●第1問
問1
いわゆる「光」のうち、ヒトの目に見える範囲のものを可視光線と呼ぶ。可視光線よりも波長の長いものが赤外線、短いものが紫外線である。紫外線より波長の短いX線やガンマ線などもある。
すべての物体は温度に応じた光(*1)を出している。高温の物体ほど波長の短い光を出し、人体や地球は赤外線、太陽は可視光線を出している。
→正解は5
問2
水星には大気はない。金星には二酸化炭素を主成分とする濃い大気(地表の気圧が90気圧)がある。二酸化炭素には温室効果があるため、金星の表面はものすごい高温になっている。火星には二酸化炭素を主成分とする薄い大気(地表の気圧が0.007気圧)がある。木星や土星の大気は主成分が水素(H2)である。
→正解は4
問3
問われているのは問題文の言葉に置き換えると「地球が受け取る太陽からの放射エネルギー」のことであろう。もっとも影響が大きいのは2の距離。太陽から届いた光のうち、反射してしまったものは受け取ったことにならないから、4の海洋の面積も関係あり。
1と3は…難しいな(^^)ゞ。重力が小さかったら大気が保持できず、蒸発して気体になった海水もそのまま散逸してしまうだろうから、海陸分布や雲(光をよく反射する)が変わってきて受け取るエネルギーに違いが出るかもしれない。地軸の傾きが大きいと夏冬の温度差が大きくなって、冬の地域に大量の氷ができて海水が少なくなるかもしれない。手元にIAの教科書がないのだけど、なにか出ているかもしれない。ある人は探してみてください。
→正解、ここでは一応1にしておきます。(新聞発表の正解は3)
(*1)正確には「電磁波」。電磁波のうち、ある程度波長の短いものは「光」と呼ばれ、長いものは「電波」と呼ばれる。
(*2)というか、太陽からそういう光が届くところで先祖代々暮らしてきたので、我々はそういう光が見えるように進化してきたのだろう。
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