翻訳のお仕事

期末試験を捨てビザ変更申請をしたその日、久しぶりにカミさんとの週末を楽しめると思いきや、カミさん仕事の為に大田にとんぼ返りです。
カミさんの居ない実家に留まっていても仕方ないので私もソウルへ日帰り。
これはその翌日に起きた長ーい1日の序章である。


依頼人は彼女

私と同じ昨年春学期渡韓組なのだが
すでにワーホリに切り替えて
会社勤めをしている


性格については
3級の修了証を未だもらえない私に
翻訳の手伝いを頼む時点で
予想がつくと思う




やさしそうな笑顔で我らを迎え入れる社長
横浜市立大で日本語を勉強されたとか

訳す原本を見せてもらうと...

ソフトウェアの取扱説明書。数100ページ

IT用語に精通していないと
訳しようがない(泣)


例えば...

응용 프로그램(応用プログラム)
  ⇒アプリケーション
고유 일련번호(固有一連番号)
  ⇒CDキー
사설 IP주소(私設IP住所)
  ⇒プライベートIPアドレスetc...

こんな単語のオンパレード

素人のする
モンじゃ
ありません


これを翻訳ソフトと日本人留学生だけで
完成させようとは...



社長...

確信犯でしょ
上(社長)の画像にマウスを持っていこう



韓国語を読む上で一番困るのが外来語も全てハングル表記になっていることだろう。英語の発音を無理にハングルに当てはめているので呼んでもすぐ外来語だとはわからず一生懸命辞書で調べて時間を無駄にすることがよくある。日本語のカタカナにあたる表記方法があれば解りやすいのだが。

プロの翻訳なら
一枚あたり3万ウォン(3千円)が相場のこの仕事を語学院生に時給4000ウォン(400円)でやらせようなんざ正気の沙汰ではありません。
■教訓 》
それでもきっちり仕事をこなそうと頑張ってしまう勤勉日本人のサガ...。

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