してそれを皆が聞くだけの大会なんて面白いわけがない。
上級クラスの発表なんて初級クラスの学生が聞いても聞き取れるわけがないのだし、退屈になること間違いなし。


■対策会議■


以前の大会で発表者が自己の苦労話を
泣きながら延々と喋りつづけると言う
ありがたくない事態まで起こったという。


――そこで
うりクラスは発表後、その内容を
演劇で実再現することとなった。

今日の授業

韓国語で演劇


お題は
눈 아가씨
(雪女:日本の昔話)
もちろんコメディー

語り部
(マルハギ代表者)

演劇
3つのシーンに分けて配役

■第一幕:遭遇■

爺さん・若者・雪女・木と小屋
■第二幕:結婚■

若者・旅の女(雪女)・女の父・神父
■第三幕:真実と別離■

夫(若者)・妻(雪女)・子供
何故私が全てのシーンに出演するのか
言及は避けたい(泣)

■練習■




これまでの授業で基礎はできている
(この際何の基礎かは気にしないこと)

■本番当日■




大うけ

大賞受賞しました(いいのか?)

他のクラスも趣向を凝らし、普通の発表をしたのは4人、残りはクラス総出で今学期を通しての語学力向上物語やニュース形式で抜き打ちインタビューとか。
こんなマルハギ大会なら毎年やってもいいかも。
■教訓 》
既にマルハギ大会と言うより演劇大会なのだが、その辺はまぁよしとしよう...

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